こんばんは~
昨日は「スタシカ」更新日。
あらすじで~す
第17話
17. 竜の一族
白マントの集団は他の人達には見えないようで、スターワンに近づいてきても、ボディガードは止めようとしなかった。
驚いて一点を見つめたまま動かないソルを見て、メンバーたちもその集団に気づいた。
メンバーたちの前にきた白マントの5人。
1人がネックレスを一回転させると、空間を包むドームが出来上がった。
先頭の男がフードを上げると、光り輝く緑色の瞳と銀色の髪の毛が現れた。
「ドームの外へ出てはいけない。周囲の目を誤魔化すために」
「一体、あなたたちは何者なんですか?」
ふと見ると、バンのそばにいるDKマネージャーがソルにウインクをしている。
DKマネージャーには魔法が効いていないようだ。
「我々は竜の一族だ。竜の現身を待っている」
「あの、僕たちのこの力ってなんなんですか?あの時の男たちは?なんで、僕たちを襲ったんですか?」
いつも落ち着いているタホが前のめりに尋ねた。
魔法書の答えを彼らが知っているかもしれないと思って、早く聞かずにはいられないのだ。
「……長い話になるぞ」
銀髪の男が手を振ると、空間に巨大な地球が現れた。
しかし、その姿は黒い霧に覆われ、隙間から微かに青い海が見える。
男がもう一度手を動かすと、地球はバスケットボール程の大きさになり、メンバーの前に浮かんだ。
「この世界はもう取り返しがつかない程濁っており、寿命が近づいている。間もなくこの世の全てが混沌に包まれ、完全なる滅亡が訪れる」
「滅亡って…」
タホがつぶやくと、男は言葉を続けた。
「そう、死だ」
「みんな死んじゃうってこと?」
アビスが目を見開いて尋ねた。
「そうだ。しかし、一つだけ方法がある。魔法界の伝説に世界の終末の夜に竜神が現身…つまり姿を現すというものがある。悪を浄化し、この世の秩序を正すために。そして、地球は元の姿を取り戻す」
地球がドームの上にふわふわと浮き上がった。
「竜を現身させる為に、君たちの力が必要だ」
スターワンのメンバーは、あまりにも唐突な話に誰も反応出来ない。
「終末の夜、5人の少年たちが現れ、竜を助けて世界を救うという古い予言があり、君たちがその少年である可能性が高いのだ。まぁ、まだ検証は必要だがね」
男の言葉にユジンが反応した。
「その予言っていうのは危なくないんですよね。俺はメンバーが安全ならそれでいいんです。世界を救うだのスケールがでかいんですけど」
「嫌なら仕方ないが、竜神を助けなければ、全て滅亡する事になる。メンバーの死をのぞむのか?」
現実味のない話に、メンバーたちは漠然とした恐怖だけが先走っていた。
誰も選択した事のない運命に翻弄され、どんな道を選んでも正解がないように思えた。
「じゃあ、どうしたら自分たちの身を守れるんですか?」
アビスが尋ねた。
「我々の拠点であるドラゴンピークで魔法を鍛え、より強くなるのだ。竜の現身に力を貸し、世界を救うために」
ドラゴンピーク。
世界に点在するマジックアイランドの一つで、世界最高の魔法使いたちが修練する場所。
そんな場所で魔法が鍛えられるのは、確かに大きなチャンスだった。
ソルがみんなを見渡しながら話を切り出した。
「世界とまでいかなくも、自分たちの身を守る為に魔法を磨くのもいいんじゃないかな」
他のメンバーもソルの意見に同意し、ソルは男に向かって慎重に話し始めた。
「俺たちが世界を救うだなんて、未だに信じられないけど、まずは自分たちの身を守れるぐらいには強くなりたいんです。だから、俺たちに魔法の修練をさせて下さい」
ソルの言葉を聞いて、白マントの集団がメンバーたちに向かって頭を下げ始めた。
集団の中から、老人の声が聞こえた。
「星の少年たちよ。改めてご挨拶申し上げます。我々は”竜の一族”。竜の意思を継ぐ者たちです」
続けて、女性の声がした。
「あなた方をお支えする為に竜神から遣わされました。お会いできて光栄です。運命の少年たちよ」
ついにスターワンが「運命の少年」っぽくなってきました~
それにしても、今回も余計な表現が多いこと…
ソルが真剣に話してるのに、白マントの男がバカにしたような言い方したり、態度取ったり、なんか読んでてイラっとしたんで、そんなとこは無視しました~
だんだん、勝手に私のイメージであらすじ書いてるから、作者の意図から外れてるかも
私の覚え書きみたいなもんだし、ま、いっか~