こんばんは~キラキラ


5月9日にカムバ決定キラキラキラキラキラキラ

ついにロゴがUPされましたね~ラブ飛び出すハート

なんか、ちょっと怖い感じはてなマーク

トゲトゲしてるし…あせるあせる



今日から、CDの予約も始まるんですねチョキ

どんな感じなのかなぁ~ラブラブラブラブ

私にとっては初のトゥバくんたちのカムバなので、これから色々teaserがUPされるのが楽しみ~~ピンクハート照れピンクハート

頑張って、追って行こうと思いますOK



では、さっき更新された「スタシカ」ノベルのあらすじで~すチョキ


「スタシカ」ノベル 第14話

14. 不審な男たち


ソルが悪夢から目を覚ますと、見慣れたレッスン室が目に入った。

メンバーもみんな横になって眠っている。

死んだように身動きひとつしないユジンが気になり声をかけようとすると、パッと目を開いて飛び起きた。

「ユジンさん、どうしたの?」

「変な夢を見たんだ」

「もしかして、猫が出てきた?」

「う~ん、嫌な夢だった事しか…起きたら忘れちまった」

タホもビケンもアビスも目覚め、みな悪夢を見た気がするものの覚えてないという。

ソルは夢の内容を鮮明に覚えていたが、わざわざ不安を煽る事は無いと思い、黙っていることにした。


集中出来ないままレッスンが終わり、メンバーたちは寮に戻るバンに向かいながら、アイオンの為に退勤ブイログを撮っていた。

ソルはアイオンだけには、不安な姿を見せたくなかった。

ユジンもアイオンにカッコいい姿を見せたいと、ソルにカメラを持たせ、高くジャンプした。

「前より高く飛べるようになったね。月まで届きそうだったよ」

「そうか?そういえば今日は満月だな。アイオンのみなさん、月が綺麗ですよ」

ユジンがカメラを持ち、月を写した。

ソルも月を見上げると、月の手前に一本の赤い線が見え、その赤い線は波打ちながら、引き裂かれるように口を広げた。

そして、まるで別の空間から出てくるかのように、次々とマントの男たちが溢れ出てきた。


「みんな逃げろ!」

ソルが叫び、メンバーたちは急いで避難しようとするが、道は狭くて長い。

そのうえ、周辺には多くの通行人がいる。

混乱は避けられない為、ここで応戦するしかないとソルは逃げるのをやめ、ユジンと共に前に出た。

しかし、声をあげる間もない速さで、男たちが迫ってきた。

ソルは何とかかわし、以前練習した金色の火矢で応戦したが、相手の襟元に煤が残っただけで散らばってしまった。

「ユジンさんが前に出て!ソルさんはアシストして!」

タホの声に、ユジンが地面を蹴って、男に蹴りを入れた。

予想より強い力に男が重心を崩して倒れこんだ。


他の男と戦うユジンだが、肉弾戦は容易ではなく、ユジンの攻撃をかわした男は絵を描くように腕を振り始め、赤い呪符が空中に現れると、周囲のすべてのエネルギーが凝縮されていく。

それはだんだん赤い光の球になると、男はユジンの腹部に向かって放った。

「うっ…」

地面に倒れ込むユジン。

男はユジンの首を鷲掴みにし、片手で持ち上げた。

そして、倒れた時にできたユジンの腕の傷に、指を深く入れてえぐっていた。

「ユジンさん、離れて!」

ソルの叫び声と同時に、とてつもない速さで空中を横切った火矢が男を正面から射止めた。

男は腰を折って倒れ、ユジンも地面に倒れ込んだ。


「くっ!」

突然現れた男に、車のボンネットに叩きつけられたソル。

また、頭の中に彼らの声が聞こえた。

「甘く見ていたが手強いな」

「だが、所詮アイドルだ」

「それでも油断は禁物だ。なんせ運命の少年たちだからな」

「気絶させて連れていくか、それかこの場で処理するか」

運命の少年?処理?

分からない事ばかりだが、このままやられるわけにはいかない。

しかし、首を締められ意識が遠のくソル。


「ソルさん!! ビケンさん、あいつらを止めて!」

「僕に任せて!」

アビスの叫びに応えたのはタホだった。

タホはアスファルトの隙間から水を浮かび上がらせ、波を作り出すと男たちの動きを止めた。

ソルとユジンはその間に男の手から逃れたが、タホの魔法は一瞬で消え、男たちはまた赤い光の球体を作り出した。


ソルはボンネットに座ったまま、ぼんやりとその球体を見つめていた。

男が手を振り回すと先程より大きい球体になっていく。

あれを止める自信は無い…

ソルに向かって放たれた球体。

差し迫る危険に目をギュッと瞑った。


風を切る音の後に、衝撃音。

「ソル、大丈夫か?」

目の前にユジンが立ちはだかっている。

身を投げ出し、肩で球体を打ち返したせいで、ユジンの服はボロボロになっていた。

「ユジンさん?」

「俺が守るって言っただろ」

ユジンは転がった男の肩を蹴りあげた。



他のメンバーを見ると、タホは強大な力を使ったせいで座り込んで目を閉じ、ビケンとアビスは、そんなタホを守る為に数人の男たちに立ち向かっていた。

メンバーたちはみんな服がボロボロになり、立っているのもやっとのようだ。

このままでは、奴らの狙いどおり誘拐されてしまう…


彼らは一体何者なのか?

あの奇妙な格好はなんなのか?

何故俺たちを狙うのか?

どうすれば勝てるのか?

この状況にユジンがため息をついた時、どこからか、聞き慣れない声が聞こえてきた。



「俺が守るって言っただろ」

ユジン、カッコいい~~ラブ飛び出すハート飛び出すハート

それにしても、魔法アイドルとしての魔法能力が欲しかっただけなのに、いつの間にか戦士みたいになってるし…無気力