こんばんは~キラキラ


ブログ書いてる途中で、東北で大きな地震がありました。

大きな被害がありませんように。


昨日は「スタシカ」のノベル更新日チョキ

最近は、水曜日の休みはどこにも行かないので、毎週11時になったら読んでます照れ

「チャクホ」と「ダークムーン」に比べて、コメントが少ないのが若干気になるけど…あせる

まぁ、怪物と戦う熱血小説と、女子が出てくるキュンキュン小説に比べて、魔法アイドルのコンセプトの割には、ずっと悩んでるし、結構暗いからなぁねーねー



では、「スタシカ」ノベルの第10話で~す流れ星

10. 襲撃(2)


いきなり闇に包まれたスターワンのステージ。

悲鳴を上げながら、非常口から観客たちが避難し始めた。

混乱の中、どこから現れたのか10人の覆面の男たちがステージに上がってくると、5人がユジンを捕まえ連れて行こうとする。

「やめろ!」

ソルの叫び声に男たちがひるんだ隙に、ユジンは男を蹴り飛ばした。

ソルはすぐさま指先から炎を伸ばし、鎖のように男たちの首に巻き付けた。

しかし、安心したのもつかの間、首を炎に巻かれた男たちが、平然と2人に近づいてくる。

「それ以上近づいたら…殺す」

男たちはユジンの殺気などものともせず、少しづつ近づいてきた。


「うっ…!」

いきなり男たちが頭を押さえ、1歩づつ後ずさりし始めた。

「みんな!大丈夫か?」

DKマネージャーがステージに駆け上がってきた。

ソルはビケンとアビスを狙っている男たちの首にも炎の鎖を巻き付ける。

しかし、燃え盛る覆面を付けた男は肩を震わせ、空中に向かって腕を大きく振り回した。


見えない何かに引きずられるソル。

「ソル!」

ユジンが素早く駆け寄ってくる姿が目に入った。

必死に抵抗するソルの頭の中で、唸るような話し声が聞こえてきた。

まるでテレパシーのように…

「兄貴、せめて1人だけでも連れて行きましょう」

「そうだな。もう少し引き込んだら気絶させろ」

ソルが激しく抵抗し、男を蹴りあげようとした時、いきなり男がソルの上に倒れ込んだ。

ソルが周囲を見渡すと、DKマネージャーから陽炎のような触手が伸びており、捕まえた男をステージの下に叩きつけた。

メンバーたちには触手が見えていないようだ。

「クソッ…」

男たちは一瞬で跡形もなく消えていった…


後にはメンバーとマネージャー、そして全てを記録しているはずのカメラだけ。

ステージを降りると、ソルは足の力が抜け、目の前が真っ暗になった。

「ソル、しっかりしろ!」


ゆっくりと目を開けると、見慣れない景色。

点滴に繋がれ、ベッドに寝ているソル。

頭は少しハッキリしないが、大きな怪我はしていないようだ。

「気がついたか?」

病室のドアが空き、聞きなれたユジンの声がした。

「復活したよ」

「何が復活だ」

妙な沈黙が流れ、倒れる前に見たユジンの険しい顔を思い出し、ソルは尋ねた。

「ユジンさん、どうしたの?」

「いや、ただ…ガッカリしてさ」

「なんで?」

「俺、魔法を使えるようになったら、何でもできると思ってた。でもお前が連れて行かれそうになるのを見ていることしかできなくて…これじゃ、魔法を使えない時と変わんねぇじゃん」

「ユジンさん!」

いつも毅然とした態度でメンバーを守ってきたユジン。

そんな彼がこんなにも動揺している。

「どんな手を使ってでも、強くなりたい」

何故かソルは、しばらく忘れていた悪夢を思い出していた。

黒い塊が襲いかかるように近づいてくる…

「大丈夫。俺が、何とか、するから…」

ユジンは大きな手でソルの頭を押さえると、笑顔を作って言った。

「何言ってんだ。一緒に乗り越えないとだろ。ま、でも頼もしいな」

ユジンの言葉に軽く笑ったソル。

窓の外の青空を見ていると、少し緊張がほぐれる気がした。



あの…今週はタホ@テヒョンの写真が載ってたのに、どこにもタホの名前出なかったんですけど~無気力
一緒のステージに立ってたのに何故はてなマーク
いつも思うけど、ほんま校閲どうなってんねんブーブー