今回は、願書提出に必要なエッセイを書く上で大活躍をしたGrammarlyについてご説明したいと思います。

 

 

【Grammarly】

 

皆さん、Grammarlyって聞いたことありますか?アメリカの学校に通っている生徒さんやご父兄の方は既によくご存知だと思いますが、要は英語の文章を書く上で、スペルミスや文法ミス、句読点などを正しく直すアシストをしてくれる、とっても賢いAIソフトのことです。家の子供たちも小学校高学年くらいから学校で使い始めて、今は学校に提出するエッセイや課題など、英語の文章を書く時には必ず使われている有能なソフトみたいです。

 

これは昨年の事ですが、子供が大学に提出するエッセイに悪戦苦闘している中、頻繁にこのGrammarlyを使っているのが目に入りました。しばらく作業の様子を遠目から見ていると、スペルミスや文法のミスだけでなく、同じ単語が繰り返し使われていたり、同じような表現が繰り返し使われている場合なども瞬時に検出して、別の単語や言い回しを提案されていました。Grammarly、一言で言ってかなりの優れものです!

 

また、このGrammarlyには無料版と有料版があって、家の上の子供は、英語の課題でエッセイを書く機会が多くなったのをきっかけに、Plagiarism detection(盗用検出)の機能が欲しいとのことで、高校の間はずっと有料版(Premium)を使用していました。まだ使った事のない生徒さんはまずは無料版からお試しで是非使ってみてください。

 

 

【有料版と無料版は何が違うの?】

 

有料版と無料版で何が違うのかというと、有料版を使うと盗用検出と言って、別のウェブサイトに掲載されている内容をコピー・ペーストしたかどうか、などを瞬時に検出する機能がついているのだそうです。盗用は英語では Plagiarism と呼ばれていて、かなりの罪に問われるらしい。

 

家の子供たちは小学校高学年くらいの時にコンピュータリテラシーのクラスを受けて、講師からPlagiarismが立派な犯罪であること、何故コピーしてきたものを利用してはいけないのかなどの説明を受けました。今やネットで色々な情報が簡単に手に入ってしまう時代ですが、他人の文章をそのままコピーして使うのはNGなので絶対にやめましょう。

 

家の上の子供はこのGrammarlyの機能をかなり使いこなしているっぽいです。今回のエッセイを書いている最中にも、私が「へー、すごいね。盗用検出なんて機能もあるんだねー。」って感心していたら、「ママ、そんな事も知らないの?この盗用検出機能が使いたくてわざわざ有料にしているんだよー。」って得意げに話していました。ちなみに、そのソフトのお金払ってるのは私(母)なんですけどね〜。

 

まだGrammarlyを使った事のない受験生の皆さん、まずは無料版から是非使ってみて下さい。

 

        Grammarly

 

 

【Grammarlyで使える主な機能】

  • スペルミスのチェック
  • 文法のチェック
  • 句読点の位置のチェック
  • 単語の複数形のチェック
  • スペースが余分に入っていないかのチェック
  • 同じ単語や表現が連続で使われているかのチェック
  • 不必要な単語や表現が使われているかのチェック
  • Plagiarism(盗用)の検索機能 → Premium
  • 引用に関するチェック → Premium
  • 冠詞などの間違いチェック
  • 英語の文章や単語が自然に感じに仕上がるように別の選択肢を提案 → Premium
  • 表現に富んだ単語や文章に仕上がるように別の選択肢を提案 → Premium

 

 

【Grammarlyのプラン】

  • Free(無料)
  • Premium($12/月) ← 学生にお勧め
  • Business ($15/月)

 

 

<大学受験を終えた感想>

 

我家の受験生は、アメリカと日本の大学両方含めて全部で7校に出願しました。これは出願が全部終わった後でママ友に聞いた話ですが、周りの高校生たちはちょっと難しい大学、合格圏内の大学、滑り止めの大学を含め最低でも10校は受けていたらしいです。💦  もう遅いけど、 後で子供に「もっと他の大学も受けたかった?」と聞いてみたところ、「いや、受かっても行きたくないところを受ける意味がないからいい。」とのこと。まあ、そう言われてみればそうなんですけどねー。考えてなさそうで、実はそういうこともちゃんと考えてたんだなぁ〜ってちょっと意外でした。でも全部受からなかった時の事も考えて(そうならない事を祈ってるけど)、2次募集のある大学の日程もちょっと確認しておこうかなぁ。

 

今回子供が受験した大学は、日本のセンター試験などはなく、アメリカ国内外共に全て書類選考のみでした。カリフォルニア州内の大学ではCOVID-19の影響でSATのスコアが必須では無くなったことから、GPAの重要性、APクラスの有無、Collegeクラスの受講歴などに重点が置かれるようになりました。我子はGPAよりもSATのスコアを上げる方に重点を置いて勉強を続けてきたので、正直これは大きな痛手となりました。4年生になってからGPAを急激に上げる事は不可能で、何よりも1年生、2年生からコツコツ成績を維持する事が重要なのだと終わって初めて実感した次第です。遅っ!

 

このコロナ禍で受験生は学力もメンタルもずっと維持していくのは本当に難しかったと思います。おまけに今はオミクロン株が世界中で大流行して、まだまだ終わりが見えてこない状況。そんな中でも受験はいつかは終わりが来ますので、それぞれの志望校を目指して最後まで諦めずに頑張って下さい!

 

我が家の受験生は、これから2月、3月には出願した大学の合否が発表されますが、せめて1校だけでもどこか受かっていますように〜と願うばかりです。🙏 これから受験を控えている皆さんもどうぞ体調に注意しながら全力で頑張って下さいね!