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映画には本編や劇場公開では削除又は採用されなかったシーンたちが山程ある。
そんな不遇な彼らに日の目を見てもらう意味でも、筆者が勝手に選んだ3つをこのブログで紹介させていただく。
(この誰も見てないブログで取り上げても意味ないだろってツッコミはお兄さん許して‼︎)

1、the raid 2「ギャングの抗争シーン」

ナイフと素手を織り交ぜた激しい肉弾戦で有名な the raid の続編である the raid 2 におけるシーン。
東南アジアの伝統的な武術であるシラットの認知度の向上に貢献した映画でもある。
ちなみに邦題は、the raid GOKUDO である。
監督が日本映画好きだからなのか、キャストに遠藤憲一さん・北村一輝さん・松田龍平さんが現地日本人ヤクザ役として出演してるからなのかは分からないが、シンプルに極道は笑ってしまった。

このシーンはレザージャケットを見に纏ったギャングと、地元の半グレ集団のようなギャングのグループ同士が壮絶な撃ち合いをするシーンである。
このシーンが何故撮られてどのような意図でお蔵入りになったのか推測すると「ジャカルタの治安の悪さを表現するために撮られたが、映画本編のストーリーにはさほど絡まなかったため」と予想される(あくまで個人の意見)。
飛び交う銃弾、血飛沫、ギャングたちの阿鼻叫喚、、、削除するにはあまりにもったいない程の完成度である。
また、このシーンには本編に出演している主要キャストや脇役などが映っておらず、エキストラの方々のみで構成されている。
つまり「本編でさほど注目されないエキストラの人々が、映像通り撃たれて血を流しながら撮影に挑んだシーン」、自分たちをアピールする非常に貴重な機会を得たシーンなのだ。
これが劇場でカットされたことはあまりにも歯痒い気持ちになる。
抗争シーンでの彼らの散り様を是非観てもらいたい。

2、オールドボーイ 2013 「バットぶん回しシーン」

韓国オリジナルのオールドボーイがハリウッドでリメイクされた作品。
劇場でカットされたシーンはこの動画の1:59〜3:23の部分。
劇場では、バットで敵を殴り倒す→カメラのカットが入り背中をナイフで刺される、という流れだったがその合間に、敵の集団にボコボコにされる→バットをぶん回して叩きのめし返す、という流れが実はあったのだ。
何故このシーンがカットされたのかを予想すると「戦闘シーンが長くて観客が観ていてダレるから」という理由だと思われる。
しかし、俯瞰視点で撮られたこのシーンは野球バットで気持ちよく敵をなぎ倒す爽快感がある。
さらに主人公が階段を降りる前に主演であるジョシュ・ブローリンさんが、身体を激しく動かし続ける長回しの戦闘シーンのためか、実際に嘔吐してしまっている。
さらに途中のシーンを中抜きする形でカットしてしまったため、長回しで撮影した意味が完全になくなってしまっている。
こんな追い込みをかけて撮影したシーンをカットするなんて、、、スパイク・リー監督どうしてだよ、、、

3、シャドーオブナイト「武器調達シーン」

カットされたシーンは、ジュリー・エステルさん演じる謎の殺し屋が敵戦の前に武器を調達するシーンである。
このシーンがカットされた理由は「キャラクター深掘りのさじ加減に対する考慮」だと予想する。
この殺し屋は本編において謎の多いキャラとして扱われており、映画内においてもはっきりと解説されずに退場する。
そのためこの意味ありげなシーンを入れてしまうと、かえって中途半端にキャラを描いてしまうことになる。
謎なら謎、キャラの過去や正体を描くならきちんと描ききる。
この映画においては、尺の都合か、はたまたストーリーとの関係性を考慮したからなのかは不明だが、あまり物語の焦点に当てるキャラではないという作り手の判断から、カットされたと思われる。
こんなふうに偉そうに言っときながら、ジュリーエステルさんめちゃくちゃ綺麗だし、普段表向きは普通の店を装いながらも実は闇稼業人の店で、カウンター内が反転して武器が出てくる仕掛けも最高だし、オーナー役の人がVHS ネクストレベルのSAFE HAVENで狂った教祖役で出てたEpy Kusnandarさん(読み方分かりませんEpyさんごめんなさい🙇‍♂️)だったり、もう好きな要素しかなくて、なんでカットしたんだよコンチクショーって感じだよー。残念。。。




以上です。
今回はカットされた映画のシーンについて書きましたが、僕は映画に無駄なシーンなんてひとつもないと思います。
カットされた理由は様々だと思いますが、例え本編で使用されなくても撮影されて映像として形になったものは、監督・脚本家・出演者・カメラマン・音声さんなど、大勢の方々の思いや考え、苦労や労力が詰まっていると思います。
みなさんもレンタルした作品に未公開シーン集がボーナスとして入っていたら観ることをオススメします(出来ればインタビューも!笑)。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それじゃ、またのー👋