新型コロナ感染症の増加に歯止めがかかりません。二回目の緊急事態宣言が解除された直後からすぐに感染が拡大しはじめ、4月25日には関西・関東四都府県に発令されました。東海三県もやばいほどに拡大しておりましたが、とうとう愛知県に三回目の緊急事態宣言、岐阜・三重県にはまん坊(まん延防止等重点措置)が発令されました。最近では神奈川県より愛知県の方が一日の感染者が多いんだから当然ですが、正直またかという感想です。もっと他の対応はできないものかとも思いますが、感染しやすくなり(イギリス変異株)強毒化(インド変異種)しているので、もはや自分をなんとか守らなければ仕方がない状況になりました。みなさんご存知の方も多いと思いますが、今や中国や韓国よりも感染者数も死亡者数も多くなっております。感染者数(日:約63万5千人、中:約9万人、韓:約12万7千人) 死亡者数(日:約1万1千人、中:約4千百人、韓:約1万8百人) なんかこれはもう二度目の敗戦に近い惨状です。

 

 

いきなり三個の乾パンの画像を載せましたが、これはガダルカナル戦で川口支隊員(福岡第124連隊)へお正月用として配給されたものです。通常の食料配給とは別ではなく、二週間くらいまったく配給がなく当面の配給だったと思います。(参考文献『最悪の戦場に奇跡はなかった。』著、高崎伝) 金平糖があったかはしっかり記憶がないのですが、旧軍の乾パンには一袋につき10粒くらい入っていたので、誰かには配給されたはずです。著者はすぐ食べず、乾パンの穴に糸を通しぶらさげてしばらく眺めていたと記述してありました。

ガダルカナル戦については、くわしくない方はウキペディアなどで調べてください。なんでこんなことになったかというと三度にわたる輸送船団をことごとく撃沈されてしまい、速度の速い駆逐艦や隠密行動できる潜水艦などで細々としか物資を運ぶことができなかったことが原因なのですが、別の要因もあったのです。ガダルカナル島は絶海の孤島ですが、大きさは愛知県くらいの面積があります。平地は飛行場のあった北側の一部以外は海岸沿いくらいしかありません。海岸に揚陸された物資を前線へ運ぶための道路も車両もなかったので、担送(兵士が背負って運ぶ)しか方法がなくジャングルを20㌔くらい比較的元気な兵士が運ぶのだそうです。米軍は建設機械を使って道路を建設し、車両を使って物資の搬送をできるようにしています。一方日本軍は途中で力尽きたり、襲われたりしてせっかく運ぼうとした物資も前線には半数も届かないという状態でした。海軍は『定量の半分はなんとか輸送した。』と云ったそうですが、どこかの現状に似ていませんか!?

きびしいロックダウンなどできないわが国では、ワクチン接種の普及を図り集団免疫を得るのが新型コロナ過を終わらせる最善の手段でしょうが、OECD加盟国中で最下位のワクチン接種率で、0.97%しか終わっていません。政府は九月中に国内全員分の確保の見通しであり、首相は七月までに65歳以上の接種を完了するという目標を発表しました。一日100万回接種を目指すとも云っておりますが、はたしてこれは可能でしょうか!? 最近の状況は一日15万~20万回くらいの接種です。インフルエンザのワクチン接種はピーク時で一日50~60万回だそうですが、現実的にはこのくらいが妥当な数値でしょうね。一か月25日稼働で1500万回として医療従事者と3600万人の老年者を打ち終わるのが9月くらいかな!? 7月までに終わらせためには一か月2500回くらいだからここから一日100万回という数字が出たのでしょう。仮に8月までに4000万人終わらせて残りの16~64歳の方は約8000万人(1億6000回)として月に2000万回接種できてもも早くて年度末から遅いと来年5月までかかりそうだな。一応これは接種しない方も考慮しておりますが、それにしてもまだまだ長い道のりです。全国民に対してのワクチン接種なんて供給はもちろんのこと、膨大な医療・行政リソースを消費するでしょう。私の試算も当たらずとも遠からずだと思っております。首相や担当大臣はざっとの計算もできないのではないかと心配になります。安○が根性論を持ち出して批判をあびたそうですが、そんなものでどうにかなるレベルのことではありません。ほんとあほらしい!!

ちょっと熱くなって前振りが長くなりました。フランス軍ラシオン(戦闘糧食) №5 (Beef Tortellini)のリポートもこれで最後になりました。ヨーロッパなんかの24時間タイプのレーション(戦闘糧食)はとにかく品数が多いんです。
 

 

MONT BLANCと記されたチョコレートペーストです。どうも缶タイプのパテは、魚肉のものとチーズ・チョコレートなど2缶入っているようです。

 

 

開け方はプルトップになっているので簡単で、CHOCOLATと印刷してあります。

 

 

裏側に賞味期限が書いてあり、2021年4月21日と表記してあります。内容量は125gなのでたっぷり塗っても大丈夫かな!?

 

 

開けてみるとこんな感じです。とろとろのチョコレートペーストで、国産のものよりはるかにやわらかくて冷蔵庫に保管してもやわらかいままなので非常に塗りやすいです。

 

 

ビスケットを全部食べてしまった後なので、乾パンにつけて食べました。国産のものよりも少しビターですが、もちろん甘みもあっておいしかったです。ちなみに自分はチョコレート絶ちしていますが、ペーストは別枠扱いにしています。

 

 

最後のおやつ類です。BARRE ENERGIEと表記してあるのでエナジーバーで、見えにくいですがCAFEという文字とコーヒー豆と走る人の図柄が印刷してあります。コーヒー味で間違いないでしょう。内容量は20gです。

 

 

賞味期限は2021年4月12日になっています。

 

 

開封するとこんな感じです。堅そうにも見えますが、スニッカーズなんかよりははるかに柔らかく穀物なんかも入っています。味はまぎれもなくコーヒー味で想像通りでした。ほんのり甘みもありおいしくいただきました。子どものころ、コーヒー豆の形をしたコーヒービートというチョコレートが好きでしたが、なんかあれを思い出す味で懐かしかったです。

 

 

飲み物はティーバッグが残っています。赤いのは紅茶でしたが、これは違うみたいで翻訳したらミントグリーンだそうで、ハーヴティーなのかな!?

 

 

色は紅茶にしては薄くて、日本のほうじ茶みたいな色です。味はまさにミント味だけど複雑な味のハーヴティーでした。1杯目より2杯目3杯目のほうがおいしく感じました。どこまで出るかなと思ったら6~7杯くらい飲めました。これはもし売っていたら買いたいレベルです。国産で似たような商品を探そうかな!?

最後にやはりフランス軍の24時間タイプのレーションは、品数も多くドリンク類や間食も充実していて楽しめました。味に関してはお国柄や好みもあるので絶賛は難しいですが、慣れるともっとおいしく食べられるでしょう。それに比べて自衛隊の戦闘糧食は、乾パン食以外はパック飯とレトルトのおかずだけなんです。湯煎できない環境やヒーターがなかったらパック飯は食べられません。戦場では浄水剤とかも必要だろうし、こういったことやドリンクも間食の一つもないのはもはや欠陥と云っていいレベルだと思います。こういったものは災害時や戦場では一般人にも配られるものです。幼児や子供、女性もいるだろうし、絶対ドリンクと間食類はあるべきです。長い時間が立てば士気や継戦能力にも差が出ると思う。自衛隊は軍隊じゃないから戦争することを考慮していないためなんだろうが、はたしてずっとこのままでいいのか疑問です。新型コロナ対応などの危機管理のだめさにも通じる問題じゃないかな!?
 

 

 

うちの仔たちは元気にしています。少し勘違いをしているようですが、意味不明なまん坊なのだからこんなもんでしょ。