十月も半分過ぎ、やっと長雨も収まり秋らしくなってきましたが、みなさんはどうお過ごしでしょうか? 
十月初めは、ネルソンのてんかん発作の頻発事件があり、あわただしい日々を過ごしておりましたが、最近やっと落ち着いて趣味や探し物兼大掃除ができるようになりました。 私のブログは最近すっかりにゃんこブログになっておりますが、もともとは趣味と自然を紹介するために始めました。 ただ顧みますと書庫をつくりながら、ほとんど内容の無い項目があります。 主に趣味やコレクションですが、話題が無いわけではないので、今後ちょっと強化していきたいと思います。

今回は紹介するのは初めてになりますが、機械式腕時計の話題です。 若いころから機械式(手巻き・自動巻)の腕時計が好きで、今も機械式を愛用しておりますが、愛用してきたクロノグラフ(ストップウオッチ内臓)がベルトのトラブルで使えなくなっていました。 最近トラブルが解決して現役復帰しましたので掲載することにいたしました。

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TUTIMA(チュチマ)社のミリタリークロノグラフです。 TUTIMA(チュチマ)社はドイツの精密時計メーカーで1845年創業の老舗です。 戦前から軍用時計をドイツ軍の依頼により製作しておりフリーガー・クロノグラフ、グラスヒュッテなどが有名でした。 TUTIMAとはラテン語で"精密"を意味するTUTUSに由来するそうで、自社の名前に『精密』なんてつけるとは、ドイツ人の自信と傲慢さを感じさせます。 現在の主力商品がこのミリタリークロノグラフです。 ドイツ空軍やNATOの公認ミリタリークロノグラフになっており、パイロット用に開発されたようです。 ただ我が国ではあまり知られていないので、知る人ぞ知るメーカーです。 私もよく知らなかったのですが、後から思えばびっくりするほど安価で入手いたしました。 要するに人気が無かったんですね。 

でも精度・機能に関してはオメガ、ブライトリングなどより確実に良く、一ランク上のROLEXやIWC、ZENITHに匹敵します。 オメガスピードマスターの手巻きは持っていますが、あれは一日一分ぐらい狂います。 でもこれが機械式クロノグラフでは普通なので、いかに機械式クロノグラフ精度を出すのが難しいかですね。
しっかり計ったことはないのですが、1週間や10日ぐらいは狂いを気にしなくてすむレベルです。

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裏蓋に100m防水、W-GERMANYと記されています。 リューズはROLEXのようにねじ込み式になっています。 W-GERMANYは西ドイツのことなので1990年以前に製作されたようです。

この時計はクロノグラフなのですが、普通とは作動方式、小ダイヤルに違いが見られます。 上の画像はクロノグラフを作動させて3分5秒で止めた状態です。 オレンジ色の針がクロノ秒針で、矢印になっているのが積算60分針です。 クロノ分針は小ダイヤルになっていることが多いので、この形式は珍しいです。 小ダイヤルの上はGMT針(24時間表示)でこれも珍しい。 左の小ダイヤルは通常の秒針、下が積算12時間針です。 右のカレンダーは日にちと曜日になっています。 曜日はドイツ語表記です。 初めてこの時計の作動方式と配置を見た時は、他社のクロノグラフとずいぶん違うのでとても違和感を感じたものです。 

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ケースと金属バンドが鈍い銀色なのは、チタンコートされているからです。 光って視認されにくくするためらしいです。 私の時計はもともと金属バンドの調子が悪かったのですが、ある日腕にはめているときに、外れてはいけない所が外れてしまい使用不能になりました。 『まあ適当なベルトに付け替えるか。』と気楽に思ったのですが、これが大変な苦労だったのです。・・・・その弐に続く!!