Film "The Body" (1971) 112min
この映画は、人体の構造や各器官の機能などを描きながら、人間の生活と自然の風景の組み合わせで生命の神秘を訴えているという感じの、ドキュメンタリー風の作品です。
監督: ロイ・バタースビー
ナレーター: ヴァネッサ・レッドグレイヴ / フランク・フィンレイ
音楽: ロン・ギーシン / ロジャー・ウォーターズ
冒頭近辺
Roger Waters - Sea Shell and Stone
http://youtu.be/uKiEfSSp8C4 (06:41)
真ん中あたり?
The Body. Roger Waters Ron Geesin (Rare)
http://youtu.be/0rM5EV5DI-8 (04:40)
ラスト近辺
Roger Waters - Give Birth to a Smile
http://youtu.be/LDfM491qKQM (02:25)
いつかはDVDになってほしい作品なのですが、PAL方式でビデオが発売されただけで現在は入手不可能、映像全体を見ることはできそうにありません。
『The Body』は日本でも公開された作品ですが、わたしは見ることができませんでした(1971年1月15日公開、大映第一フィルム配給。参照資料:映画.com http://eiga.com/movie/65200/ )。
2004年かその翌年に、いまはないファンサイトからダウンロードして見たことがあるのですが、そのファイルはなくなってしまいました。8月26日の記事「ブートレグで発見、タンジェリン・ドリームがカバーしたピンク・フロイドの曲」にも書きましたが、保管場所だった外付けHDが読み取れなくなってしまったのです。
いま覚えている『The Body』の内容は断片的なのですが、主人公の決まっているストーリーではないので、長いPVみたいな感じだったのかも……。
色々な年代の裸の人たちの行列とか街の人混みとかの、たくさんの人間の群れと自然の風景や建物などが象徴的に混じってくる作り方からは、フィリップ。グラスが音楽を担当した『コヤニスカッツィ』(1983)の映像を連想したものでした。
サウンドトラック盤としてリリースされたLPは、CDにもなっていますから、ピンク・フロイドのロジャーのソロアルバムとして聴いた方も多いのではないかと思います。
『Atom Heart Mother』には表題曲でロン・ギーシンも参加しているので、このアルバムの姉妹盤みたいな感じで聴いていました。
歌詞のある曲(ロジャーが歌う曲)は少ないですが、「If」みたいなフォークソング風味がいい感じです。
映画でも終わりのほうで流れるラストの曲「Give Birth To A Smile」では、フロイド全員が参加しています。
"Music from The Body" (1970)
Roger Waters / Ron Geesin
1 Our Song (1:28)
2 Sea Shell And Stone (2:14) .......Roger Waters
3 Red Stuff Writhe (1:15)
4 A Gentle Breeze Blew Through Life (1:15)
5 Lick Your Partners (0:35)
6 Bridge Passage For Three Plastic Teeth (0:34)
7 Chain Of Life (4:05) .......Roger Waters
8 The Womb Bit (2:07)
9 Embryo Thought (0:34)
10 March Past Of The Embryos (1:08)
11 More Than Seven Dwarfs In Penis-Land (2:06)
12 Dance Of The Red Corpuscles (2:01)
13 Body Transport (3:14)
14 Hand Dance - Full Evening Dress (1:05)
15 Breathe (2:49) .......Waters
16 Old Folks Ascension (3:46)
17 Bed-Time-Dream-Clime (2:03)
18 Piddle In Perspex (0:57)
19 Embryonic Womb-Walk (1:19)
20 Mrs. Throat Goes Walking (2:09)
21 Sea Shell And Soft Stone (1:56)
22 Give Birth To A Smile (2:48) ....... Roger Waters, David Gilmour, Nick Mason, Richard Wright
収録曲の15番目(LPならB面3曲目)、「Breathe」は、『The Dark Side Of The Moon』の2曲目と同じタイトルですけど、まったく別の曲です。
これついては、ザ掲示板のスレッド「ピンク・フロイドについて語り合おう」で、ほんの少しですけど解説されていますので、そこからのログを引用します。
「ピンク・フロイドについて語り合おう」では、"フロイドの曲の中には、スタジオアルバムとしてリリースされる前に、曲のタイトルが何度か変わったものがある" ということを語り合っているときでした。
「ロジャー ウォータース派」のスレッドには登場しないのですが、記事のテーマとしては9月6日の「いつかは見たい映像その1 "Ca Ira/サ・イラ"」と同類のロジャー関連の映像作品なので、ここに置くことにしました。
[221] はるか 2004/06/04 09:24
「ユージン」「エコーズ」の他の曲にも別タイトルがあるのかなとか思って調べてみようかなとか思ったのですが、多すぎてザセツしました(笑)
みなさま、過去ログも含めて >>218 白蛇さんのご紹介を覚えておきましょうねっっ♪
「ユージン、斧に気をつけろ」は、シングル(1968.12月)『Ummagumma』 (1969.4月末 - 5月のライブ)に、このタイトルで収録された後でも、別のタイトルで出ているのですよね。
『The Massed Gadgets of Auximines』『The Man & The Journey』(1969オランダなどのツアー)では、"Beset by Creatures of the Deep" >>116
それと、サントラ『Zabriskie Point / 砂丘』(1970)での改作バージョン "Come in Number 51, Your Time Is Up / 51号の幻想"。
(中略)
フロイドの場合、白蛇さんもおっしゃるように、曲のタイトルにはあまり興味がなかったのかも…(^_^;)
あるいは、タイトルに興味があったからこそ、改作バージョンとか完成バージョンとかで使い分けたとも言えますけどね(出版業界だったら編集者泣かせだろうなぁ…あ、でも小説などの世界ではブートレグみたいなのは出ないからはんぱな勘違いもないですね(笑))。
話がそれちゃうかもしれませんが、70年代中頃までのフロイドは、新曲はライブでお披露目してからアルバムで公表というパターンが目立ちますから、それだけライブを重要視していた、ということでもあるのでしょうね。
[222] 白蛇 2004/06/04 13:32
>>221
とても凝ったジャケット・デザインと“Shine On You Crazy Diamond”“Gotta Be Crazy”“Raving And Drooling”の新曲3曲が含まれていたことから、
『DARK SIDE OF THE MOON』 の次作を熱望されていた時期に、タイミングよく出回った『BRITISH WINTER TOUR '74』 というブートが、
ファンの間で“待望の新作”と受け止められ、バカ売れしてしまいました。
それ以来、フロイドはアルバム発売前の新作をライヴで披露することはなくなりました。
フロイドの曲のタイトル改変はほんとに日常茶飯事だったようで、ひどい時にはコンサートのたびに 曲名が変わるなんてこともあったようです。(その時の気分で変えていた?)
『狂気』の楽曲はアルバムのレコーディング前の1972年初めから「A PIECE FOR ASSORTED LUNATICS (各種狂人のための作品)」というタイトルでライヴ演奏されていました。
このアルバムの“Breathe In The Air”という曲も、リマスター盤CDでは単に“Breathe”となって います。
ロジャーの『ボディー/MUSIC FROM THE BODY』に同名のタイトルがあるので、それと区別するため、あえて長いタイトルにしたのかもしれません。
なお、両曲の1行目の歌詞は全く同じ です。
他にも、
“The Great Gig In The Sky”→“The Mortality Sequence”
“Us And Them” →“The Violent Sequence”
また、正式なタイトルではありませんが、“Comfortably Numb”をデイヴはしばしば“Come On Big Bum”と呼んでいたそうです。(早口で言うと、“Comfortably Numb”と聞こえる……?)
はるかさんが書いているとおり、これはほんの一部です。挫折するのも無理はありませんね。
……いまのところ、ブートレグでもまだみつかっていない、映画の『The Body』。わたしの探し方がよくないのかもしれませんが……ブート方面はあまり詳しくないですから。
80年代にビデオが発売されただけ、という点では、バーベッド・シュローダー監督の映画『La Vallée』(1972)も、長い間そうでした。
今世紀に入ってからのDVD化も当初はPALだけで、オリジナルがフランス語ですから、英語の字幕があってもストーリーの細かいところはわかりませんでした。2007年に日本で劇場公開されて、このときようやく日本語字幕で見ることができたのです。
『The Body』、いつかはDVDになってくれるのでしょうか。
