またもや、歴史の話。
でも、はまってるので許して頂きたい。
タイトル通り
木曾義仲
さんです。好きです。
この方は平安後期の源平の時代にいた源氏の武将です。
木曾育ちのため、木曾の義仲さんというわけです。
源氏というと、頼朝さんとか義経さんとかの方が有名どころでしょうかね。
世間的には三番手的な義仲さんはお二人のいとこにあたるんですが、
まあ、最期、頼朝さんの指示で義経さんに討たれてしまいます。
源氏は身内同士の争い事が多い~よな~。
今の感覚ではなかなか言えないところがあるんですけどね。
義仲さんのお父様も頼朝さんの兄ちゃんにやられてるから、
もう、何が何だか分からない一族ってことになりますね。
平家物語でも義仲さんのことをとりあげてるので、知ってるかたもいらっしゃるかと思います。
平家物語での義仲さんはどちらかというとあまりいいイメージでは書かれていません。
仕方ないですよね。敗者に冷たいのは。
どういうイメージで書かれてるかというと、
田舎もの
野蛮
粗暴
な感じ。
もうね、ひどいもんですよね。そこまで言わなくても。みたいな。
何かね、悪意を感じるような。
やれ、
猫間さんって人が訪問してきたら、京では猫が挨拶にくるの?みたいな返事した
とか
客人にきのこ山盛りにだして、おなかいっぱい食べてね★って言ったら
京の人間はこんな野蛮なもの食えないどすぇ!って言われた
とか
そりゃ、田舎育ちですから、いろいろ京のルールは知らないだろうけどねぇ。
まあ、そういう貴族とは肌があわなくて、政治的に味方につけられなかったところがダメなところなんでしょうけど、そこに義仲さんの素朴な人間性みたいなのを感じて好きなんですよね。
あとは、最期討たれる時がまた人間くさくてイイ!
武士の最期って、死を覚悟したら自害するっていうのが美学とされていた時代ですよね。
だけど、そんな中で義仲さんの最期ってとっても惨めというか人間っぽいっていうか。
義仲さんの家臣の一人に、幼い頃から一緒に育ってきた乳兄弟の今井兼平さんがいました。
敵から追い詰められてる時、兼平さんと落ちあいます。
もちろん死ぬ時は一緒に、という気持ちからです。
最後、兼平さんととうとう二人になった時、
「いつもはそんなこと感じないのに、何だか鎧が重く感じるなぁ」
って義仲さんは兼平さんにこぼします。
ここまでがむしゃらに戦ってきた義仲さんでも
もう戦う気力がなくなっちゃったんですね。(もうこの時点で私涙目)
それを聞いた兼平さんは悟ります。
「もうここまでか。だったら、せめて名誉ある自害をすすめよう」と。
一緒に死のうよ~っていう義仲さんを説き伏せて、二人は別れ、兼平さんが敵をひきつけます。
その間に義仲さんは自害する場所を探しもとめます。
義仲さん、何とここで、バッドタイミング!
足場の悪い場所にはまっちゃって、馬が一向に動けません。
そして、「兼平、どうしたかな~」なんて後ろを振り返った瞬間、
なんと名もなき武士に矢で討ち取られてしまいます。
それを見た兼平さん、男らしく刀を口からさして
そのまま馬から落ち、自害。
兼平さん、義仲さんの最期を見て、えぇ~?!うっそ~!って思ったに違いありません。
それはまあ、冗談ですけど、この二人の最期を読むと何だか涙が出てしまいます。
義仲さんの、最後まで兼平さんを気遣う主従より深い、身内に近い気持ち、
兼平さんの、義仲さんを武将として、身内として敬う気持ち、
人間らしい最期が本当に心を打たれました。
かの松尾芭蕉も義仲さんが好きで、お墓も隣にしてもらったほど。
人をひきつける何かがあるんでしょうね。やっぱり。
義仲さんと言えば、巴さんという女武将が有名ですけど、
それはまた別の機会に。