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夏も終わり、暑さが苦手な犬にとっては過ごしやすい季節がやってきました。
とはいえ、体はまだ夏の疲れが残っていたり、ノミやフィラリアなどの寄生虫対策も夏と共に終わりじゃありません。
涼しくなって食欲が回復すれば、今度は肥満の心配も。過ごしやすい季節だからと油断せず、愛犬の健康管理に気を配りましょう。
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◆フィラリア予防を継続しよう
フィラリア予防は、涼しくなって蚊がいなくなったからといって予防を中断しないようにします。
フィラリア予防薬は、犬の体内に入って1ヶ月ほど経過した、ある程度育ったフィラリア虫に対してしか効果がありません。
フィラリアの薬は、実際には予防薬ではなく、蚊に刺された犬の体内に入ったフィラリアの子虫を月1回、成虫になる前にまとめて駆除する駆虫薬だからです。
蚊が出なくなったからとすぐに投薬をやめてしまうと、もしその直前に感染していた場合、幼虫が犬の体内に残ってしまいます。
地域によって異なりますが、フィラリア予防薬はスケジュールを守って投薬を続けましょう。
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◆ノミは春夏だけじゃない
ノミは気温が13℃以上あれば活動や繁殖が可能です。一年中快適な室温で保たれている今の住環境では、秋冬でも油断はできません。
愛犬の体について吸血するノミの成虫はごくわずかで、9割以上は幼虫やさなぎの状態で周囲の環境に潜んでいます。
成虫が見られないからといって、ノミがいないとは限りません。駆除剤には、成虫だけでなく、卵や幼虫に効くものもあります。
室内を清潔に保ちながら、獣医師に相談して、通年の予防と対策を心がけましょう。
◆冬毛への換毛期
春から夏にかけて抜けた下毛が再び生え始め、全体的な毛の量が増えるため、抜け毛の量が多くなってきます。
夏の強烈な日差しや、食欲不振による栄養不足などでツヤを失った被毛を元に戻すため、ブラッシングを十分に行います。
ブラッシングは抜け毛を取り去るだけではなく、皮膚の新陳代謝や血行を良くする効果があり、新しい下毛が生えてくる助けになります。
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◆発情期
オスには発情の周期はありませんが、メスの発情期が春や秋に多いことから、この時期に気が立つことが多くなるようです。
発情期の散歩時には、他の犬と接触させないように気をつけましょう。
オスもこの時期には興奮しますから、注意が必要です。
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◆一日の気温差に注意
秋は日中はまだ暑くても、朝や夜になると急に冷え込んだり、気温の差が激しく犬が下痢になりやすい季節です。
また、夏の疲れが内臓に残っている犬も多いので、消化吸収力が低下して消化不良の下痢や、腸内細菌のバランスが悪くなって下痢になってしまう犬も多いようです。
このような犬の内臓が弱っている時期には、安全な人間用の食品や食材を使ったフード、
消化が悪いトウモロコシや大豆を使っていないフード、
良質なタンパク質と脂質が多く炭水化物が少なめな栄養バランスのフードなどを与えることも大切です。
また、胃腸が弱っていたらフードをふやかしたり、柔らかいフードを与えたりして胃に負担がかからないようにすることもお勧めです。
犬も気温の急激な変化には弱く、体調を崩すこともあります。風邪にも気をつけましょう。
屋外暮らしの場合には、昼間は陽射しを避けられるようにし、夜になったら犬舎や犬小屋に毛布を敷いてあげたり、風が直接当たらないような工夫をしてあげてください。
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犬は秋にたくさん食べて、体温をつくる筋肉を増やし、体温が逃げないように脂肪を厚くし、冬毛に換毛することで、冬の寒さに対応できる体をつくります。
筋肉や脂肪が増えるので、秋から冬は犬の体重が多くなるのは自然なことです。
また、春になると食事量を減らして脂肪を少なく、夏毛に換毛して、夏の暑さに対応できやすい体をつくります。
犬も秋に体調を崩しやすいのは、夏の疲れが内臓などにまだ残っていることや、気温差が激しいことなどが、犬の体に影響を与えているようです。
人も犬も、季節の変わり目には体調管理には気をつけましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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