子供の頃、鼻が良いのか、ただ空気が読めないのか、
冷蔵庫の開け閉めの度に、
「冷蔵庫が臭い!」
と言っては、
「はるはお嬢様やけん、…。」
とよく母によく怒られていました。
いやいやお母さん、たぶん私はここで育ちましたよ。
冷蔵庫から何かの臭いがする。
いろんな物が、わりとギュウギュウに詰め込まれた冷蔵庫には何か食べられない物まで入っているんじゃないか。
なんでこの臭いが分からないのか。
私は家族の"ぜんぜん気にならない"顔を見て、大人になれば分からなくなるのかもしれない。
早く大人になりたい。
冷蔵庫の臭い地獄から開放されたい。
切に願っていました。
そして、大人になりました。
そしてこの頃、臭うのです。
何かが…。
冷蔵庫を開けて臭いを嗅いでみました。
違う。
生ゴミ専用のゴミ箱をチェックしてみました。
臭うが、違う。
小蠅の繁殖もなし。
排水口?
玄関の靴?
いろんな所の臭いを嗅いでみましたが、臭いの原因の特定には至りませんでした。
何が臭っているか分からない。
しかし臭う。
まさかの床下!?
いや、そりゃないやろ。
臭いの原因が分からない。
そして見かける、小蠅の1匹2匹。
どこから?
もしかして、
私、大人になったのかも…。
なんだかよく分からない、もう気にせんどこ。
これか!!!大人って。
ただおばさんになったと言っても過言ではないが。
興奮しながら、そう結論付けようとしたとき…
発見しました。
ジャガイモが、腐っている。
これか!これがか!
実家からもらってきたジャガイモが幾つか腐っていました。
小蠅もフワッと1匹飛んできました。
間違ないみたいです。
ジャガイモはあんまり腐ったところを見た事がなかったので、見逃していました。
しかし、お母さん、ごめん。
せっかくお母さんが畑を耕して作ってくれたのに。
無事なやつは残して幾つか捨てるね。
そっと心の中で手を合わせる。
そして、…
早く"燃えるゴミ"の日来い!!!