金曜の夜は「民間の学童を休んで、プラネタリウムに遊びに行こう!!」を餌にして、ちょこたんに学校の学童から駅まで一人で帰ってくるように促した。
家から駅までは一歳一か月から毎日往復している道だから、ちょこたんもだいたい覚えている。
でも、学校も学校の学童も民間の学童も、駅を越えてから(ちょこたん一人だと)30分はかかる。
休みの日に練習してるとはいえ、まだまだ心配。
 
ちょこたんには「自分で頑張りなさい」と言いながら、
私は金曜日早退して、学校の学童の前が見える交差点で待機。
5時前になって、一人で帰る子供たちがみんな出てくる。
いつもなら民間の学童に一人で行くちょこたんも、この時間に出てくるはず。
しばらく見ていると、出てきた出てきた、ちょこたんが。行先を間違わないように、
「こんやは、プラネタリウムにいくから、えきまでひとりで かえっていらっしゃい。ままは、かいさつぐちでまってるよ」とメールを打った。
メールを見たちょこたん。返信はないけれど、駅に向かって歩き出した。よしよし。
ところが5,6年生くらいの大きな女の子が、ちょこたんのランドセルを引っ張って、民間学童の方に連れて行こうとする。抵抗するちょこたん、予定外の出来事に焦るママ。
ちょこたんが動かなくなってしまったのを見て、その女の子はちょこたんの前に回り込んで何か話してる。
女の子がちょこたんの首から下がった携帯を勝手に取って、いじり始めた。
私が出て行って説明しようかと思った時、ちょこたんに携帯を返してくれて、ちょこたんから
「わかった」って、メールが来た。
今度は、二人で駅に向かって歩き始めた。
どこまで行く気だ?駅まで送ってくれるのか?
先回りして駅に行ってようか、それともぎりぎりまで後を付けようか、
迷いながら、しばらくは後をつけることに…。
横断歩道で急ぐとき、歩道橋を降りるとき、危ない所ではちゃんと手をつないで、ちょこたんのペースを見ながら歩いてくれる。
二人で「雪だるま作ろう」と「ありのままに」歌いながら、仲良く歩いている(ちょこたんのは振り付きなのですぐわかる)
ちょこたんの話からは、ほとんど学校の交友関係が見えてこないので心配してたけど、
いつの間にか、仲良しのお姉ちゃんができていたんだね。
駅が見えてきたころ、私は二人に見つからないよう裏道を走って駅に先回り。
女の子にお礼を言って、ちょこたんのことをよろしく頼もうと思っていたら、、、
改札口に現れたのはちょこたん一人。
「???」
ライナーに乗って話を聞いてみると、背は高いけどまだ3年生の子だったらしい。
ママは知らなかったけど、最近は民間の学童まで送ってくれて居たんだって。
そして今日は駅まで。遠回りしてくれたんだったら、その子の親御さんは遅くなって心配してるんじゃないかしら…
「どこに住んでる子なの?
「知らない」
「名前は?」
「知らない」
「送ってもらって、ちゃんとお礼言った?
「あ、…」
おいおいおいおい!
 
でも、よくよく聞いてるともう一人
2年生の男の子もよく一緒にいて、三人兄弟の「偽家族ごっこ」をしてるらしい。
「おねえちゃん」「おにいちゃん」って呼ぶように言われてるけど、
ちょこたんは恥ずかしいから、声が出ないんだって。
それでも、仲間に入れてもらって、ずっと学童でも一緒にいるらしい。
同い年のおともだちは難しくても、こうしてちょこたんに優しくしてくれる子がいてよかった。
ちょっぴりほっとした。