前の学校でちょこたんは授業中に居眠りしたり、歌を歌いだしたり、独り言を言ったりして担任の先生に「この子は授業について行けない」と思われ、授業から外され、別のクラスで勉強よりも生活の指導ばかりされていたことがある。
宿題が少なくなったので「最近宿題がなくて楽ちんだね」というと
「ちょこたんは宿題ないねん」
「!?、みんなはあるの?」
「うん…」
びっくりして担任に問い合わせると、「お母さんの気持ちはわかりますが、ついて行けない授業に無理に参加させるより、返事をするとか順番を守るといった、生活面の成長の方が大切ですから」とのこと。
簡単な式は答えが書けるけど、文章題になったら、もうついて行けないとも
算数の文章問題はちょこたんには自明のことを聞いてくるので、さっぱり何を聞かれているのか、意味わかんないんだと思う。
問題の下にある15個の丸印を数えなくても、クッキー15個と聞いたらすぐに「二人で分けたら1個あまる」と判ってしまう。「一個余るけど、半分に割ったらいいね」と思いつく。
あまりはいくつ?と聞かれても最後の一個は半分分けだからちょこたんの答えは「余りなし」になってしまう。
同様に文章問題で「たけるくんは6歳で、3つ年上のお兄さんがいます、お兄さんの年はいくつでしょう」の式を立てるのも苦手。読みながら「あぁ、9歳か」って思ってしまうから、式を作れと言われた時に9-3=6なんて式を立てたりする。「問題に出てきた数字だけ使って式を作るんだよ」と教えても「出て来たよ」「どこに9がある?」問題を読み返してみて、「…、ないわ…、でも三つ上なら9才じゃん」
「だから、その「9」が答えになるように式を作るんだって」
ちょこたんは「?????」
でも、ちょこたんは算数の文章題のルールが判ってなかっただけで、算数のセンスがないわけじゃない。
今の学校では、週に1、2回、個別の授業をしてくれる。
授業について行けない子は30分2コマの補修。
授業に問題なくついて行ける子は30分1コマの自由授業をしてくれる。
ちょこたんはあっという間にみんなに追いついて、今は先取りで分数や面積計算を始めている。
自由授業で五言絶句を暗唱していた子を見てちょこたんも同じことがしたくなったらしい。
「昔の難しい言葉をしたい」とリクエストしたら、万葉集の歌を2つ教えてもらったらしい。
「○○君のと違った」と言ってたけど、和歌でもまぁいいことにできたらしい。
公立の学校ではできることも限られるのは判っているけど、あのままだったらちょこたんは何もできない子として置いてきぼりになるところだった。
今の学校はちょこたんの凸凹の凸の部分を引き上げてくれる。授業から外れても興味のある事を深めてくれる。
良かった。