たった一杯の冷たい珈琲
このために生きている
痛みが刺さる左肺にナイフ
もしかしたら突然に
俺は倒れて死亡するんじゃないか
道行く人は倒れた俺を
興味無さげに傍観するだけだ
無理に生きる反動
死因はそれだ
かと言って死にたいわけではない
全ての終わりが見たいだけだ
反物質により均衡が保たれる
そのように世界は均衡を欲する
より生きたいと願うのは
より死にたいと願うのと同義だ
登って行く煙草の煙を見て
望まれざる未来を占う
きっとこの煙のように
形跡だけ残して全て消える
過度の刺激を与えて痛みを誤魔化す
そうやって痛みを回避する方法