
チャハの物語 クリスマスの種 第三話!お楽しみください!
クリスマスの種 第3話
CHaHa「美味しそう・・・。ねぇお月さま、今日は一緒にジングルベル歌おうよ。」
お月さま「でもジングルベルは4拍子ですよ。」
CHaHa「大丈夫、CHaHaが歌えばみんなワルツになるから。」
お月さま「え?・・・。」
CHaHa「ちゃは?」
CHaHaはワルツしか歌えませんでした。
そのジングルベルワルツに続いてお月さまが4拍子のジングルベルを歌い出します。
いつもならシッポはワルツに合わせてトライアングルをなぞるように動きました。
しかし 今夜はお月さまとリズムが合わないせいでシッポはグルグルと回っています。
CHaHa「一緒にワルツ歌おうよ。」
サンタクロースに今宵こそはアルハンブラの街に雪を降らせてくださいと、
歌詞を変えながらお願いの歌を歌っていました。
雪の銀世界を絵本で知ったCHaHaは雪の中で遊びたくて仕方ありません!
しかし雪どころか雨もめったに降らないほどアルハンブラの街の冬は とても乾燥しています。
冬の大三角形の輝く星はワルツのリズムに揺れていました。
降り注いでくる光りが筋になって一つ また一つと
一本の束になったその時です。
シャン シャン シャン♪ リンリン♪
遠い夜空から 鈴の音が聞こえてきました。
そりに乗るサンタクロースが光りの上を滑るように近づいてきます。
サンタクロース「やぁ、こんばんは。CHaHa!」
CHaHa「こんばんは。 サンタさん? 絵本のサンタさんだぁー。わぁ~。」
CHaHaは飛び上がると 両手の肉球を大きく広げて喜んでいます
CHaHa「ちゃはは~♪。」
サンタクロース「3拍子のジングルベルを聞いたよ!可愛いし悪くないけど、
そのおかげで雲の上のオモチャ工場に大変なことが起きたんだ。」
CHaHa「大変なこと?」
サンタクロース「まぁ、見てもらえれば分かるから、一緒に来て欲しい。」
CHaHa「そりに乗っていいの?一緒に行きたい!夜のお散歩だ~。」
夢にまで見たサンタクロースと一緒にいれることが嬉しくてなりません!
そりが宙に浮いたときにはオモチャ工場が大変ということをすっかり忘れていました。
そりが風に押されてパルタルの丘がみるみる小さくなると、
アルハンブラの街並みがよく見えてきました。
サンタクロース「CHaHaは高いのは平気かい?」
CHaHa「なんとか~♪。」
そりからの眺めは 宝石箱をひっくり返したような7色の虹の光りが、
アルハンブラの街全体を包んでいます!
その中にエンピツを立てたような時計台も見えています。
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