うちの病院の夜勤は1チームにつき看護師1名と介護士もしくは看護助手1名で、夕方5時から翌朝9時半までの勤務です。
各フロア大体患者49名で、1フロアを2チームに分けて看護しています。
そして、うちの病院最大の特徴とも言っていいのが、人工呼吸器装着率99%だということです。
その当時、私が所属するチームには、左肺が無気肺を起こしほとんど機能しておらず、組織の一部から出血を繰り返している患者がいました。もちろん、この方も人工呼吸器管理の方です。
その日5時に、2・3日前から血性痰が続いており、今日の日中から少し量も増し血性も濃くなってきていると日勤帯ナースより申し送りを受けました。
交代時のラウンドから、申し送りを受けたとおり少し濃いめの血性痰がずるずると引けていた。
呼吸器の加湿もちょうどいい具合。
SATは99%。全身色も良好。右肺のエア入りも良好だった。本人も特に変わった様子はなかった。
その状態が就寝から朝方まで続いた。
相手チームと「今日は何にもないね~」と話していたぐらい静かでナースコールもなかった。
このまま、楽な感じで終わるんだな~と思っていた午前5時半
オムツ交換・体交も終わり、助手さんが吸引しようとして、何か変だと思い何気なく部屋の電気をつけた。
次の瞬間!
「ちょっと!!Aさんが!!!」
と叫び声が!!
振り向くと、Aさんが見る見るうちに真っ青になり呼吸器の蛇腹まで血性痰が噴き出している。
見るからにやばい!!!
呼吸器の圧は振り切り全く換気できていないし、血性痰がコアグラ化し詰まり始めている。
すぐに、蛇腹をはずし、アンビューに切り替え酸素10リットルMax流送しながら吸引を繰り返した。
その間、呼んでいた相手チームの看護師が駆けつけ、SAT計とリザーバーを持ってきて、Drコール。
その間に助手さんが救急カートを持ってきてくれた。
その間もSATは下がり続け、47%にまで・・・(てか、測れていないのでは・・・)
意識も混濁し、気切からは5㎝ほどのコアグラが何回も引ける始末・・・
名前を呼びかけながら、アンビューと吸引を繰り返しました。
しばらくすると当直Drが駆けつけ、ルートキープと薬剤指示とO2指示がでた。
2分後くらいにやっとコアグラが引ききって、SATも上昇してきた。
意識も回復しコミュニケーションが図れるほどに回復した。
Drからは、止血剤の点滴とO₂updownの指示がでた。
と、まぁ、こんなことがありました。
ひやひやしましたが、なんとか無事に回復してよかったです。
うちの病院、なかなか急変というものがないので、たまにこういうことがあると焦ります。
ですが、以前にも1度こんなことがあり、先輩の対応を見ていたので今回は冷静に対応できました。
急変時の先輩の対応を見て学ぶのは本当に大切なことですね!