20年ほど前の中国映画「那山那人那狗」を観ました。
題名は「あの山、あの人、あの犬」でしょうか。
昭和30年頃の日本の田舎を想像させる中国の山岳地帯を題材にした映画でした。
(画像、お借りしました)
郵便配達を長く務めてきた父親が引退することになり、
20代前半ぐらいの息子がその仕事を継ぐことになりました。
その父親は、郵便配達の相棒の犬と、初めて同行する息子と一緒に
数日泊の山岳郵便配達に行く話でした。
途中、息子の不注意で風に飛ばされそうになった大切な郵便封書を
必死に追いかける父親と犬。
山岳民族の若い女の子と打ち解けて談笑する息子を見て、
同じく山の娘だった妻との馴れ初めを思い出す父親。
封書を届けた盲目の老婆に頼まれ、届いた真っ白な便箋を咄嗟にアドリブで
朗読する父親。
息子は父の仕事が単に手紙を送り届けるだけでないことを知ります。
普段、殆ど会話をしないであろう親父と息子が厳しい仕事の引継ぎを通じて
ぎこちないながらにも、理解し合っていくところが上手く表現されていました。
そして、次は一人で配達の仕事に出かける息子を犬が追いかけていきます。
いい映画を観ました。
