【前編】より続く。

町屋から地下鉄を乗り継ぎ、南千住駅へ。初めて降りる駅だ。

駅前の歩道橋を渡り少し歩くと、鬱蒼とした木々が茂る建物。調べてみたら宿泊施設らしい。

この界隈は所謂山谷地区。多数の簡易宿泊所が立ち並んでいた。

街を散策していたら気になる看板を発見。どうやら近くに平賀源内の墓があるらしい。

せっかくなので行ってみた。鉄の門は閉まっていたが…

私が訪れた時には鍵が外されていて、自由に見学出来るようだ。

と言う訳で入ってみた。

平賀源内の墓がこんな所にあるなんて、知らなかった。

ついでに前述の看板に書かれていたお化け地蔵も見学。「お化け地蔵」の名には、かつて大きな笠をかぶり、その笠が向きをかえたから、あるいは高さ 3ｍ余の並はずれて大きいからなど、いくつかの伝承があるとの事だ。

そしてこの日のランチは、お化け地蔵からも近い日正カレー。

時刻は 11:20、先客は男性客ばかり 1＋2名。

メニューはカレーライス（¥650）、大盛カレーライス（¥750）、カツカレー（¥950）、大盛カツカレー（¥1,050）…

ラーメン・ワンタン（各 ¥500）、タンメン（¥600）、ミソラーメン（¥650）、カレーソバ（¥700）、ワンタンメン・五目ソバ・五目ヤキソバ（各 ¥750）、野菜ウマニそば（¥800）、チャーシューメン（¥900）、五目ワンタンメン・チャーシューワンタンメン（各 ¥1,000）。

朝の定食を食べてからあまり時間も経っていないので当初はフツーのカレーライスにしようと思っていたのだが、軒先のテント屋根に “カツカレー日正” なんて書いてあるもんだから、ついカツカレーにしてしまった。オーダーから 10分ほどで着皿。もうビジュアルからしてたまらない王道のジャパニーズカレーだ。

普通盛でも食べ応え充分。実際私が滞在中にいた全ての客がカツカレー（大盛含む）を食べていた。

なおこの店、高齢の男性店員が一人で切り盛りしてる様子。末永く営業を続けて下さい。

美味かったス。ごちそうさまでした！

ところでこの店のすぐ近くには、レトロカレーで有名な店がもう一軒あるのだが…

その店ニューダイカマは営業していなかった。少し前から食べログでも掲載保留となっていて心配していたのだ。

親戚筋がやっている隣の大釜本店は営業していた。ニューダイカマのカレーも食べてみたいなぁ。

東京レトロ散歩【後編】