本来の意味:猫カフェ(ねこカフェ)とは、猫と戯れることのできる喫茶店の事。猫喫茶(ねこきっさ)とも呼ばれる。
かく言う私も大の猫好きであり、時折、通わせて頂いている。
ちなみに、猫に扮した店員が接客を行う喫茶店はネコミミカフェ、ネコミミ喫茶と呼ばれ、猫カフェや猫喫茶とは区別されるようだ(当たり前か…)

妖解釈:猫寡婦(ねこかふ)。猫後家(ねこごけ)猫行者(ねこぎょうじゃ)ともいう。
上方のある大きな商家(諸説あり、回船問屋とも薬問屋ともいう)の主人に「与吉」という一人息子がいた。
与吉は体が弱く臥せりがちではあったが、賢いうえに親孝行、容姿も整っていた為、自慢の息子であったが、何故か縁談の話だけは首を縦には振らず、主人夫妻にとっては其れが唯一の不安だった。
与吉は「お初」という1匹の雌猫が飼っていた。お初は、与吉が生まれた夜に偶然主人が拾ってきて、初めは「タマ」と呼ばれていたのだが、病弱な与吉の側を片時も離れず、いつの間にかその与吉が「お初」と呼ぶようになり、またこれを非常に可愛がっていた。
与吉、お初が共に二十歳になったある日、与吉は「お話ししたいことがございます」と両親を寝室に呼んだ。
行ってみると与吉は紋付を着、隣に角隠しを冠り鎮座しているお初を指してこう話した。
「お初と私は、前世で夫婦の契りを交わしたが、互いの両親に阻まれ、添う事が出来なかったので、生まれ変わったら必ず一緒になろうと、手に手を取り合って心中致しました。
今生ではお初は猫になってしまいましたが、私達の気持ちに変わりはありません。
どうかお初と私の結婚をお許しください。」
お初も三つ指を突いたような格好をして、
「お願い致します」と人間の言葉で言い、深々と頭を下げた。
これを聞いた主人は、年を経て化猫になったお初が与吉を操っているに違いないと判じ、
持っていた長煙管でお初を打ち殺そうとした。
これを与吉、身を挺して庇ったものが、当たり所が悪く、亡くなってしまう。
逃れたお初は自分も死に来世こそ、と考えたが、
己の業や執着によって、また同じ事を繰り返すだけだと悟り、巡礼者ならぬ、巡礼猫となり、与吉の霊を弔って各地の霊場を巡った。
これが猫寡婦、お初の始まりである。またお初が巡った各地の霊場に其の伝承が残っている。
面白い話がある。江戸中期頃、上方の娘達の間でこの猫寡婦の絵図、猫寡婦絵(ねこかふえ)を持っていると、悪縁を退け、良縁を招くというまじないが流行り、大層売れたという。
いつの時代も女の子はこういった事が好きなようだ。
ふぅ…我ながらでっちあげたな~(゜д゜;)
かく言う私も大の猫好きであり、時折、通わせて頂いている。
ちなみに、猫に扮した店員が接客を行う喫茶店はネコミミカフェ、ネコミミ喫茶と呼ばれ、猫カフェや猫喫茶とは区別されるようだ(当たり前か…)

妖解釈:猫寡婦(ねこかふ)。猫後家(ねこごけ)猫行者(ねこぎょうじゃ)ともいう。
上方のある大きな商家(諸説あり、回船問屋とも薬問屋ともいう)の主人に「与吉」という一人息子がいた。
与吉は体が弱く臥せりがちではあったが、賢いうえに親孝行、容姿も整っていた為、自慢の息子であったが、何故か縁談の話だけは首を縦には振らず、主人夫妻にとっては其れが唯一の不安だった。
与吉は「お初」という1匹の雌猫が飼っていた。お初は、与吉が生まれた夜に偶然主人が拾ってきて、初めは「タマ」と呼ばれていたのだが、病弱な与吉の側を片時も離れず、いつの間にかその与吉が「お初」と呼ぶようになり、またこれを非常に可愛がっていた。
与吉、お初が共に二十歳になったある日、与吉は「お話ししたいことがございます」と両親を寝室に呼んだ。
行ってみると与吉は紋付を着、隣に角隠しを冠り鎮座しているお初を指してこう話した。
「お初と私は、前世で夫婦の契りを交わしたが、互いの両親に阻まれ、添う事が出来なかったので、生まれ変わったら必ず一緒になろうと、手に手を取り合って心中致しました。
今生ではお初は猫になってしまいましたが、私達の気持ちに変わりはありません。
どうかお初と私の結婚をお許しください。」
お初も三つ指を突いたような格好をして、
「お願い致します」と人間の言葉で言い、深々と頭を下げた。
これを聞いた主人は、年を経て化猫になったお初が与吉を操っているに違いないと判じ、
持っていた長煙管でお初を打ち殺そうとした。
これを与吉、身を挺して庇ったものが、当たり所が悪く、亡くなってしまう。
逃れたお初は自分も死に来世こそ、と考えたが、
己の業や執着によって、また同じ事を繰り返すだけだと悟り、巡礼者ならぬ、巡礼猫となり、与吉の霊を弔って各地の霊場を巡った。
これが猫寡婦、お初の始まりである。またお初が巡った各地の霊場に其の伝承が残っている。
面白い話がある。江戸中期頃、上方の娘達の間でこの猫寡婦の絵図、猫寡婦絵(ねこかふえ)を持っていると、悪縁を退け、良縁を招くというまじないが流行り、大層売れたという。
いつの時代も女の子はこういった事が好きなようだ。
ふぅ…我ながらでっちあげたな~(゜д゜;)