今でいうスローリーディング。
それを灘高校で実践してきた先生の本。
私は小学校中学校の頃、国語をあまり勉強した覚えがない。
本を読むこともほとんどなかった。今よりもっとアホであった。
「日本人だから日本語は勉強しなくて良い」
それがアホの主張であった。
その結果、高校で国語が嫌いになった。
「国語はすべての教科の基礎である」
だから高校の成績全体に影響したんだろうなと思う。
大学の途中からで本を読むようになった。
それからは少しはマシになったように思う。
一冊の本を何度も何度も読む。
大事なことである。
それまでは1回読んだら終わりだった。
そんな読み方では読んでないのと同じだと気がついた。
最低3回、できれば6回読む。
そんなことがどこかに書いてあった。
この先生のように授業してくれたら楽しかったんだろうなと思う。
もっと早くに知りたかった。
本文から横へ横へ広げて知識をふやしていく。
「学ぶ」のではなく「遊ぶ」。
遊ぶようにして知識を増やしていく。
その結果、大学受験にも対応できる基礎学力が自然とついている。
理想的である。
「日本人だからこそ日本語を学ぶべき」
アホの主張は変わった。