聖書をはじめとして、これまで数えきれないほど多くの書物や人が
人間にとって最も大切なものは「愛」であると言ってきました。
しかし、「愛」とは何か?
と聞かれたときに、明確に答えられる人が果たしているでしょうか。
私もこれまでにいろいろな本を読んできましたが、その中で私の中に
一番すんなりと入ってきたものを今回は紹介します。
これはニール・ドナルドウォルシュの著書「神との対話」からの
抜粋です。
この本、以前に私が「バガヴァットギーター」を現代風にしたものと
言ってもよいくらいだと書いたことがありますが、それほどの影響を
私に与えました。
全部で3巻ありますが、そのどこを開いても今まで聞いたこともない
ような、新しい考え方を提示してくれています。
3巻まとめて出版されたわけではないので、次の巻が出るまで首を
長くして待っていたのを、いまでも覚えています。
では「愛」についてニールの質問に対して「神」が答えた部分。
完璧な愛とは、色の中の完璧な白のようなものだ。
多くの人は白とは色がないことだと考えているが、そうではない。
あらゆる色を含んでいるのが白だ。
白は存在するあらゆる色が合体したものだ。
だから、愛とは感情---憎しみ、怒り、情欲、嫉妬、羨望など---
がないことではなく、あらゆる感情の総和だ。
あらゆるものの集合、すべてである。
だから、魂が完璧な愛を経験するには、「人間のあらゆる感情」を
経験しなければならない。
自分が理解できないことに、共感できるだろうか。
自分が経験しなかったことについて、他人を許せるだろうか?
そう考えれば、魂の旅がどんなに単純で、しかもすごいものかが
わかるだろう。
そこでようやく、魂が何をめざしているかが理解できるはずだ。
人間の魂の目的はすべてを経験すること、それによってすべてに
なりえることだ。
一度も下降したことがなければ、どうして上昇できるだろう?
一度も左になったことがなくて、どうして右になれるだろう?
冷たいということを知らなければ、どうして温かくなれるだろう?
悪を否定していたら、どうして善になれるだろう?
上記のような考え方をするならば、たとえ自分の周囲にどうしようも
なくネガティブな感情を抱かせる相手が存在したとしても、その人
でさえ究極的な「愛」( = あらゆる感情の総和)へと至るための
貴重な機会を与えてくれている、と自分の視点を変えることができる
のではないでしょうか。
補足ですが、この文中に「あらゆる色を含んでいるのが白だ」という
言葉がありますが、これは抽象的な例えではなく事実です。
光の3原色、赤、緑、青の組み合わせであらゆる色を作ることが
できますが、この3種類の色を重ね合わせると、それらの色が
重なり合った部分は白くなります。
![$白山オステオパシー院長のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120728/10/hakusan-oste/da/20/j/t02160216_0216021612102697953.jpg?caw=800)
白山オステオパシーのホームページはこちら