45歳で双子を出産した作者のイラスト入りエッセイ。

90年代頃のちょっと「とんがった」感じのある作者の雰囲気に懐かしさを覚えつつ、年齢を重ねてからの初めての妊娠、出産に対するありのままの思いには、今の時代にも、そしていつの時代にも共通するものを感じる。

特に「大変なことにも、それにドップリ浸からずに、ウダウダ文句を言わずにおもしろがってみる」という作者の生き方に魅力を感じた。

NICUの看護婦さんたちとの交換日記。面白おかしく楽しく描かれているが、その時の一生懸命な毎日が伝わってきて胸を打たれた。