小さな水槽に入れられると、いじめられる対象の魚がでてきてしまう話が印象に残った。その魚を他の水槽に逃がしてあげると、また別の魚がその対象になってしまうのを繰り返すとのこと。


大好きなものに没頭し、とことんつきつめるさかなクンの姿を、とても羨ましく思った。挫折も失敗もたくさんたくさん重ねていたことも書かれている。

見ている方向が定まっていることが、色んな流れを引き寄せているかのような出来事の数々も印象的だった。

文章も、テレビで拝見する解説と同様、とてもわかりやすく思いが伝わってきた。「魅力を伝え共感しあいたい」というさかなクンの一本芯の通った姿勢に、情熱を感じる。