水族館ガール5 (実業之日本社文庫) / 木宮 条太郎 https://bookmeter.com/books/12907874 


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イルカ

そしてウミガメ

盛り沢山で充実した一冊でした


前半はイタチ社長との勝負

ヒョロくん咲子のエピソードも

仕事をわかってきた頃だからこそ

失敗も

そしてそこから得るものも

あったのだと思う


後半は

由香と一緒に

波平町に行ったような気持ちになった


何度か

四国の地域ぐるみでのウミガメの活動を

テレビで見たことがあるが

思えば

このセンター長さんたちのような人たちが

全面協力した番組だったのだろう。


奇跡的に産卵に立ち会え

大自然に溶けたような感覚に

なったことと

由香と梶の関係とが

重なるように描かれていたのが

印象的だった




思い出すのが

朝ドラの「ウェルかめ」

かわいい倉科カナちゃんと、かなりの変わり者の役を魅力的に演じていた大東駿介さんが大好きでした


前半はウミガメのことがよく描かれていたけど

朝ドラあるあるで

途中から編集者の話になって

挙げ句によくわからない展開になってしまったお話

大好きだったからこそ最後の変な玉手箱とか含めて残念でならなかったし、朝ドラってこういうものなのかと現実を知ったドラマ


制作に協力した地元の人たちは

この水族館ガールのような内容を

期待していたのではないのかな…


最終回(間際だったかな?)

ウミガメの産卵シーンには

俳優さんたちは立ち会えなかったのだな…

と思った記憶