東京都は、産業労働局を通じて、以下の2つのテレワーク支援を行なっています。

 

①サテライトオフィス提供事業

東京都が指定のホテルを借り上げて安価に提供するもので、1日のデイユースが1000円で利用できます。

 

 

②BCP支援事業

BCPとはBusiness Continuity Planの略で、企業がなんらかの事由で危機的な状況になっても業務を継続していくための計画のこと。

6日泊のホテル宿泊(テレワーク)が1泊2000円(6泊12000円)で利用できます。

 

共に、コロナ対策の一環でもあり、人に会うことなく仕事ができるホテルの部屋を活用するテストをしているものと思われます。

 

サテライトオフィス提供事業、BCP事業共に、対象者は「都内在住、もしくは都内勤務」ということで幅広いので首都圏で都内に通勤している人なら誰でも対象になります。

 

これに加えて、チェックイン時にそれぞれに必要な書類の提出が必要があり、事前に準備が必要なものとしては勤務先の承諾というのがあるのですが、これは上司もしくは人事担当者のサインで、自分が役員なら自署でも可能、かつ印鑑が要らないという緩いものとなっています。

 

また、ホテルに滞在中は、全く自由で監視などもないため、利用の自由度が高いのが特徴です。

 

もちろん、テレワーク支援のため、仕事をするのが目的ではありますが、気分転換に外出したり、テレビを見たり、シャワーを浴びたりなんてことが可能です。

 

利用できるサービスはホテルによって異なりますが、中には食事付き、大浴場付き、ドリンクフリーなんてところもあるので、快適過ぎます。

 

そういった無料サービスが多いところや、元々の宿泊料金が高めのホテルの予約はすぐに埋まってしまいがちですが、こういった税金を使った施策は利用しない手はないと思います。