春「ほら、…~あの~、
一緒にさあ、お祭り行って
そのあと、手紙くれた人いたじゃん!」
川本「ん~?グレートビッチ光則?」
なにそれ超新しいんだけど
女子A「違うよ!グレートマザー光則だよ!」
川本「そうやっけ?」
女子B「そんであれでしょ?多分春が言ってるのはクロスのネックレスつけた光則だから、
グレートマザークロス光則だよ!」
春「え?じゃあつけてないほうはなんてゆうん? 」
女子B「グレートマザークロスレス光則。」
なんだそれ
どこのプロレスラーだよ
川本「で、グレートマザークロス光則がどうしたん?」
春「そうそう!逢いたいなあって思って!久しぶりに!」
川本「グレートマザークロス光則はプロレスラーなったで」
やっぱり。
そして目が覚めると
外から聞こえるどんちゃん騒ぎ。
毎年恒例の夏祭りがやってきました。
「試験曳き」と名乗るわりにすげえ人。
こいつら本気すぎんだろ。
14時~22時ってどんだけ試すんだよ。
まあ嫌いじゃないけど。
(むしろ雨ン中見に行くくらい好きだけど。)
あの鐘の音を聞くと
毎年小6の初恋?を思い出します。
ほわんほわんほわんほわん。。。
(※回想)
あれは確かあたしが転校して、毎日のいじめに耐えていた頃でした。
あの頃のあたしは、持ち前の超ポジティブで
イジメをイジメと気づかずに日々を過ごしていたのです。
ある日、授業をサボって机に伏せて寝ていると、
先ほど登場したグレートマザークロス光則が教室に入ってきて、
あたしに手紙を渡しました。
グレートマザークロス光則(以下GMC光則)は、
どこの学校にもいる不良グループの一人、さらにキャラ付けは超金持ちで、
プール、エレベーター、各階トイレなど
大豪邸に住む金髪の男の子でした。
ある日の授業中に鳴った彼の着信音「小さな恋のうた」が今でも忘れられません。
そしてGMC光則からもらった手紙
春「なにこれ。」
G(ちょWWゴキブリみたいWW)「いいから読めって。」
カーテンから漏れた陽がGMC光則に射してるなあと気づいた時には彼は走ってどこかへ行きました。
リンゴ柄の封筒。
「春 へ」
中を見てみると、
「前田に言われたことは気にするな。
俺はお前が好きだから、」
(前田とは彼と家族ぐるみの付き合いをする金持ちの娘。
幼なじみということもあり、
タッチでいうところのみなみちゃん。)
…なんも気にしてないけど…
むしろあたし達そんな関係だっけ…
それから中学にあがり、
もっぱら勉強もせずにいつも一人でサボる毎日。
ふらっとGMC光則はきて、
特に何をするわけでもなく一緒にいました。
ある日
G「…なあ、今年の祭り、一緒にいこうや」
春「いいけど別に」
どんだけ高飛車WW
近くの夏祭りに二人でいって、
彼とはぐれた時に人と人の間から見た
でっかい御輿が今でも鮮明に思い出せて、
毎年夏になって鐘の音を聞くと、
彼と過ごした時間を、
ほろ苦い初恋を
思い出すのです。
もう何がほろ苦いって
彼と行った祭りで亀すくいでとった亀、一ヶ月経ったあたりで動かなくなって餌でツンツンしたらぐしゃって溶けましたからね、これ。完

