今日は初めてのブログ更新です。
3月11日に発生した東日本大震災により被災した方々に心よりお見舞い申し上げます。
地震が発生した日、本校はテスト返却日でした。そのため、ほとんどの生徒は午前中に帰宅していました。横浜市鶴見区の高台にある本校も大きく揺れ、職員室は一時騒然となりました。
-地震発生後給湯所の様子-
すぐにテレビやインターネットで状況を確認し、徐々に報道される各地の様子を見て私はその被害の大きさに驚愕したのです。
今回の地震によって、世間には様々な情報が流れました。特にインターネットによる情報は素早く人々に知れ渡っていきました。しかし、その情報はすべてが明確な情報というわけではなく、デマも同じように広まってしまったことも事実です。
個人的な話ですが、私の実家も今回の地震により、断水・ガス使用不可となりました。電車も走っていない地域で、車は必需品にも関わらず、ガソリン不足という日々も続きました。
そんな時、インターネット上での情報が役立ったこともありました。
津波が発生した場合に、どこに避難すればよいのか。給水所はどこにあるのか。中には、全然知らない方が、『私の家の井戸水を使用してください』と連絡してくださったこともあったのです。
Twitterでは、節電の協力を呼び掛ける「ヤシマ作戦」が広がりました。これはアニメからとった名称ですが、停電を回避するために急速に広まり、その効果はみなさんも知る通りです。
また、地震発生後に各地で見られた買占めをストップさせるため、「ウエシマ作戦」というものも広がりました。これは、芸人・上島竜兵さん(ダチョウ倶楽部)の有名な「どうぞどうぞ」というギャグから、譲り合いの心を持とうと訴えた作戦です。限りある資源や物資が本当に必要な人の手に渡るように、との願いが込められていました。
そして地震発生から数日たち、町の店舗のほとんどは看板の照明を消し、また、店内の照明も最小限に抑えていたのです。
震災から二日後、生徒会長から私に、こんな連絡がありました。
『私たち白鵬からも募金を送れないかと思うんですが、出来ますでしょうか?』
この連絡を受けた時、私は本当に心強く、とても嬉しい気持ちでした。
生徒は、生徒なりに考えて行動しようとしている。
では、私たち教員ができることはなんだろう。
そう考えていた時、とある先生はこのように言いました。
「私たちは、この震災で起こったあらゆる出来事の正しい情報を生徒に伝える事、そして、震災の状況やそれにともなう社会の動きを語り継いでいく事が使命なのだ」と。
情報が錯乱する中で、我々は人に対して直接語ることが出来る立場にいるではないか、と痛感した瞬間でした。
今回の震災では、日本だけでなく、世界中の人が「自分にできることはないか」と思っているでしょう。
ハード面だけではなく、ソフト面でもあらゆる支援の方法があります。
変わらぬ日常を送ることができる事に感謝して、日々を精一杯過ごすこと。
人に対して、今までよりも思いやりの心を持って接すること。
あふれる情報に惑わされず、事実を確認して行動すること。
それぞれの立場でできることを少しずつ。
そして、それがいつか大きな力となり「ヤシマ作戦」や「ウエシマ作戦」のように広がっていくことを願っています。
今も続く余震の恐怖の中で被災地にいる方、避難所での生活を続けている方の不安が少しでも和らぐ日が一刻も早く訪れますように。
