朝早くから居間の方から声がする。
そうだ。
娘と孫娘達が泊まっていたのだ。
私は起きたばかりで
明るさにまだ対応できず、
薄目状態で居間のドアを開けると、
孫娘たちのうち、保育園児の二人が
食卓で製作活動をしていた。
長女が私を見るなり、
「じいじ、冷たい水で目を洗ったら良いよ」
「あっ? おはよう。 ああ ありがとう」
何を言ってるのかわからなかった。
「じいじ、目が開いてないもんねえ」
孫娘たちの朝食の準備をしていた妻が
教えてくれた。
私は自分の朝食は自分で用意する
ように妻に教育された。
娘や息子が独立して二人だけの暮らしに
なってからだから、約15年くらい前からだ。
それはさておき、
今度は次女が、
キッチンに居た私に、
「じいじのからだはどんなからだ?」
と言いながら、質問を書いたメモ紙を
渡してきて、
「その下に書いてください」
「ごめんね。今食事の支度中で、
手が離せないから書いてくれるかなあ。」
と言いつつ、妻に
どう答えたら良いと?
「じいじのからだはどんなからだ?」
「古い体でどう」
「あ〜ね」
妻の回答案に違和感なく同意した。
「じゃあ、古いからだって書いといて」
「わかった。ふるいからだ」
じいじのからだ
わ どんなからだ ふるい
からだ
後から起きてきた娘が、
次女が書いたそのメモを見て
大爆笑していた。
次女が自分で考えて書いたと思ったら
そりゃあ、大爆笑やね。
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