函館のシンボルの1つである五稜郭タワー。その眼下にある五稜郭公園は、お馴染みの通り敷地に星型5角形が描かれた特別史跡。
現在の函館に至るまでの数々の歴史が残る場所です。
五稜郭公園は一般開放されていて、春には1600本ものソメイヨシノの桜が咲きほこり花見の名所でもあります。
桜が散り始めると、堀の水路一面がピンク色に染まり神秘的な美しさに様変わりします!
6月には園内へ誘う路に藤棚のトンネル。
夏には土方俊三コンテストや堀の水上に特別設置されたステージで五稜郭の歴史を再現した野外劇。
*2020年の函館野外劇は中止となっております。
イチオシは迫力満点の五角形の星形要塞
また、冬には「五稜郭の星」と題したイルミネーションが施され、四季折々の美しさとイベントで人々を魅了しています。
北方防備の目的で作られた、日本発のフランス築城方式の星型要塞で国の特別史跡に指定されています。
箱館戦争の舞台
幕府軍と官軍の最後の戦い「箱館戦争」の舞台となった所でも有名、公園内には復元建築された函館奉行所や大砲、土方歳三が埋葬された説がある土饅頭、など歴史を感じる場所でもあります。

五稜郭公園は表門と裏門がありますが、表門には五稜郭公園を一望できる五稜郭タワーがそびえています。
全高は98m、展望台の高さは1階が86m、展望2階は90mと高所恐怖症の方でも大丈夫でしょう。東西南北全てが見渡せ、函館山とは違って変化のある景色が広がります。
五稜郭タワーは近代的な建物で、スペースを余すところなく上手に利用していて歴史巡りが出来る施設にもなっています。
幕末期に誰がどう関係し、時代がどう動いたのかという事を4コマ漫画やジオラマで表現しているので、子供にもわかりやすいです。

ペリーや土方歳三など、歴史上よく名前をきく人物もドンドン登場するので、歴史好きじゃない方も親しみやすいです。
展望台を降りた2階には、フードコート的なものがあり函館グルメに出会えます。
そして1階には、これまた函館名物がズラリと並び、大規模なお土産屋さんもあって品揃えも豊富。
五稜郭タワーは解りやすく歴史に触れつつ絶景も見られ、さらに函館名物も堪能でき、買い物も出来る。観光施設の中でも成績優秀なスポットです。
ちなみに、五稜郭ワターのチケットは11種類あり、コレクターもいるほどです。
五稜郭はタワーも公園も本当に素晴らしい場所です。

五稜郭周りの遊歩道は約2㎞弱あり、お散歩やマラソンランナーのコースにもなっていて、函館市民の憩いの場でもあります。堀にはボートで遊べる設備もあります。
戦争の激戦地だったところが観光スポットの1つになり、知れば知るほど胸が痛みますが、歴史あっての今の平凡な日常がもっと大切に思えるかもしれませんね。
五稜郭を知る事で、函館をもっと好きになることは間違いありません。


























































