ふらんすはあまりに遠し

 

萩原朔太郎の『旅上』からの引用ですが、まぁ遠かったネ、ふらんす。

はい。

今年のお盆はふらんすに行っておりました。

お前ゴールデンウィークにノルウェーだオランダだ言うてたやん、と関係各所からツッコミを頂きそうですが、おうよ、GWはノルウェー・オランダ行って、お盆はベルギー・フランス行ってきたとも。

丸1週間休みが取れるなんて数年に1回だから、行ける時に行っとこうってなもんです。

そもそも、あ、これ行けんちゃう?ってツアーが見つかった時にはすでにキャンセル待ち状態で、何人待ってるか聞いたら私は9番目、こりゃあかんな。と諦めつつ他のツアーの予約もして、キャンセル料発生前に取り消さねば、って思ってたんですが、キャンセル料発生するギリギリのところで取れたよ?行く?と電話をもらい、補欠で予約してたツアーとどっち行くか悩んでフランス・ベルギーにした、という次第です。

 

方や、9日の夕方集合、15日帰着のフランス・ベルギー、キャンセル待ちスタート。もちろん直行便でなくキャセイ利用の乗継です。

方や、12日出発16日帰着。こちらも乗継、大韓利用。

フランス7日、もう一方が5日で値段はほとんど変わらず。

5日間のほうが2万くらい安いだけ。

今回も、どっちも一人旅限定のツアーでした。

ヨーロッパももう一方の方も、全くの一人っていうのはちょっとなぁ、と思ったので。

フランスとかテロったりデモったりしてるでしょ?全くの一人はちょっとなぁ。

 

フランス・ベルギーのいいとこは、9日半日休みをもらえば行けて、韓国経由しなくて済む、大韓利用じゃないって事。

大韓と相性悪いのか、あんまりいい思い出ないのよねー。

機内がキムチ臭いから始まって、仁川空港で生まれて初めて受けた露骨な日本人差別、隣に座った韓国人の肘鉄おばさん・・・

私の少ない経験では、ですが、中国の航空会社の方がよっぽどマシ、という事実・・・。

言葉通じなくても、窓席座ってたら間にいたおばちゃんがめっちゃ世話焼いてくれましたもんね。びっくりした。

ちなみに今回のツアーメンバーと話をしてたら、そういう話を結構聞いたので中国人、個人のレベルだといい人多いのかもしれない。

窓席座ってた今回ご一緒させていただいた方が、トイレに出ようと思ったら、真ん中席のおじさんが爆睡してた通路側の子まで起こしてくれたとか、いろいろ聞いたヨ。

そもそも私、辛いモノ苦手でキムチのにおいが嫌いなんです。臭い。

父が冷蔵庫にキムチ入れてたらずっと文句言うくらい嫌い。臭い。

大韓は隣に座る老若男女例外なくキムチ臭いのがね。なんともなんとも。

向け先自体は行ってみたいとこだったので、ちょっと迷ったんですけどね。

弊社のお盆休みは通常13日から15日なので、16日1日休ませて、って言いづらいのもあったし。

まぁ結果、旅行予約した時と比べるとムンさんのせいで日韓関係大幅に悪化してたので、大韓乗らなくて良かったと思う。

また旅行の行き帰りに無駄に腹立てたくないしな。

 

て、思ったんだけど、キャセイもね、ほらね、香港でしょ?

ちょうどちょっと事態が収束した15日着便で香港へ戻ったのでよかったものの、空港閉鎖に巻き込まれてたらと思うと・・・

まぁどっちにせよ台風で酷い目に遭ったけどね!

香港加油ー!でも空港閉鎖はちょっと違うと思うんだー!

 

というわけではい、初めてのベルギー、そしておよそ15年ぶり二度目のフランス、なかなか楽しい旅行でした。

関空を夕方に出て、ベルギーはブリュッセルに早朝6:30頃に着き、7時8時から初日の観光が始まるというなかなかになかなかなツアーだったんですが、ベルギー良かった。

すごい良かった。

ブリュッセルはとっかいー!大都会ー!って感じだったんですが(注:ヨーロッパ基準で)ちょっと走るとすぐに田園風景、平たい、畑、牛とか羊とか放牧中、って感じの牧歌的な国で、とにかく地平線、のんびりしていて広い。

モンゴルとかよりよっぽど地平線なんですが・・・

いや、田舎度で言うとモンゴル圧勝ですけどね。

そもそも田舎というかホントに草原しかないわけなので。

人間の痕跡はその辺にいる家畜とか、車が通るから道になったんだろうなぁ、という草が禿げた道らしき部分とか、あとたまにゲル、みたいな感じなので、秘境度で言うとモンゴル圧勝ストレートOK勝ちなわけなんですが、モンゴル、ああ見えて起伏はあるんですよね。

丘的な。丘陵地的な。

国のナーダムをする場所は平たくてどこまでもどこまでも見通せる、こんな何もないところに一人で置かれるとちょっとどうしていいか分からない、山?山どこ!?山へ帰りたいどんぐりの気持ちがリアルに分かるコレ!ってくらい広い場所だったけど、そこへ行くまでには多少の起伏はあったんですね。

そして、ベルギーの圧倒的平たい感。

丘はあるにはあったけど、うわ、坂道なっとる!!すごい!丘や!!!!みたいな感じで、珍しいとまでは行かないけど、ホントに起伏のない平たい地形。

フランスもそうでした。平たい。

多少丘陵地帯もあるらしいけど、ベルギーに接したあたりは基本平たいと聞きました。

でも、オランダの平たさとはまたちょっと違う感じなんですよねー。

なんと言うか、オランダは『私たちが作りました』感がそこはかとなく漂ってるんです。

神は世界を作りたもうたが、オランダはオランダ人が作った、とか言うそうです。

灌漑しまくって、海の水を排水して、平たい土地を手に入れ、運河を整備し、オランダにした、と。

だからオランダは整然と整ってるので、あるいは整いすぎてるので、木とか草とか生えまくってて一見するとヨーロッパ大陸に最初からありましたよ、って顔をしているけれど、人の手でつくられた自然な不自然があちこちに散見される感じなんですよ。

でもベルギーは自然に平たいんやろなぁ、と。

不自然な感じがしない平たさ。

農業用水路はたまーに見たけど、基本その辺には運河なかったし。

 

帰ってきて、ごはんを食べてホッとして。(米うめぇ!魚うめぇ!生で魚食えるうめぇ!の意)

水が軟水なのにホッとして。(水うめぇ!注意しなくても炭酸入ってねぇ!風呂入ってもぱっさぱさにならねぇ!の意)

山があるのに安心する。

そんな今日この頃でございます。

あと、ごはん食べるにしてもお水飲むにしても安い・・・圧倒的に安い・・・にほんすき・・・

日本だとお冷なんてタダなんだぜ・・・フランスもベルギーもお店で頼むとボトルでくれるけど4-500円するんだもんよう。

しかも硬水だから硬度高いと変な味するし、ちゃんと言わないと炭酸水来るし、ちゃんと言ったのに炭酸水来るし・・・

水は!!無味でしょ!!!!そこ自己主張するなよ頼むから。

軟水うまい・・・にほんすき・・・

暑いのと台風だけは勘弁してほしいけどな。

 

向こうは最高気温で28℃くらいあったらしいけど、体感20℃前後、暑いなーと思ったのはヴェルサイユ入場待ちで遮るものが何もない広場で直射日光浴びながら棒立ちしてた時だけです。

あとは大変心地よく快適温度かちょっと肌寒いかでした。

ちなみに、日本の夏用装備+夏用の長袖カーデかパーカー装備でその体感です。

朝夕は半袖だと寒い。

日本の4-5月くらいかなぁ?

めっちゃいい気候だから、来年ヨーロッパ人で東京五輪来る人、多分帰る前に溶けてなくなるんじゃないかと。

フランスも先週は42℃とかあったらしいんですけど、圧倒的に湿気がないから要するに陰にいれば涼しいのよ。

思い知れ、日本の夏に逃げ場などない。

 

んでまぁベルギーのお話ですが、到着早々朝から晩まで観光と言うなかなかハードな1日目。

まず、空港からブリュッセル市内へ行きまして、ブリュッセルと言うと、グランプラス。

 

 

はい。美しいです。

文豪、ビクトル・ユゴー曰く、『世界で最も美しい広場』

・・・あれ、イタリアはヴェネチアのサンマルコ広場もなんかそんな風に言われてなかったっけ、とか思ったらいけません。

私はずっと思ってたけど。

 

 

どっちが綺麗かはお好みにもよるかな。

サンマルコのほうが広い。

ここは割とほどほどの広場に、ぎゅーっと壮麗な建物が詰まってる感じ。

朝早くからの観光スタートだったので、良い感じに人がいなくて写真撮るのに良かった。

 

 

一番上のがブリュッセル市庁舎、その次が王の家(現在市立博物館になってるそうです)んで、最後のがギルドハウスのうちの一角です。

EUの主要機関が置かれたベルギーだけに、あちこちでEUの旗を見ました。

けど、お土産類はベルギーの旗になってるのが良い。

EUだけど、ベルギーなんだからねっ!って感じで良い。

母におみやげ何欲しい?って聞いたら、チョコレート!!って言ってたので、ベルギーではチョコを買いました。

あと、母が集めてる“私の行った国コレクション”(←謎ですよね。でもなぜか、母は私の行った国のキーホルダーを集めてます)にいれるべく、キーホルダーも買ってきました。

ベルギー国旗に二頭の金のライオン、国旗がベルギーの形してて、ブリュッセルの位置に小便小僧がいる、ってデザインのベルギー推しまくりな良デザイン。主張が強すぎてほどよくダサいのがお気に入り。

母も、どこ行ったか一発でわかるベタなやつがいい、というので、条件には合致してると思います。

一番に手に取ってたし、その次に手にしたのがエッフェル塔とマカロン(しかもトリコロールカラー)がついたフランスのキーホルダーってのがもうね。もう、いいんか母よ、こんないかにもなヤツで!と。

まぁ気に入ってくれてよかった。

 

 

こちら、かの有名なシンガポールのマーライオン、オーストラリアのオペラハウスと共に世界三大ガッカリの一角を占める小便小僧。

世界三大ガッカリ初めて見たよ!

別にガッカリしなかったよ!

小さいけど、別に?

行った日は服着てなかったし、ビールやワインじゃなくて普通の水が流れてました。

ちなみに彼、こう見えて800着以上の衣装を持ってて、日本からも鎧甲冑とかもらってるそうです。

一番最初はフランス兵に略奪されて(なんでこんなもん持って帰ろうと思ったし・・・)ルイ15世によって返還される時、うちの兵士がごめんね、って事で衣装をもらったのが始まりで、そこから色んな人にいろんな衣裳をもらって、ちょっとした着道楽くらい(800着以上だから”ちょっとした”では済まんな)の衣装持ちになったそうです。

でも彼基本裸族じゃないですか。

裸族の人が服もらって嬉しいのかなぁ。謎だ。

 

グランプラスや小便小僧の周りは観光客目当てのお店が結構たくさんあって、近くにはギャルリー・サンチュベールという世界最古のアーケードも。

↑はその、平たく言うと”商店街”の中にある老舗チョコレートショップのショーウィンドー。

ノイハウスです。

なんでも、プラリネショコラ(中にガナッシュとかいうクリームが入ったチョコレート)を最初に開発したお店だとかなんとか。

 

こちらもノイハウスのショーウィンドー。

観光スタートが早い時間だったので、お店がほとんど開いてなくて困った困った。

この機会にゴディバとか普段日本じゃ高嶺の花すぎるチョコレートを買って一人で食べたろうと思ってたけど、お店開いてねぇー!

結局集合時間ちょっと前にノイハウスが開きまして、中国人ぽい店員のお姉ちゃんに接客してもらって会社用のおみやげチョコだけ買ってきた。

会社には半休もらったから何か買わんとね・・・

ノイハウスは2回日本に進出、出店し、2回尻尾撒いて撤退して行ったチョコレートショップです。

現在、日本国内では買えないらしいのでそこらたし出店してるゴディバよりはおみやげ好適品かな、と。

 

これがギャルリー・サンチュベール。

要するに商店街なんだけど、おっしゃれー。

今は観光客向けのチョコレートショップだとかが一杯入ってました。

 

 

ワッフルショップのショーウィンドー。

ザ・ベルギーって感じ。

 

 

 

タンタン。

この人の事はよく知らない。ほとんど知らないって言っても過言ではない。

ベルギーでのホントの名前はティンティンっていう事しか知らない。

日本で最初に訳された時はベルギーの名前にもう少し寄ったチンチンって名前で、のちにタンタンに改名された事くらいしか知らない。

関係ないけどミッフィーさんが本名ナインチェさんなのはこの間のオランダ旅行で初めて知った。

 

 

初日からなかなか忙しい行程で、グランプラスを見た後一路アントワープへ。

その後ブルージュを見てブルージュで一泊、という予定でした。

ベルギーを全力で初日にぎゅっと詰め込んだ感。

 

 

お昼ご飯。

ムール貝です。

フライドポテトが見えてますが、最初にイモを揚げたのはベルギーなんだとか。

でもコレ、フレンチフライとか言われてるよね。

あと、ハンバーガーの付け合せのイメージも強いからアメリカっぽくもある。

でも!ベルギー発祥だそうです。

ガイドさんが言う所によると、揚げたイモはベルギーの国民食だそうで。

ええと、つまりおにぎり?

おにぎりポジションって理解でOK?

ちょっと何言ってるのか分からなかったんですが、アントワープとブルージュをガイドしてくださったガイドさん曰く、フライドポテトを屋台で売るのもベルギー発祥で世界遺産に登録されてるとかなんとか。

せかいいさん・・・?イモの屋台・・・?なにが?なんで?

もう世界遺産とかいいんちゃう・・・こないだ大阪喜んでたけど、アレ登録するとこ、ユネスコやっけ、審査基準わっけわからんし、お金お金言うし無駄にありがたがるのやめたらいいのに。

審査基準はね?中国へどうぞ、ぜひ。

なぁーーーーんにもない、ブルドーザーで土盛ってそこになんちゃら遺跡跡、ってプレートつけただけのとこが世界遺産になってまして、うわぁ、これ明らかにお金で『世界遺産』の看板をを買っ・・・おっと誰か来たようだ。

 

だから、世界遺産とか言われても、中国からこっちありがたみが全く感じられなくなったんですよねぇ。

審査基準が不透明!

すごいもん埋まってて価値があると思うなら、せめて遺跡掘り返して、遺構を整備してからにしろよ!!!と。

盛り土に名札つけたなぁんもないただっぴろい場所が世界遺産とか・・・ユネスコも底が知れている。

日本の世界遺産申請にはゴミ一杯で汚いからダメ!とか色々口出ししてきたのにねぇ。

やっぱりチャイナマネーつよい・・・汚いな、大人はホント汚いな。

 

話しはだいぶそれましたけど、まぁ今回もホントにどこ行ってもイモでしたねぇ。

オランダもどこ行ってもイモだったけど、ヨーロッパほんとイモ好き。

ムール貝?

おいしかったよ?

牡蠣の方が当然美味しいけど、日本で食べても中る時は中るのに、外国でなんて怖くて無理です。

寝込む余裕のある旅程とか、ホントに1人で行ってるか、家族と行ってるならいいけど。

ツアーに迷惑かけられん。

会社の同僚曰く、フランスのオイスターバーで食べた牡蠣すごい美味しかったそうですが。

こちらのムール貝はちゃんと熱通ってて、量もほどほどでオイシカッタ。

向こうのヒトみたいにバケツ一杯食べられるかと言うと飽きるけど。

 

 

わっふー。

デザートです。

さすがヨーロッパって思ったんですが、大体どこ行っても前菜もしくはスープ1品に、メイン1品、それからデザートという構成でして、フォークとナイフとスプーンが行儀よく数セット並んでるんですよね。

ボリュームは日本人に合わせて控えてくれてたと思うんですけど、お箸一膳で汁以外何でもいけるぜ!!な民族にはちょっと戸惑いますネ。

ツアーのほかの皆様はヨーロッパとか手慣れた感じだったんで、彼女らを観察しつつ、そうか、外から一セットずつ使うんだっけ、と昔習った記憶を掘り出して対応しましたけど。

まどろっこしいネ!お箸あれば大体全部いけるのに!・・・いや、郷に入っては郷に従います。

えーと、四角いワッフルはブリュッセル風だそうです。

さっくりして甘さ控えめ、軽いそうなんですけど、普通に甘いしオイシカッタ。

丸いのがリエージュ風。

もっちりとして甘めだそうで。

マネケンで売ってるのがリエージュ風だと思います。

 

 

はい、こちらアントワープの町の一角。

この銅像、誰だと思いますか?

 

 

台座にお名前入ってますが、例の有名人。

私はこの人の作品も、今回の旅行で見られるのを大変楽しみにしておりました。

 

ピーテル・パウル・ルーベンスです。

 

写真撮る時、彼の頭の上にハトが乗っててどうしようかと思ったけど、まぁいい写真が撮れて良かった。

ハトはねぇ、ホントもう空気読まないからねぇ。

 

 

そしてルーベンスの絵がおさめられているのがこちらの教会。

足場ぁーーーんもおーーー!!って思ったけども。

 

 

ガイドさん曰く、先日この教会の尖塔から煉瓦が落っこちてきたそうで、そら仕方ない。

足場組むのも仕方ない。

てかそうなる前に定期点検しろよあぶねぇなホントに。

死人でなくて良かったよ。

この尖塔、写真じゃ分かりませんけど実物結構大きくて高くて、上の方から建材が落ちてきたら普通に当たれば死ぬと思うよ。

重さXスピードは力だからね。

 

こちらの教会、聖母大聖堂というそうですが、当初の予定では左右対称に建築するつもりだったそうです。そういう建築様式なので。

つまり足場組んである尖塔と同じのを右側にも作る予定だったとか。

けれども資金難で結局この形で完成させたそうで、とにかく現物は圧倒されるような大きさだったので現物を前にした時は細部まで手の込んだつくりや彫刻などに夢中になっちゃって何とも思わかなったけど、今写真で冷静に見ると確かに変な形ですよね。

完成した尖塔は他にコレ以上高い建物がなかったので、見張り台の役割も担っていたそうで、もう片方の尖塔が予定通り完成していたとすると見張り台としては一方向を塞がれる形になるため、ある意味これでヨカッタような、と言う事らしいです。

前に来た日本人のツアー客がぼそりと「そんなん教会建てる前に分かってることやん・・・」って言ってたってガイドさんが言ってた。

うん、でも同じ高さの塔2本並べたら1つの塔からは360度見張れないことくらい建てる前に分かりますよね・・・

よかったね。建ててからアッ!?てならなくて済んで。

 

この教会の例の名画をぜひ紹介したいんですが、写真とりこむのめんどくさいし時差ボケ治すためにそろそろ寝ます。

困ったことにドンドン元気になってくんだぁ、夜中に向けて。

今回だいぶマシだったんだけど、朝辛いからなぁ。

 

ではおやすみなさい。

 

 

お久しぶりです。

中国の旅行記更新せねばーって思いつつ、お詫び行脚から始まった年明けに、通常業務もたいがい忙しいのに新しい人が入ってその研修までさせられており一杯一杯すぎてそれどころではなかったです。

新しい人入れるのは決算終わってからにしてくれ、と再三訴え続けたにもかかわらず、決算にはあんまりかかわってない上司は全然ピンとこなかったみたいで私ともう一人のパートさんが年末進行で死にそうに忙しい中、去年のうちに人を募集して決めてしまいまして(つーても面接以外の実務は全部私とパートさんの仕事。ナニコレ。)、年明け早々から素人さんにお仕事を教えるという苦行が加算された、というわけです。

一応書類作成経験はある、という人だったんですが、これがまぁ意味も分からずやってはったみたいで、なんにも分からないのと同じ。

なので1月2月でできるだけゆっくり、分かりやすく、丁寧にお教えしたつもりなんですが、あんまり頭の回転の速い人ではない。

あと、物覚えもはっきり言って悪い人で、3月入って決算始まってからはもう正しく地獄という形容詞が不可避な毎日でした。

いやホント、2週間ぐらいずーーーーっと頭痛が続いてて、コレもしかして脳のなんかがちょっとアレでは・・・?と思って病院行ったら疲れとストレス!って言われて、思い当たる節しかない

もう1週間続くようなら脳のなんかがちょっとアレかもしれんので、CT検査しましょうね?と言われたんですが、疲れとストレス!って原因が明確になったので土日何にもせずひたすらゆっくりしたら一旦は落ち着いてくれました。

CT検査せずに済んで良かった・・・!

んで、頭痛はなんとかなりそう良かった!と思った次の日に血尿出たよね。

膀胱炎とは違うみたいだったので、あ、内臓にダメージ入る系のストレスか。って思って、続くならまた病院・・・てウンザリしてたんですが、とりあえず1回だけでした。

ホンマに健康診断行かなあかんな。

 

その新しい人がストレス源なのはもう考えなくても分かるんですが、なかなか酷い。

最初はちょっと変わった人やなぁくらいに思ってたんですけど、ちょっとじゃなかったよね。

化学物質過敏症とかなんとかで、私の服の柔軟剤にまで文句言ってくるんですよ・・・なんで入る前にトライアルに来てもらった時に言わんかった・・・?

そしたら、サンプルに化学薬品まみれの物が来ることがあるから、このたびはご縁がなかったということで。って断われたのに。

アルコール除菌のウェットティッシュ置いてるんですが(変なサンプル触った後用。あと掃除用とか用途色々便利アイテム)それのにおいがキツイ、本当に必要なの?とか、前の会社はウェットティッシュがなかったけど一人ひと箱ティッシュがあったとか、使ってもらってるデスクが古いとか(私も同じの使ってます)、文句と自分に対する気遣いはすごい要求する人で、そのくせ自分は会社に対してコスト掛けることに全く気を遣わない人なんですよね。

バンバン要らないもの印刷するし、しかもカラー。

流石に注意したんですが、別にカラー印刷じゃなくていい、正味印刷すらしなくても構わないようなものをカラーで4枚刷って、うち3枚は絶対使わない捨てるだけのもの、って事がありました。

カラー印刷が白黒より高いって知らないのかな?

50代前半で、職歴もちゃんとある人なんだけど。

あと、色々教えたことをとりあえずメモして、それを後で自分のノートに清書してはるんですが、そのメモの清書のために残業する

ちなみに、上司の奥さんが外国人らしくいつもパヒュームの香りをまとっている方でして、この新人さんが香水も嫌!体臭の方がマシ!って言ってはったので上司の奥さんにも文句言うのかな、って思ってたら、奥さんが近づいて来たら何も言わずにマスクしてたよね。

は?なにこいつ?・・・って思った私は悪くないはず・・・!

化学物質過敏症で強いにおいが無理やから柔軟剤の銘柄変えろ、ウェットティッシュやめろって言ってたやん?

なんで上司の奥さんに香水の匂いきついって言わんの?

貫き通せや!相手見て態度変えるとか舐めくさっとる。

 

メモ書きにしても、習ったことを書き留めるのは大いに結構。

でもノートへの清書なんか時間内にやれよ、と。

正直、ノートにきちんと書けるように、新しい事を教えた後は十分時間与えてるんですよ。

1日でわーーーっと教えるとわけが分からんやろうから、ちょっとずつ覚えてもらえるように量も絞ってるし。

そんで、それだけちゃんとノートにメモしてたら1回教えたらそれ見たらできるはずなのに、できない。

もちろんできない。

何回も同じこと聞くし、残業代つけてメモ書き清書したのに何の意味があるの?

順序立てて説明して、何回も同じ作業やってもらっても自分が何してるかも分からずやってるので、意味不明な間違いをする。

正直もう、手に余って上司に丸投げしたんですね。

そしたら貿易集中講座が開かれてましたけど、まぁなんも変わらんよね。

契約書にお客さんとの約束事項全部書いてあるのに見もしないで聞いてくるし、作業的にはお客さんごとに多少幅はあるけど基本おなじで前に出したコンテナの書類を見て同じようにすればいいだけなんだけど、何回言っても前の書類見てくれない。

1つの作業について聞かれたのでそれに対して回答したら、どんな拡大解釈したのか全然関係ない事にもその回答を当てはめて考えて、わけ分からん間違いをする。

指示してない事まで勝手にする上に、気分でやってるのか同じ作業があってもするのは1回だけ、2回だけなんですよね。

あと、勝手にやった時はできてたのにしてください、って頼むとできない。マジで。

まぁ、請求書の確認とインド人にも分かるように内容明細作って、って頼んだだけなのに勝手に小切手切られた時はドン引き、と言うか、言葉が出ない、ってこういう気持ちか・・・って思ったけどね。

どんだけ説明しても根本理解してないから流れが全然分かってなくて、流れが分かるように、と思って丁寧に順番に仕事お願いしてもダメ。

A社から請求書を取り寄せて、と頼んで、その請求書の支払い準備をして、と頼んで(前に小切手勝手に切ってたので、できると思って頼んだら普通に失敗してた。なんで?なんでなん・・・?)、準備できたらA社に行って、有価証券を引き取ってきて、と頼んだら、なに持って行ったらいいですか?ときたもんですよ。

ちなみにこの質問は2回目で、彼女にはそれまでにもA社に同じ事しに行ってもらったことがあります。

直前まで請求書取り寄せて支払い準備しとったやろ?なんでそこでA社に有価証券もらいに行けって言ったら支払か、と繋がらへんの?馬鹿なの?

こんだけ順序立てて、作業ごとに1回1回指示してやってもらってもつながらないので、私は彼女の事を心の中で『断片化されたファイルおばさん』と呼んでます。

ディスクデフラグしたらいい。

ちなみに万事こういう感じ。

 

今週一番腹立ったのが、支払の終わった請求書をパートさんの机の上に平気な顔で放置してたのを発見した時。

ちゃんと帳簿につけてファイルするよう教えてあったのに、経理のパートさんのデスクに放置って“お前がやっとけ”って事なん?って思いましたよ・・・

うちの会社正直少人数で、それぞれが自分の仕事一杯抱えて回してる状態なので、本当に分からないなら仕方ないけど1回処理の仕方教えたし、帳簿に書いてファイルするだけの簡単なお仕事なのに平気で他人の仕事増やすのは本当に許せない。

1回聞いたことでも平気な顔して同じこと聞いてくるくせに、それすらせずに他人任せって・・・

仕事してもらうために雇ってるのに、なんで他人の仕事増やすことしかせんの・・・?

あー、明日はまた断片化されたファイルおばさんが出てくる日なので憂鬱です。

今日は来ない日だったのでめっちゃ楽しかった。

決算の棚卸し全然はかどらんかったし、インドがちょっと大荒れでまだ解決してないので全然楽しいから程遠いはずなんですけど、何回も同じこと聞かれて手を止められることはないし、勝手に色々するのを見てイライラすることもないし、少なくとも自分のペースで自分の仕事できるのは楽しい。

 

パートさんたちに断片化されたファイルおばさんとこの先うまくやってける自信ない、ってちょっと愚痴聞いてもらったらすっきりしたし。

気を遣ってくださったってのはすごく分かるんですけど、私は仕事ができるから、ってちょっと褒めてもらえた。嬉しい。

でも正直、かつていた超絶取扱いしにくい日本人上司は私の仕事ほぼ全部やってた上に経理の事まで見てたから、彼女と比べると私なんかは全然仕事できるの部類には入らないと思う。

経理のパートさんに助けて頂いてるし、経理の事をはじめとして彼女の管轄の仕事は全くワカランからね。

 

あー、かつての日本人上司以外の日本人にはすごく恵まれた会社だったんだけどなぁ・・・

断片ファイルがなぁ・・・デフラグしてクリーンアップしたいわぁ・・・

 

愚痴ってちょっとすっきりしたから今日は寝られそう。

旅行記の続きの下書きが残ってるから断片ファイルにブチ切れて手につかない、って事がなければ更新したいなぁ。

オランダ木靴。

それは、会社のパートさんのお話です。

彼女のお友達がオランダに旅行し、お土産に木靴をくれたそうです。

オランダと言うとチーズ・チューリップ・木靴に風車ってくらいメジャーなものかと思います。

見た目は確かにかわいい。

でも、重いし実用性はないし、飾りにするにも邪魔。さりとて頂きものなので捨てるに捨てられなくて大変困ったそうで、これぞ ザ・いやげもの(注:もらって困る嫌なおみやげ)と呼ぶにふさわしい品だったそうです。

その話を聞いた時に私は思いました。

私も色んな国行って色んなおみやげ買ってくるけど、可愛いけど貰っても飾るには微妙で実用性もなく、さりとて捨てるのも忍びないいやげものだったりしないだろうか、と。

そこからおみやげは極力消えモノにすることにしまして、今日に至ります。

今回は消えモノ=食べ物も封じられているため、自分のためのおみやげとどうしても必要な義理みやげしか買ってきておりません。

と言うか台湾見慣れてるとあんまり欲しいなって思うおみやげがなかったんだよねぇ、中国。

いいモノいっぱい持ってるはずなのに、ちょっとマーケティング不足じゃない?

 

そうそう、これから旅される方のために、中国旅行するときの老師の教えをシェアしておきます。

 

・お金は一か所にまとめておかない。必ず小分けにして持ち歩くのは最低限にする。

・かばんは絶対に前掛けにする。リュックも前、ショルダーも前にして人が多いところでは手で押さえる。

・露店では極力物を買わない。特に食べ物。衛生的ではないし、同じ露店が明日も同じ場所にあるとは限らない。

・お土産を買うとき、値段交渉になったら、もしも欲しくなけれ絶対に自分から値段を言わない。値段を言ったら買う意思があるとみなされ、トラブルの元。

・高いモノは買わない。10元~30元(170円―510円)くらいの小さい記念品なら大丈夫。

・小さい個人商店では食べ物を買わない。大きいスーパーなら大丈夫です。

・もしけんか騒ぎを見かけたら、絶対に近寄らない。巻き込まれるとかではなくて、やじ馬が集まって気をとられてる隙にスリにあう。

・もしもの時は公安局へ。公安ってなってますが、日本で言うところの警察だそうです。ただし、日本語は通じないと思ったほうがいいそうです。

 

あと、夜ひとりで出歩くのは少し心配って言われましたけど、普通に出歩いてましたごめんなさい老師・・・

一人歩きじゃなく、複数人なら最近は治安改善されてるし大丈夫だそうです。

いくつか???となる項目もあるかもしれませんが、老師を紹介してくださったパートさんから聞いた話では、老師は中国におられるときに2回か3回店売りの食べ物に中ったことがあるそうで(だから露店・個人経営の小さい店での買い食い禁止)、それもなかなかの衝撃なのですが、あと衝撃だったのが歩いてたら身ぐるみ剥がされた話ですね・・・。スリにも何回も遭ったそうです。1回よその人がスられそうになったのを助けたこともあるらしい。

修羅の国かよ中国・・・

私は高いモノ(ご朱印。例のご朱印。ボられてる自覚あったからノーカンでいい?)と露店買い食い(ヨーグルトとあと2つ)以外は遵守しました。

皮影?あれめっちゃ安くて1つ20元だった。ただしこれも、後日流石中国!という出来事が・・・。

それと例の名言のフルバージョンを。

中国人は、日本人より生きる力が強いです。

中国旅行をお考えの向きには、ぜひこの言葉を胸に刻んで行ってほしい(笑)

私も色んな場面で「いきるちからがつよい・・・」ってつぶやきましたから。

 

さて旅行3日目、西安最終日。

この日は北京への移動日でしたけど、16時頃に空港に着けばいいのでほぼ1日西安観光でした。

とは言え西安はメインが始皇帝の副葬品、兵馬俑なわけで、他と言うとかつて都だったなぁ、という名残が少々残っているくらい。

こちら、唐長安城大明宮遺跡、の、新年の飾り。

公園になってて、何が残ってるわけでもない。

凧揚げしてる人がいて、ただっぴろくて電線もなかったので凧揚げスポットとしては最高でしょうな。

その凧が猛禽類の姿かたちをしてて、飛んでる姿がすごくトンビや鷹っぽいんですよ。

あの凧ちょっと欲しかった。

あと、コブラ型のやつが空を泳いでて面白かった。

猛禽の凧その辺で売ってたら買ったのになぁ・・・

 

こちらが漢長安城未央宮遺跡。

こっちは大明宮みたいな公園になってるでもなく、ホントになんにもなかった。

発掘現場なのかそうでもないのか分からないただっぴろい空き地。

でも、一応スラム街っぽいところだったのが遺跡がでたから全部立ち退き、建物取り壊ししたそうです。

遺跡出たから退いて。ってそのあたり中国っぽいー。

 

で、市内大渋滞しつつ別にどっちでもいい広い場所を見て、何度も前は通ったけどまだ行ったことがなかった大雁塔へ。

はいこれ、大雁塔。

めっちゃ古い建物だそうで、煉瓦みたいなものでできた7階建ての塔です。

コンクリがないから、接着剤は糊とか泥とかだったんだって。当然ながら何回か修理したみたいだけど、よく今まで残ってるよね。

玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典をおさめた塔らしいです。

小雁塔ってのもあって、500年くらい前の地震で小雁塔の方は上の方が潰れたらしいんですが、これは健在。

別料金で上まで階段で上がれるそうです。

ただ、この日もPM2.5がアレだったので、ガイドさん曰く登ってもあんまり綺麗な景色は見えないだろうからおすすめできないかな、との事。

勿論登らず。

西遊記の時代からある建物っていうのがロマンですけど、写真見ての通りホント空気悪いよね・・・

大雁塔の前に立つ玄奘三蔵の像。

なんでもこの人、上司や偉い人の許可取らずに唐の都を脱出し、勝手にインドへ行ったそうです。

ちなみに、事前の観光案内で老師がこの人の辿ったルートを地図上で教えてくださったんですが、どえらい大変な遠回りルートだったみたいです。

まぁインドへの最短ルート、憧れのチベットのある標高3000メートル級(所によっては4000M以上ある)の山を攻めず、迂回路をとるとなるとあのルートしかないんだろうけど、ホントなんでわけ分からんインド人の教えのためにそこまでできるんだろうな・・・

ちなみに勝手に都を抜け出してインド行ったのに、経典持って帰って来た時は英雄として迎えられたそうです。

なんじゃそりゃ。

でも、更地の王宮跡とかは置いといて、こういう歴史の物語が本当にあったことなんだ、っていうのがごく当たり前に証拠を伴って目の前にある、っていうのが、中国のすごいところだなって思います。

兵馬俑然り、始皇帝陵然り。

ここに昔こういう人がいた、って言われてる、その存在の証拠が1000年以上たっても残ってるっていうのがホントにすごい。

中々一つにまとまらず、戦乱の多い国だったのに。

大雁塔の側の建物にあった般若心経。

もしかしてコレか?三蔵法師がわざわざインドまで取りに行ったのって・・・

あ、もちろん翻訳前のサンスクリット語かなんかで書かれてるヤツでしょうけどね。

別に熱心な仏教徒じゃないけど、字が綺麗だなぁって思って写真撮って来た。

そうそう、それとこれが西の城門。

こんな感じ。

明るい時間帯に見ると夜とは全然違うよね。

南の城門と作りがちょっと違ってて、ガイドさんに聞いてみたら南がいわゆる表玄関だから、一番きれいだそうです。

昼間の方が昔の姿がしのばれるけど、夜の方が賑やかで派手で中国らしい感じはある。

両方見られてヨカッタ。

 

西安、空気感が北京に比べるとちょっとゆったりしてて、悪くなかったですよ。

渋滞酷いのが難点だけど。

あ、あとご飯は北京の方が美味しいかも。

ちなみに西安の一番の思い出は、兵馬俑行った日に前夜から猫がバスのエンジンの裏くらいに入り込んでたみたいで、にゃーんにゃーんって言うバスで兵馬俑往復した事ですね。

始皇帝陵から戻ってきたらドライバーさんが棒切れ持ってタイヤの下覗いてて、何をどうやっても出てこなかったんです。

ツアーメンバーのお父さんが手持ちオヤツの裂きイカを提供されてましたけど、猫、頑なに出てこず。

前夜も寒かったからバスのエンジンが暖かくてもぐりこんだんでしょうね。

まさかあんな1時間以上走った遠いとこへ連れてかれて、また西安市内に戻ってくるとは猫も思ってなかったはず。

ちなみに、3日目はバスにゃんにゃん言ってなかったので、夜のうちに対処された模様。

大丈夫かなって思ったんだけど、西安帰って来てからもにゃんにゃん言ってたので、一日元気にエンジンあたりで過ごしたようです。

まぁそんな思い出を作りつつ、北京へ移動。

夕食は機内食で、着いたら初日と同じくガイドさんと合流し、中国は広いのに、気候的に冬の厳しい北京がどうして首都なのか、とか、かつては燕っていう国だった、とか言うお話を聞きつつ、ホテルへ入ってお風呂入って洗濯して就寝。

北京のホテル。

ちゃんと掃除はされてたけど、とにかく古い。設備が古い。

西安のめっちゃ快適なお風呂で読書なんてしちゃうような2泊を経た後だと、ベッドが広いくらいしかほめる所がなかった。

広いけど硬いベッドだった。

キングサイズだー!っつて大の字で寝ようとしたけど、結局1人で1人分以上の場所取るのは難しいよね・・・

あと周りにあんまり何にもない。

最寄駅は藩家園。(←地下鉄使って出歩いた)

アンティークを扱う商城がたくさんある地域だったんだけど、どうも値段交渉せにゃならんようで結局どこも覗かず。

 

続、北京編。

パートさんが旦那さんに私が年末年始中国へ行くことを話したら、「なんでそんなとこ行くんか分からへんわ( ・-・ )」と言われたそうですが、行って参りました、中華人民共和国。

ちなみにこの旦那様、私が夏にモンゴル行った際も「なんでそんなとこ行くんか分からへんわ( ・-・ )」とおっしゃってたそうで。

どうやら私は変な国行く人と思われてるようですが、そうです、変な国行く人なんです。

でも中国とかマトモな方・・・でもないかな。

温泉掘りに行っただけなのに捕まったらどうしよう、なんて冗談言いながら行きましたもんね。

 

西安です。

かつての唐の都、長安だったところ。

パートさんになにがあるんですか?って聞かれる程度の知名度ですが、中国と言えば、の例のヤツがあるんです。

 

2日目の観光は、西安郊外のこちらからスタート。

この日も冷え込んでおり、マイナス6℃だったかしら。

日中はちょっと暖かくて、4度とかでした。つーてもお昼頃一時的に4度くらいまであがって、そっからまた氷点下へ向けて下がってく感じなので、あ、マシになったな・・・って思ってるうちにまた寒っ!ってなるんですが。

ちなみに、私はフィンランド用に買ったアラスカ仕様のコートで行きました。

でもフィンランドみたいにマイナス20℃とかにはならないので、中の重ね着はせずにコートの下は日本と同じちょっと厚手のセーターにヒートテック極暖、ていう感じでしのぎました。

極暖のさらに上のヤツが出てるみたいですが、超極暖だっけ、そっちは持って行かず、カイロも持って行ったけど結局使わなかった。

ツアーメンバーは貼るやつとか貼らないやつとかみなさんそれぞれ使ってらっしゃったみたいだけど、動き続けてれば死ぬことはない程度の寒さですね。

マグロか。

あと北京でマイナス10℃とかあったけど、まつ毛凍るほどの寒さじゃなかったので、冬の北極圏体験した後だったから寒いけどこんなもんか、だった。

ブーツも普通の街履き用のでなんともなかったし。

”温かいし履くと自分がかっこいいに見えるアグブッツ”(オーストラリア人談)を買おうかと一瞬悩んだんだけど、新品のシープスキンブーツでいきなり中国ってちょっと抵抗を覚えたので・・・でもシープスキン履いてたらあの麻薬検査犬にアザラシと同じくらいモテたかもしれない。

 

 

とにかく2日目は朝イチで西安から郊外に向けて走り、かの有名な兵馬俑の観光からのスタートでした。

じゃーーーん。

こちら、秦の始皇帝のお墓を守るために埋められた兵馬俑(歩兵部隊)です。

他にも騎馬部隊や作戦司令部なんかがありました。

ちなみに、こちらの兵馬俑はひとりひとり顔が違っていて、千人千顔の兵馬俑と呼ばれているそうです。

違う時代の皇帝もコレを真似して兵馬俑を作ったそうですが、そっちは同じ鋳型でダダダーッと作った量産品のため、全部同じ顔の千人一顔だそうです。

この千人千顔、ひとりひとりモデルがいたとか。

軍隊から体つきや顔のいい人を選んでモデルにして1個1個作ったとかで、大きい物だと190cm以上の身長のがあったとか。

男前いるかなぁってきゃっきゃしてはるツアーのお姉様がたに交じり、馬やべぇ!馬かわいい!!と違う方向に興奮する私。

馬もすごい精巧にできてて、かわいいんだこれが。

知らなかったけど、胴体とか手足とか頭とか、別々に作って丁寧につなぎ合わせてあるそうで、思ったよりも気合入ったものですよ。

こちら修復中の兵馬俑。

ここがもちろん発掘現場なわけで、修復作業なんかもここでやってるそうです。

観光客が帰った17時頃からの作業スタートだとかで、寒ぅ!って誰か言ってたけどホント寒いと思う。

こんな現場は嫌だ。

修復中の兵馬俑たち。

本当は綺麗な色がついていたそうなんですが、土から出して空気に触れた途端どんどん色が退色してしまって、こんな風に土色に戻ってしまったのだとか。

そりゃまぁ千年単位で埋まってたものが急に外界の刺激に晒されたらそうなるわな・・・

で、あえてまだ掘り出さずに残してるのもあるそうです。

真空にして光を遮断した状態で掘り出せる技術ができたら、きっと完璧に色が残ったきれいな兵馬俑が見られるんだろうなぁ・・・そんな時代くるのかなぁ・・・

 

こちらが掘り出したところな状態。

兵馬俑らしき塊は見えますが、ご覧の通り完品で綺麗に掘り出せるわけではなく、やっぱりある程度壊れた状態なんですね。

で、破片を集めて来て修復するそうなんですが、先述の通り千人千顔なのでぴったりくるパーツは1体につき1つしかなく、複数体が1か所で砕けてるわけで、それなんて闇のパズル?って状態ですよね。

よくこれだけ復元したもんだ。

根気すごいな。

あと馬カワイイな。おじさんはどっちでもいいけど。

馬具はちゃんと金属でできてるそうです。

馬カワイイ(まだ言う)

 

元々この兵馬俑、政府から井戸掘って、と命令された近くの農民が偶然見つけたそうで、この辺りには秦の始皇帝陵がある、っていう口伝みたいなのが残っており、それの副葬品じゃないか、ということで政府に報告してあれよあれよと発掘されたそうなのですが、発見者に与えられたのは名誉だけだとか。

中国って自分の土地持てないし、こういう発見物はすべて国の物になるそうです。

 

出土品を納めてある博物館にて。

銅製の馬車1号です。

馬カワイイ。

 

同じく銅製の馬車2号。こっちは本物はどっかに貸出し中らしく、レプリカだそうです。

馬カワイイ。

ちゃんと1頭1頭違うでしょ?

 

この後トイレ休憩かねておみやげ見る時間が20分ほどとってあったけど、兵馬俑のレプリカなんて買って帰ってもしゃーないわと言うことでトイレだけ行って終了。

何人か小さいの買ってはったけど、あれどこに飾るんだろう?

いや、私も馬についてはぐらっときたけど、小さいのって言ってもそこそこ大きいんですよ。

350MLのペットボトルくらいの存在感はあるんですよ。

誰かにあげるには確実にいやげもの(もらって困る嫌なみやげもの、それがいやげもの)になるし、連れて帰ってミニチュアロディちゃんと並べて置いたら違和感すごいだろうし、結局買わず。

 

んで、こちらが世界遺産、秦の始皇帝陵。

・・・何が?って感じですが、後ろの方に見えてる小山が始皇帝陵だそうです。

 

後ろの丘みたいな小山がそれです。

ちなみに、始皇帝崩御の後数年で秦がなくなって、盗掘か遺体を辱めるためか知らんけれど後からできた国の人がこの始皇帝陵に入った所、侵入者撃退用の罠でめっちゃひどい目にあったという記録が残っているそうで、古いものだし中に落とし穴やなんやあるらしいし、今の技術で開けるのはちょっと・・・ということでここも発掘などせずにとってあるとの事。

なんだ中国、いがいと理性があるじゃないか。(失礼)

日本の古墳の事を思うと、盗掘されてるんちゃうん?って思うんですが、ここも発掘できる日が来るのが楽しみですね!

でもさすが中国って思ったんですが、始皇帝も神格化されてて信仰対象になってるそうなので、案外バチ当たるから盗掘なんてされてないのかな?

曹操のお墓らしきものは盗掘されてたみたいだけど。

もし無事だったら、兵馬俑みたいなごっつい物を自分のお墓の周りに埋める人の墓本体なので、一体中に何が眠っているのやら。大変興味深いですよね。

ちなみに、お天気はくもりじゃありません。

あんまりいい空模様じゃないけど、これ全部大気汚染な。

今回ホントにPM2.5の写真撮りに行った感が強かったです。

始皇帝陵・兵馬俑からの帰りの車窓。

郊外の田舎の方でもこの大気汚染っぷり。視界の効く範囲が狭くて、ちょっと向こうの方はもう霧みたいになってて見えない。

6日中4日はこんな感じで青空なんか拝めませんでした。

マスクはもちろんしてたけど、喉イガイガになった。

特に冬は風が吹かなくて排気ガスなどが滞留するそうで、大気汚染がひどいらしいです。

 

郊外から西安に戻って向かった先は青龍寺。

山門かな?派手よね。

こちらのお寺、かの弘法大師空海が修行したお寺だそうです。

あの人、唐の都まで1000日くらいかけて来てたんだって。

そんで恵果さんだったか、偉いお坊さんについて2年間修業し、阿闍梨の位をもらって帰国したんだとか。

今でこそ1日で到達できる距離を、1000日かけて船と馬と徒歩でここまで来たって、すごいなぁ。

わけ分からんインド人の教えのために、そこまでできるんだなぁ・・・

私ならたぶん、経典そっちのけで1000日間旅行(ただしハードモード)気分だわ・・・ってか約3年かけて来て2年しか滞在しないって釈然としないものが・・・

空海いましたよ、的な壁画。

他にも唐の詩人白居易の詩や、お師匠と空海の別れのシーンや、色々な壁画があった。

四国の88霊場の資金提供の元で建った空海記念碑。

一番上の部分は日本の大理石らしい。

こちらのお寺、たくさんの桜の木が植わってまして、全部四国から送られた木だそうです。

桜の時期は地元の花見客でにぎわうのだとか。

ざっと見た感じかなりの本数があったので、桜の季節は綺麗だろうなぁって思いました。

まぁ、姫路城にはかないませんけどね!

で、こちらのお寺は四国88ヵ所霊場の第ゼロ番札所(知らんかった・・・)ということで、

ご朱印も受けられます。

なんかもう空海一本、日本人で食ってるんだろうなぁって思うくらい、朱印帳やら取り揃えてあって、お値段も大変バカ高い。

有難いかなんか知らんけど、朱印帳に9000円も出せるか?

私は出せん!!

ご朱印も受けるつもりなかったんですが、この日が1月1日、2019年の元旦でして、先に受けた方のを見せて頂いたら、日付が墨跡鮮やかに平成31年1月1日となっておりまして、”平成最後の”マジックにやられてうっかり受けてきましたよ・・・

これが2019年だったら受けてなかった。1月2日でも受けなかった。平成31年元旦だから受けてしまった。

日本だったら1ヶ寺300円、お帳面は300円、って思いながら高いお布施させて頂きましたよ。

母が西国終わったから次は四国88回りたいって言ってて、母の土産にするために。

約6ヶ寺分のお布施だったけどね。

日本でだったら帳面・白衣・お軸のフルコース頼んでもお釣がくるよ。

でも、ツアーメンバーの中には四国回ってお礼参り行って、あとここだけだから、ってこのためだけにいらっしゃった方がいて(あとで「私の旅は終わった・・・」ってつぶやいてらっしゃいました。2日目にして・・・!)、母が88行ってもしゼロ番も欲しい、って言われたら受けに行くのは私になろうと思われるので、2回西安来るよりは安いわッ!!・・・と。

ちなみに母には高っ!!・・・高っ!!!って言われました。

でも喜んでました。

多分お母さんが行っても高っ!!!って言いながらも受けてくるやろ。って言ってたので、欲しかったで正解だったみたいです。

ちなみに1万円しか両替しておらず(私はお小遣い3万かなって思ってたんだけど、老師が1万円でいいよ!十分よ!って言ってはったのでアドバイスに従いました。余ったので老師大正義。)母のおみやげがお小遣いの2割を占めました(笑)

母には、お参りツアーの同じバスの人に思う存分自慢するんやで・・・ゼロ番札所のご朱印持ってるって自慢するんやで・・・と言っておきました。だってホントに馬鹿みたいに高かったんだもの・・・

神も仏もないよね。すべては資本だよね。と悟る程度には現実を見せられて、博物館を見学してこの日は終了。

オプショナルツアー唐歌舞踊に行きませんか?5000円!とのことだったんですが私はパス。

他に4-5人パスされてて、7人か8人が唐歌舞踊の鑑賞へ行ってらっしゃいました。

西大后をモチーフにした舞台構成で、ワイヤーアクションあり、プロジェクションマッピング的な視覚効果の背景ありのなかなか華やかな舞台だったそうです。

で、私はと言うと。

 

 

行くよね、街歩き。

今回特にツアーで自由時間なんてないから、ひとりで動くならここしかない。

19時過ぎにホテル出て、てくてく歩いてお散歩がてら城門へ。

結局3日目に西の城門・城壁観光できたんだけど、ツアーの予定には明記されてなくて、老師が車が6台くらい走れる!大きいよ!っておっしゃってた城門・城壁がどうしても見たかった。

あと、行きたいとこがあった。

一応バスの車窓から街の様子をしっかり観察して、夜でも女子供が出歩いてるというのは確認してた。

あと、嫌な雰囲気がないかもちゃんと気を付けて見て、その上で外出できるって判断して出たので、もしこれから行かれる方も雰囲気確認してから判断されるといいかと。

この時はちょうど年越しのタイミングで、旧正月の方が盛り上がるとはいえなんとなく町全体が浮かれてたので、怖い雰囲気はなかった。

あと、私には東アジア限定の現地に溶け込む”擬態”スキルがあるので、そのあたりも自己判断してください。

台湾へ行けば中国語で道を聞かれ(複数回)、モンゴルへ行けばモンゴル人に「モンゴル人だと思った」と言われ(100%実話。しかもコックさんちのこどもたちと帰りのドライバーさんに言われたので、うちの先祖はモンゴルからの渡来系説濃厚。絶対弥生縄文渡来人色々混ざってるだろうし、私が特別先祖返ってるだけかも知らんが。おかげさまで、モンゴル人ってどんな顔?って聞かれた時、こんな顔。っていう鉄板の返しを手に入れました)、あと中国と韓国で通用すれば東アジアコンプする擬態スキルですが、今回も間違いなく仕事してくれました。

今回も一人歩きして行ったお店は全部中国語入りで、最後まで中国語で接客されたとこも結構あったので、中国人に見えてた可能性が高いです。

って話したらパートさんにめっちゃ笑われたけど。ちなみに日本でもまれに暴発するんだ、このスキル・・・(←まだANAのグランドスタッフに英語で話しかけられたこと根に持ってる/笑)

 

一人歩きで見た鐘楼。

綺麗でしたよ。派手派手しいけど。

中まで行ってみたかったけど、ひとまずは城門優先で。

 

 

手前が鐘楼、奥が鼓楼。

 

通りも上の写真みたいにやたら派手にデコられてたけど、これは旧正月まで使うらしい。

通りごとに飾りに違いがあって面白かった。

じゃーーーん!

南の城門!

 

 

南の城門と、浮かぶ偽物の月。

本物なんてPM2.5のせいでなんも見えん。

写真で見たら本物っぽいけど、このお月様でっかいバルーンです。

こんなところも中国的だけど、このバルーンはよくできてて綺麗だった。

 

派手だけど綺麗。

正月・旧正月が来るってんで特別ライトアップかと思いきや、普通に夜はこんな感じらしい。

でも正月用の飾りも一杯あったけどね。

 

城壁の外側。

壁内は一応雰囲気を保つために城壁の何メートルだったか、建物建てられない事になってて、建物の外観も規定があるらしいんだけど、外は自由。

ガイドさんが、あんまり高い建物バンバン建つと雰囲気がちょっとね・・・って苦い顔されてましたけど、関係ないよね資本の前には!!って感じですね。

はい、こちらが老師がおっしゃってた城壁の上ですね!

1周14キロあるそうで、昔は馬で見回りしてたそうですよ。

ガイドさん曰く、3周走ればフルマラソンだからマラソン大会はここを走る、そうです。

ちょっと面白い。

ちなみに広さは狭めの3車線くらいでした。

車6台は・・・中国式の運転なら走るかもね!

ここに上がってくるのに入場料がかかりまして、大体1000円くらいでした。

手持ちの現金がこれでおよそ7000円です。

さて、あと4日7000円でしのげるのでしょうか。

普通に考えて1週間の旅行でお小遣い10000円てなかなか厳しいものがあるよね。

きれい。

でも空気悪い。大気中の微粒子に照明が反射して色ついてるもんなぁ。

 

あちこち写真撮りまくって十分堪能して、じゃ次行こうと城壁を降りてきたら、17-18才の地元女子の5人組に突然話しかけられまして、ケータイをこっちに差し出しながら何か言ってるわけです。

多分写真撮って、って言ってるんだろうなぁって思ったんですが、もちろん中国語だったので詳細は分からず、めんどくさかったので英語でごめん何言ってるか分からへん、って答えました。

アッ!外国人!!ってなってくれたらいいや、他にも人おるし、適当に他の人に写真頼むやろって思っての事だったんですが、携帯差し出してきてた女子は一瞬アッ!外国人!!ってなったものの、即座に英語に切り替えて写真撮ってー!て言われました。

生きる力がつよい(老師の名言)

アイヤーて思いながら撮ってアゲタヨ。

ワタシよくカメラ頼まれるカラ平気ネ。スリランカでも白人ファミリーに突然カメラ差し出されて頼まれたヨ。

スキル:擬態(地域限定)もスキル:人畜無害も取った覚えないんだけどなぁ・・・もうちょっといいモノにポイント振りたかった。幸運とかね。

 

もう1か所行きたい所があったので、女子たちにケータイ返して写真確認してもらってから、お目当ての回民街まで歩いて移動。

回族っていう少数民族が多い場所で、鼓楼のすぐ裏手あたりにいっぱいお店を出していて、前情報で色々調べたら賑やかで楽しそうだったので行ってみたかったんですよね。

回族はイスラム教徒で、中国人なんだけどちょっとだけ文化が違う感じがして面白い。

回民街。

写真しょぼいけど、もっともっと賑やかな感じで、台湾の夜市っぽさがあった。

西安と言うと超内陸なのにイカの揚げたヤツとか一杯売ってて、それがさらに台湾ぽさを醸してて、中国なのになんかホッとする感じ。

あと老師の言ってた通り繁華街には例外なく警察がいて、治安は悪くなさそうだった。

イカ美味しそうだったんだけど食べず、ヨーグルトだけ買いました。

皆飲んでた美味しそうな飲むヨーグルト。

中国語のいくら?がなかなか通じなくて凹みつつ購入。

接客してくれたお兄さん、私の多少銭?の発音聞いてやっとアッ!外国人!ってなって、ちょっと焦ってて若干気の毒だったけど、ボディーランゲージで大体なんとかなる。

1つ10元=170円でした。

瓶入りで美味~。

ホントは老師に買い食いは止められてたんだけどね。

その場で売ってるイカとかトルネードポテトとか、生の棗とか、あとクルミ飴とかはね、美味しそうだったんだけど、なにせ大気が汚いのでね、あんまり購買意欲がね・・・

マスクしててもなんか喉イガイガする空気の中で普通に出しっぱなしにされてた食べ物に手を出す勇気はなかった。

生産地が中国だから気休め程度だけど、ヨーグルトは一応瓶詰だし・・・

棗は洗えるから買えばよかったなー。食べ方分からないけど。

 

回民街に来たかったのはもう一つ目的がありまして。

じゃん!!

皮影です!

元々人形劇に使われる革製の細工物だったそうなんですが、今はこんな風な感じにアレンジしたものを観光客のおみやげに売ってるんですねー。

事前リサーチで見た他の旅人さんの旅行記に出て来てて、ぜひひとつ欲しいと思っておりました。

牛皮でつくるのが一般的だそうなんですが、コレ↑は何でできてるかよく分からん。

イスラム教徒たちの多い回民街で買ったので、多分豚皮じゃないと思うんですが・・・

他にも兵馬俑デザインとか、干支とかもあった。

 

老師へのおみやげに『福』。

縁起物が詰め込まれててとにかくかわいいんだけど、手作りだろうから個体差が激しい。

色つけとかが1つ1つ全然違うから、よく見て買わないと微妙なヤツが混じってる。

一瞬友達にもこれを・・・と思って結局この2つしか買ってこなかったわけですが、値段の問題ではなくて。

これ一個置くと他のインテリアを全力で殺しにかかってくるからです。

馴染まない。染まらない。和風・洋風インテリアは全殺し。って感じ。中国、おみやげもつよい。

ちょっと考えて、い、いやげものかもしれない。と思いまして。

持って帰ってきて飾ってるけど、存在感が強くて調和とかしないので私の判断は間違っていなかった。

オランダ木靴にだけは・・・オランダ木靴にだけはなるまい・・・!

 

明けましておめでとうございます。

新春の候、いかがお過ごしでしょうか。

私は例年通り年末までインド人に追い詰められ、一時高飛びして帰って来てからお詫び行脚から始まる新年を迎えております。

流石インド人私を追い詰めることに余念がないな!

年明けに段取りしてた仕事を、社長が勝手に年内に(他所の日本人におもっきり迷惑かけて)済ませたって聞いた時には年末休み1日目にして年明けのお詫び行脚確定に私の心の生きてる部分が全部死んだよ。

そもそもインド人が悪いのにしわ寄せがなぜかすべて日本人に来る不思議。

12月15日頃に有価証券のドラフトが来たからお客さんに送って内容確認して、って言っといたら、何にも言ってこないから放置してたら12/26頃にこれ変更して!!って言ってくるんですよ。(ちなみに27日が仕事納めで船なんかとっくに出てるし証券も発行されてるし。)

オマエ今まで何してた?

死んでた?

ねぇ死んでたの?

しかも折悪しく大体半年に一回くらいのペースでするでっかいミスの尻拭いに(上司が)奔走してた時にコレが重なって、もうブチ切れるを通り越していきなり諦めましたからね。

私がやらかしたミス(最終仕向地間違えて予約して、港から荷物動かなくてどうする?ってなった。まぁよその国に着けるよりマシ←強くなってる)で上司が手一杯で、28日でどこも仕事納めだから、もう年内無駄に悪あがきせずに潔く諦めて新年に持ち越そう!って思ってたのに、28日に社長が会社に一人で出てきてバイク便で証券送り返したって聞いた時のあの気持ちよ・・・

相手先も28日までで仕事納めなのに、訂正させる・・・?もう諦めようぜ・・・?

そもそもバイク便の手配なんて社長が自分でできるわけないから、取引先がお膳立してくださったとしか・・・!

マイナス割り込むまで気力・体力ゲージ削らんでください・・・

そして新年も心休まらないところで迎えたので、新春リフレッシュ後の社畜のライフはいきなり赤ゲージスタートですよ!

なんでそんな所行ったし、と言われそうですが、私だってホントは地中海を望む島で優雅に年明けを迎えたかったですよ・・・!!!

迎える予定にしておりましたよ!!!

例によってまた変な国行こうとしてたんですが、ツアーなものの半日自由行動があって、その自由時間にはちみつワイン買って銀細工のお店を覗いて素敵な手編みのレースなんて選んで、あとちゅーる一杯持って行ってその辺の猫にモテまくる素敵な年末&新年を迎えうふふふふ(インド人の圧でラリり気味)みたいなことを考えてたのに、あえなくツアキャン。

行けるって信じてたのにツアキャン。

人数揃ってたはずなのに、多分旅行会社の都合でしょうね。そんなに儲からんツアーだったんでしょう。

11月にチベットの悪夢再び、のツアキャン連絡があり、そこからはもう焦る焦る。

ぼっち台湾にするか(でももう101のカウントダウンは行かないんだからねッ!)フィンランドにぼっちでオーロラリベンジ行くかそれともどっかチベット的なツアーを探すか・・・!とPCとにらめっこしまして、催行確定して(コレ大事)残席がある行ってもいいかなというツアーを2つ見つけて、老師に相談に乗ってもらった結果、決まった旅行先はまさかの。

 

 

中華人民共和国 略して中国!

なんかスゴくね?

↑ってレーザーで空間に文字浮かび上がらせてるんですよ。新年快楽(明けましておめでとう)って書いてある。

これのせいでメチャクチャ渋滞してて笑った。

ちなみに後ろに移ってる真っ赤っかの建物、昼間見たら普通の石壁ですからね。

ザ・中国って感じ。

いきるちからがつよい!(老師の名言)

 

今回は西安と北京6日間の一人旅ばっかり集めたツアーに参加してきました。

参加者全員一人旅。そして1人部屋。

めっちゃ気が楽。

でもこれまでで一番関西人の参加が多くって、一瞬でみんな仲良くなった感。

関西圏以外では岐阜の方と山口の方、高知の方がいらっしゃったのかな?

あとは大阪和歌山京都滋賀、そんで兵庫って感じで空気感が関西。

奈良県おったら関西コンプか。惜しい。

お父さん1人、お母さん1人、あとお姐さんたくさんとおじさんと兄さんなツアーでした。

西安が2泊、北京が3泊なんだけど、帰る日は帰るだけだから観光の濃度としては北京・西安同じくらいかな。

このツアーと迷ってたのが東京発着のチベット5日。

こっちは一人旅ツアーじゃないって言うのと、東京まで行くのが面倒いって言うのと、あと1日短いのがネック。

で、老師に相談したら絶対北京西安がいいよ!王道全部押えてある!でもチベットは飛行機でチベットまで行くから、折角だから青蔵鉄道乗れるツアーにしたほうがいい!とアドバイスを頂いて、北京西安で決定。

 

添乗員さんから電話もらった時に始発で行っても関空8時15分が一番早いって言うと、8時集合なので8時には来て!と言われてしまい、渋々神戸で前泊して31日の8時にはきちんと関空行きました。

こういう時ツアー不便。

1人なら8時15分を選んでた。

今回利用は中国東方航空で、初めて乗ったけどまぁこんなもんよね、って感じ。

機材が古いな。

あと、中華系の航空会社は例外なく私の荷物をボコってくるな。

夏のモンゴルでも中国国際航空にボコボコにされて、今回中国東方にトドメ刺されたわ。

まぁ退役時期かなーって思ってたし、穴開いたから(真実。)捨てるのに躊躇なくなったし。

・・・ずっと一緒だったからさみしい。

台湾モンゴルスリランカ、あとカンボジアとかベトナムも一緒に行ったなぁ・・・

今回は私の旅の相棒、3日間用の機内持ち込みサイズで行ったんだけど、ツアーメンバーがちょっとざわってして面白かった。

皆さんちゃんと5日-7日用くらいのおっきいスーツケースでした。

西安ついたら麻薬検査犬ぽいビーグルにクンクンされて、さすが中国!って思った。

あと、そのビーグルがあんまりお仕事に集中で来てなくて、おじさんにめっちゃ引っ張られてたのもさすが中国!って思った。

ツアーメンバーのお姐様がお召しのアザラシ革の靴(なにそれちょっとほしい!!)のにおいに夢中になっちゃって、仕事のこととか全部どっか行ってたのがかわいかった。

 

関空から青島乗り換えで西安に着いたのが夕方で、この日はガイドさんと落ち合ってちょっとだけ壁内観光してごはん食べに行って終了。

初日の晩ごはんは素食で、いわゆるベジタリアン。

↑はお腹いっぱいになった頃にトドメとばかりに一人一杯出てきた中華風年越しそば。

パクチー風味で嫌いな人は嫌いな味。

私は食べれんことはなかったけど、恋しくなる台湾の八角。

ちなみに年越し旅恒例の年越しどん兵衛鴨出汁そばがスーツケースの中に鎮座ましましていたので、日本式の年越しそばも食べました。

ちょっとだけ西安観光、城壁の真ん中に鎮座する鐘楼。

その名の通り鐘がぶら下がってて、時刻を告げる時鐘の役割を担っていたらしい。

 

こちらは鼓楼。

こちらも鐘楼と役割はおなじで、太鼓が置いてあってやっぱり時間を伝えるのに使ってたとか。

ライトアップが派手。

とにかく盛ったモン勝ち的なのがさすが中国。

 

一昨年から台湾好きすぎて中国語を習い始めたんですが、老師が元中学の社会教師で、中国の事なら何でも教えてくれるひとでして、今回も旅行前にみっちりと観光案内してくださいました。

そして、老師曰く西安は日本で言うところの京都だそうで、唐の都があった長安が現在の西安なわけなのですが、古い時代の城壁がそのままの形で残っているのでぜひ見てほしいと言われておりました。

唐の都、長安、日本で言うところの京都と聞いてしっとりした古都を想像してたんですが、追々写真で紹介しますがまぁ中国にしっとりとかなかったよね。

 

西安でお世話になったホテル。

元日系のホテルだとかで綺麗!日本人好みにできてる!

 

特にお風呂最高。

写真に写ってないんですが、シャワーブースが別になってて体洗ってから浴槽に浸かるというお風呂の入り方ができて最高。

明るいしきれいだし、思わず浴槽につかりながら読書とかしてしまった。

最高。

立地も壁内で鐘楼まで徒歩圏、南の城門までも20分くらいかな、十分歩ける範囲。

初日は移動日だったので、到着してちょっと写真撮ってごはん食べてホテル入って終了。

洗濯してお風呂入って寝ました。

 

ちなみにめっちゃ寒くて、到着した日がマイナス8℃だったかな。

帰ってきたら日本ぬっくぅ!てなった。

まだ魔法ってかバフが効いてて、日本ぬっくい。

モンゴルの魔法(高地順応)は大体切れたので、中国の魔法も次の寒波くらいで効かなくなるかなぁ。

 

友達にモンゴル行って来たーと言うと、モンゴルってなにがあるの?って聞かれました。

何にもないです。

いや、あの、失礼なアレではなくて、その何にもないのが大変良いのです。

ウランバートルは120万都市で、相変わらずモンゴル総人口の1/3が集中して住んでいるだけあって、大都市と言って差し支えないですが、正直都市で遊びたいならモンゴルでなくていいわけです。

台北とかのがよっぽど楽しいし安全だし。

何が良くて行くかというと、とにかく草原。

そして馬。

件の友達(旅行が大変好きな人で、私よりもよっぽどいろんな所へ行ってる)曰く、モンゴルって実際の距離はともかく心理的距離は遠い国だわ、だそうで、今回滞在した先で日本人旅行者2組と一緒になったんだけど、オーナーさんもほかの旅人たちも似たようなことを言ってました。

モンゴルって言うと相撲。。。くらいが日本人の感覚だろうね、って。

でも、モンゴルでできる体験って日本じゃなかなかできないことが多い。

まず広いんですよ。

そして、道が悪い。

アスファルトが穴だらけで、そんな道をアホみたいなスピード出してみんなかっ飛ばしていくわけです。

追い越しなんてガンガンかけますよ。

私の車についてるナンバープレートの地名は、運転荒いで有名なやつなんですが、そんな地元でぼちぼち走ってるくらいの私では国際免許に書き換えてモンゴル走るとか不可能です。

オーナーさん曰く、なんとなく気合と根性でどうにかなるらしいですけどね。

事故るわ。

 

初日に空港までお迎え来てもらって、宿泊地まで行くのに途中で雨が降ってきて、すごいでっかい虹を見ました。

あと、私たちのいるところは全然晴れてるのに、あっちのほうは雨降ってるねー、って言われてみると確かに真っ黒な雲が垂れ込めてて、天気の境目が見えるそのスケールの大きさに圧倒されっぱなし。

前述の虹も一方の端から他方の端まで綺麗にアーチがかかってて、ほんと綺麗だったし。

あんな虹、日本ではそうそう見られん。

 

初日は宿泊地に着いたら晩御飯で終了だったんだけど、星の綺麗なことと言ったら、巨大な虹、果てがないみたいな草原ときてこれかぁー!と言葉もでないほどでした。

陽が落ちると途端に冷え込むので、寒くってあんまり長時間眺めてられなかったけど。

 

ゲルは柳の木の骨組みに防水生地を1枚かぶせて、その上に分厚いフェルトを巻いてあって、さらに一番上に防水生地をかぶせて紐で縛って完成、みたいなもので、テントよりははるかに暖かい。

天井部分が丸く切り取られてて、半分はフェルトがかかってるんだけど、もう半分は明り取りのために開けてあって透明なビニールがかかってました。

冬場はゲルの中心にある2本の支柱の間にストーブを置いて、この半分空いてるビニールのほうに煙突の穴をあけて使うそうです。

ゲルは前回のモンゴルで、実際に遊牧民が生活しているゲルにお邪魔したことがあるだけで、泊まるのは初めてでした。

めっちゃ羊臭いの。

木のドアを開けて入った瞬間羊臭にぶん殴られる感じ。

ゲルの裾のほう何か所かめくってあって、そこから換気するようになってるんだけど、もちろん換気すると外の冷たい空気が入ってきて寒い。

裾を下して囲ってしまうと昼間の間に熱をため込むのでめっちゃあったかい。

そして羊臭い。

私は基本的にスタッフさんがやってくれるようにしてたので、裾のほうは開きっぱなしになってました。

夜ちょっと寒いけど、布団にもぐりこんじゃえば何とかなる。

 

初日は着いたら陽が落ちて寒くなってたのでダメ、二日目は設備の問題でダメ、三日目はナーダム見に行って帰ったら夜だったのでダメ、と3日間もお風呂お預けになってしまったんですが、乾燥してて直射日光浴びなければ暑さも感じない(曇って風びゅんびゅん吹いてたらむしろ寒い)ので、シャワーシートで体拭くくらいしかできなかったけど思ったほど無理だこれマジで風呂入らんと死ぬ!てほどにはならなかったです。

2日目くらいから頭洗いたくて仕方なかったけどね。

ただ、自分が羊臭くないかはすごい気になってた。

着替えもゲルの中(のスーツケースの中)に置きっぱなしだから羊臭くなってないか気になるんだけど、だんだん鼻が慣れて2日目夜くらいになると、外から帰ってもウッ!羊!!って思わなくなっちゃってて、においが移ったかどうかすら不明に・・・

一応、帰りの飛行機もバスも電車も周囲の人に避けられなかったからそこまで羊臭が移ってはいなかった模様。

いい服持っていったらだめですね、絶対。

 

帰る前日にちょろちょろシャワーを浴びたんですが、なんと気持ちの良かったことか。

ホントに、え、これ洗礼?洗礼なの?っていうくらいのちょろちょろ感なんですけど、3日我慢した後の風呂はめっちゃ気持ちよかったです。

あまりのちょろちょろ感に、頭洗って体洗ってさあ流そうと思ってからが一番時間がかかったんですけど、それでも!気持ちがよかった!!

日本帰ってきたら蛇口一ひねりで好きなだけお湯出るし、寒くないし、ありがてぇ!ありがてぇ!!って言いながら長風呂したよね。

不便なとこ行くと、日本の便利さが身に染みる。

いい国だぜ、この国はホントに。

 

モンゴルに何しに行ったかというと、主な目的はゲルに泊まるのとあと馬に乗りに行きました。

最初にモンゴル行った時、引き馬で乗せてもらったのが忘れられなかった。

あの時はただの”荷物”だったので、一人で乗れるようになりたいな、と。

2日目に早速乗せてもらったんだけど、言うてみればいきなりの外乗だし、何かにびっくりして走り出した馬を一人で停められるようになるまでは引き馬、ということで、遊牧民のスタッフさんに引いてもらいました。

朝ごはんが大体8時で、私は日本時間で生活してたので早めに起きてのんびり歯磨きして散歩して、オーナーさんが貸してくださった乗馬の本読んで朝ごはんを待ってたんですが、この遊牧民のおじさんがバイクでもって馬を集めてきてて、これがなかなかの迫力。

夜のほうが食いがいいそうで、馬と言わず家畜全部ずーっと放牧されてるそうです。

モウコノウマなのでサラブに比べて圧倒的に小柄で、乗り降りはしやすいんだけどきちんとついて乗り降りの介助もしてくれるので安心。

私を乗せてくれた馬は11歳の男の子で、穏やかでマイペースな性格だそう。

確かにびっくりして走り出したりしない子だったし、へたくそな私が乗り降りに手間取ってもすっごいおとなしく待ってくれた。

2日目は10時頃に出かけて、帰ってきたのが14時頃。

休憩挟んだとは言え、いきなり結構乗る。

風景がね、素晴らしいの。

草原に向けて歩き出して、オーナーさんと先導してくれる遊牧民スタッフさんと私の3人での遠乗りなんだけど、オーナーさんにコツを教えてもらいつつ、のんびり常歩で世界の半分が草原、半分が空、みたいなところを行くわけです。

小さい沢を越えたり、緩やかな丘を登ったり、放牧されてる家畜の群れの中を通ったり、風が気持ち良くて、普段より高い目線で馬の背に揺られるのってこんなに気持ちがいいものか、と。

わんわん寄ってくるハエさえいなければもっと良かった。

次行くときは虫よけ必帯ですね。

一応無印の虫よけシート持って行ってたけどダメだわ。

ちゃんとしたヤツでないと無理だわ。

 

初日からいきなりちょこっと軽速歩なんてやっちゃいましたけど、あれすごい大変ね。

私、最後まであれをうまくいなせなかったわ。

タイミング合わせてちょっとお尻を浮かすってすごい難しい。

乗せてくれてた馬と気持ちが一つになってないってことですね。

 

一旦かえってお昼ご飯を頂いて、それから夕方まで食休みして、夕方ちょっと涼しくなってから2回目の乗馬。

2回目は家畜を追います、と言われて、引き馬だったんだけどヤギと羊の混成群を後ろから追っかけてすごい楽しかった。

プチ遊牧民気分ですよ。

引いてくれてるおじさんにしたら私邪魔だったと思うけど(笑)

ある程度宿泊地の近くまで追ったら、そのあとまた群れから離れて遠くまで行きまして、相変わらず風景に圧倒されました。

ヤクとか初めて見た!

ふっさふさの牛です。

牛って言うとちょっと語弊があるかな、ヤクだし。

チベットで飼われてるイメージだったんですけど、モンゴルにもいるんだなぁ。

今回、ついてすぐ草原、帰るまで草原だったのでろくすっぽお土産買わなかったんですけど(どころか両替すらしなかった)、帰りの空港で自分用にヤクの毛糸でできた手袋だけ買って来た。

早く使いたいので、冬になるのが待ち遠しいです。

 

乗馬中はあちこちによそんちの家畜の群れがいてて、近くへ行って見せてくれるんですよね。

ひろーーーい空間なんですが、お隣のゲルというのがぽつぽつあって、例外なく犬を飼ってて馬で通りかかるとすごい勢いで飛んできて吠えるんですよ。

モンゴル犬も初めて見たけどかわいかったー。

折れ耳でふさふさで、大きさ的にはレトリバーくらいかな。

マロ眉の子だったんですけど、立派に番犬してました。

 

私が泊まってた宿泊地にもオーナーさんの犬がいてて、到着した日にめっちゃ犬式挨拶(お尻のにおいをかぐ)で歓迎してくれたんだけど、あとはわりとそっけなかったです。

私も犬式挨拶してれば触らせてくれたかなぁ?

コックさんちのこどもたちと仲良しみたいで、番犬の仕事してる時以外、昼間こどもたちが表で遊んでる時は一緒に遊んでました。

そして、全然かまってくれない犬の代わりにオーナーさんの猫とコックさんちの猫がめっちゃ構ってくれた。

なんか逆ですよね(笑)

オーナーさんの白黒猫はちょっとクールなんだけど、撫でまくってたらおなか見せてゴロゴロ言っちゃう感じで、もう1匹のコックさんちのトラ猫が え?これ猫か?ってほどなつっこい。

初日は近寄ってこなかったんだけど、ごはんの時にチーズなど少しおすそ分けしたところすごいデレてくれて後半うちの飼い猫みたいになってました。

日本帰ってきて、夜待ってても猫が泊まりに来ないのがさみしいです。

ねこ・・・ありがとう、トラ猫、君のおかげで疑似ねこのいる暮らしが体験できたよ・・・

初日の夜に私の足踏んだの君だったのかい・・・?

あの時はまだ警戒されてたから白黒猫のほうだったのかい・・・?

暗闇で何かに足を踏まれるのって、なかなかびっくりして目が覚めたよ・・・・

 

ねこ・・・ねこほしい・・・

 

お久しぶりです。

生きてます。

暑いですねー。

去年の秋に会社がちょっとアレな事になりまして、そこからなんやかんやいらん作業を大量にさせられてて、なかなか落ち着いてブログなんか書こうという気にもならず、ずーーっと放置してました。

言うてもまだ会社ごちゃごちゃだし、人が減っちゃったのでまた募集しなきゃだし、台風来てるし船動いてるし、うわーーーーっていう状況はあまり変わらず。

流石にしんどくて、ちょっとゆっくりしたいと思ったので、このお盆休みはモンゴル行ってました。

はい、2回目です。

年末とGWは台湾行ったり、名古屋にモネが来てたのを見に行ったり、ちょいちょい息抜きに遊びには行ってたんですけど、モンゴルはほんとにゆっくりできました。

前回はツアーでウランバートル泊、草原に遊びに行く、っていう感じだったんですが、今回は例によって自分で航空券を手配し、ゲルと家畜持ってる日本人が草原にいらっしゃるのでそこに滞在してきました。

個人的な友達とかでなくて、お仕事としてツーリストキャンプみたいな形でゲルを提供されてるんですね。

で、今年はなんでか夏季だけ飛んでるはずのMIATモンゴル航空が関空からの直行便を飛ばしてなくて、羽田乗継でウランバートルへ行くか、中国か韓国経由で行くしかなく、大韓乗りたくなかったので中国国際航空で北京乗継で行ってきました。

今年は社長にお願いして10日からお休み貰って、でも朝9時の便だから7時には空港に行かないと行けなくて、木曜出勤するときにスーツケース引っ張ってって前泊したので計5泊6日。

中国国際航空は評判を確認すると荷物が北京で止まったり、やたら遅れたりするそうで、戦々恐々として生まれて初めて1泊分の荷物を手荷物で持って行きましたけど、結局行きも帰りもちゃんと同じ飛行機に乗り換えて来てたのでそこはヨカッタ。

スーツケースにめっちゃ傷増えてたけど。

そして飛行機自体は遅れたけどね。

帰りに2時間。

おかげでローカル線の終電行っちまって昨日はタクシーで帰る羽目になった。

もうはよ職場のそばに引っ越さなあかんな。

 

今回もぼっちで行きました。

北京の空港で乗り継ぎにえらい時間がかかる。乗継専用の保安検査場が開いてなければ、最悪、出国したばっかりの人民の列に並んで保安検査を受けるので、とにかく2時間はみておくように、と色んな旅人さんの旅行記で見て、上手く乗継ぎできるかちょっと心配だったものの、往路も復路も乗継専用保安検査場が開いてて30分くらいで搭乗口までいけました。

でも荷物検査用のX線2台と、人が通る金属探知機が1台しかないので並ぶ並ぶ。

これから中国国際航空を使って乗継される方は、電子機器類とバッテリーをすべてまとめて透明のポリ袋に入れておくのをおすすめします。

私は液体物用のポリ袋にカメラとモバイルバッテリー、MP3プレーヤーに懐中電灯、携帯電話を全部まとめておいたので、カバンからすっと出してX線を通して、戻すのも簡単でめっちゃ楽なのでおススメです。

あと、コインも別にしてくれと言われてるので、お財布も出しやすくしておくことをお勧めします。

袋に入れなきゃいけないわけじゃないけど、X線通した後回収するのすごい楽です。

袋のサイズは指定なんてないから、i Padとかタブレットとか入る大きな奴も使えるし、まとめといたらオタオタせずに済むし係りのお兄さんに手荷物の中漁られなくていいのでいいよ、ホントに。

液体物はペットボトルとか以外そんなにうるさく言われない感じ。

モバイルバッテリーは容量の規定があるようなので、これから行かれる方は詳しく解説されてる他の旅人さんのブログなり検索するのをおすすめします。

北京の空港初めて行ったけど広いね!

そしてあんまりなんにもないね!

仁川はあそこまで広くないけど免税店がごちゃっと一杯あってにぎやかな感じ。

ただ、北京は標識が漢字+英語なので日本人には乗継とかパッと見で分かって分かりやすさは上だった。

行きは4時間乗り継ぎ時間があって、飛行機から降りて保安検査場を抜けて搭乗口まで行くので大体1時間ちょいくらいだったから、時間が余る余る。

ラウンジ行こうかなと思ったけど、帰りにシャワー浴びたいだろうし年末も多分どっか行くだろうししたらあんまり気安くプライオリティパス使う気にもなれなくて、結局搭乗口そばで司馬遼太郎の街道をゆくモンゴル編を読んで過ごしてました。

同じ搭乗口からの先発便がマニラ行で、そばにフィリピン人がいっぱいいて、空気感がなつかしかった。

ああ、夏休みはフィリピンにしてもよかったな・・・って思うくらいにはなつかしかった。

飛行機が来て、乗り込む前に「点呼とるよー」「いーち!」「にー!」「おいこれ君の荷物じゃない」「忘れてたよハハハハ」みたいな感じでゆるーい南国感全開。

好きだわー、フィリピン。

 

ウランバートルに着いたのは予定通り17時過ぎだったんですが、到着後にもう一回荷物をX線にかけて(謎。なぜこのタイミングで?)お迎えに来てくださってた滞在先の日本人オーナーさんと合流し、そのまま草原へ。

最初に行った時はずーーーっとウランバートルのホテル泊だったので、一回ゲルに泊ってみたいなぁって思ってたんですよね。

そして今回は行った日から帰る日までずーーーーっと草原に居ました。

なんにもなくてめっちゃ良かった。

すんごい不便で、すんごい自然が綺麗。

今年は雨が多いそうで、草原の仕上がりはここ10年で一番との事。

時期が違うので比べられないんですが、前に行ったGWの茶色い草原とは一線を隔した緑が、視界いっぱいに地平まで延々と続いてる様はこれぞモンゴル!って感じ。

途中パラパラと雨が降って、巨大な虹のアーチを見たり、あちこちに放牧されてる馬・牛・ヤギ・羊を見ながら草原を走って、1時間半ほどでお世話になった宿泊地へ到着。

ゲルが8つくらい建ってて、その中の3つ4つがお客さん用、他がオーナーさんとスタッフさん用。

ゲストゲルはベッドが2台入ってて、おひとり様だった私は贅沢に1つ使わせてもらいました。

相部屋って言われたら、アレはほんとにプライバシー絶無の空間なので結構困ったことになると思いますけど、ひとりだから快適。

電気は発動機が回ってる間だけ点きます。

消灯は23時って聞いてたけど、モンゴル人らしくざっくり適当に23時頃、でした。

いきなり電気消えたら焦るからその辺はちょっとちゃんとしてほしい。

体拭いて着替えてる最中に真っ暗闇になるんだぜ。

周囲に街灯はなくて、発動機が止まったらもう月明かりと星明りしかない。

トイレとシャワーがそれぞれ独立した掘立小屋になってるんですけど、どっちも電灯はないので、基本陽のあるうちしか使えません。

シャワーはお湯が出るけどちょろちょろちょろ・・・という感じで、しかも吹きっ晒しの掘立小屋なので日が落ちてから使ったりしたら確実に風邪をひく。

でもあるだけありがたいんですけどね、ホントに。

夜のトイレは懐中電灯を頼りに行く感じ。

あと、小用ならその辺でして、って言われた。

一回だけ夜中の2時くらいに寒くて目が覚めて、うっ・・・トイレ行きたいなコレ・・・でも外絶対寒いしあと2時間か3時間で明るくなるからなんとかもう一回寝て・・・と思って結局無理で外出て、トイレがすごい遠いのでその辺でしましたね。

あの不便さでまた一つ強くなった気がする(笑)

 

あとはまぁお約束の虫ですね。

蛾からハエからバッタから、いろんな虫がそこら辺にいる。

夏だし仕方がない。

ゲル内にも蛾とかハエとかガンガン入ってくるから、まぁまぁ大きいサイズの蜘蛛もめっちゃいる。

アラクノフォビアの人は無理だと思います。

 

その代り、昼ははるか遠くまで見渡せる一面の草原、夜は星空がめっちゃ綺麗で天の川が真上に流れてて、今地球に接近中の火星がひときわ強く光ってたり、ちょうどペルセウス座流星群の極大期だったので流れ星もたくさん見られました。

あんな綺麗な星空見たの初めて。

修学旅行で北海道行った時、夜に希望者は星の観測に行けたんですけど、あんなもんの比じゃなかった。

フィンランドでオーロラ待ちしてずいぶん夜空を見上げたけど、滞在してたスキーリゾートはある程度街灯が整備されてたので弱い星明りは消えてしまうし、何もないふきっ晒しのイナリ湖の上の橋へ行った時はそもそも曇っててオーロラどころか星もあんまり見えなかったし。

晴れてたら北極圏の空もいい勝負したのかもしれないけど。

帰りに空港まで送ってくれたドライバー兼ガイドさんも、星空だけは日本に勝ってるっておっしゃってましたけど、ホント完勝じゃないかな。

邪魔する光が地上になにもないから、宇宙を覗いてる、って感じの空でした。

時差が1時間あって、向こうが1時間遅いので、いつもだいたい日本時間の6時から7時頃、モンゴル時間の5時から6時頃起きて活動開始してたんだけど、朝イチで着替えてトイレ行って(6時過ぎくらいまでならハエが活動してないので、このくらいの時間に行くのがベスト)それから歯磨きしながらゲルの周りのちょっとした丘を登ってって、景色見ながらゆっくり歯磨きが朝の日課になってました。

めっちゃ贅沢ですよ。

私以外早朝に起きてうろついてる人はとりあえずいなかったので、見渡す限りあるのは静寂と草原と地平線と朝日と、あと遠くに牛や馬やの家畜の群れ。

その景色の中で、朝日一杯浴びながら歯磨き。

ほんと最高でした。

毎朝、こんな贅沢なロケーションで歯を磨ける人なんてそうそういないよな、とか思いながらいそいそ水入れたコップ持って出かけてましたもん。

夜は満天の星空の下で歯磨きです。

ホントにいい経験させていただきました。

明日から仕事だけど、今日まだ何か体も心もモンゴル時間で、すごいゆったりしてて今既に眠いです。

まだ向こうの時間だと22時前だけど、多分今日はお昼寝してないからだろうなぁ。

 

明日からまたインド人と闘わないといけないので、そろそろ寝ます。

おやすみなさい。

 

3月終了のお知らせですねー。

弊社は2月締め3月決算なんですが、驚くべきことに在庫の棚卸を開始したのが本日なんですよー。

もう死ぬ。

いそがしい。

そんで、いそがしいのにインド人がアレすぎてもう。

メインでお世話になってる船会社が、今年入ってからドキュメントセンターをマレーシアからインドに移しまして、おかげさまで大火傷です。

日本人にさせると高いからなんだろうけど、有価証券を発行するための元データを起こすセクションなので、とっても大変大切なのです。

それを、インド人に。

どんなことになるか、みなさん想像できますか?

・・・できましたね?

でも、現実はそれより大分斜め下ですよ?

 

本日のワーストインド人は、お客さんではなくてうちのインド人でもなくて、そんな問題山積C社のドキュメントセンターから。

今朝会社へ行くと、インドの取引先から、ごめんねー、書類上の荷主1をうちじゃなくて銀行にしてー。とメールが来ておりまして、チッ!ドラフト確認させた時になんで言わねぇんだよ面倒くせえ、おまけにもう船出てるから訂正料かかるじゃねぇか、と連日の尋常じゃない仕事量+いまだに在庫の棚卸に手を付けられないストレスから朝一いきなりブチキレながら船社に訂正依頼をかけまして、ドキュメントセンターがインドになった影響で、訂正後のドラフトが来たのが退社5分前。

まぁ、これは許そう。

時差3.5時間あるからね。

ここは大人になろう。

マレーシアは午前中に頼んだら午後から夕方までにはくれてた・・・!とか思ったけどまぁいいよ。

で、もろもろの出来事からC社ドキュメントセンターへの信頼度がマイナスにまで落ち込んでいたため、定時5分前にもかかわらずざっと内容を確認しました。

確かに、リクエスト通り荷主1を指定した銀行に変更してくれておりました。

でも、なぜだか変更なんかいっこも頼んでない荷主2のメールアドレスが間違っている

変更頼む前までは何の問題もなかったのに、頼んでないところが変わってる。

内容チェックしてたら定時回っちゃったけど、ちゃんと「なんでやねんメールアドレス勝手に変えんなや!!」てメール返してから帰ってきましたよ。

ちなみにこれはマシなほうで、ここの所毎日そんなんです。

つかれた。

 

先日はお客さんから証券上の品物の品目を2つにして、と連絡があったので、ドキュメントセンターからもらってたドラフトに手書きで追加してほしい品名を書き足して、メールで「お客さんから品名追加の依頼があったので、品名に”ポリエステル糸”を追記してください。」てお願いしたんですよ。

英語でメールするので、分かりやすいように品名は””で強調して全部大文字で太字にしておいたんです。(←こんくらいしないとダメだと悟ったここまでの過程に色々あった事をご推察ください)

それで、ドラフトにも手書きで入れてほしいその場所に ポリエステル糸 って書いて送ったら、訂正されてきたのが

 

品名

”ポリエステル糸”

ポリエステル綿 (←元々の品名)

 

て。

 ” ” いらねぇーーーー!!!!

なんでだ!!!

なんで””とらなかった!!!!

手書きの方には””入れてないだろーーーーー!!!

 

あわててメールしましたよ。

”ポリエステル糸”って書いてあるドラフトの、””の部分だけをピンク色にマークして、””の部分だけを矢印で指して、消して。って書いたものをPDFファイルで添付して、メール本文には””は分かりやすくするためにつけただけだから、消して。って書いて送ったら、どうなったと思います?

 

そうだよ!!

”ポリエステル糸”が全部消えて、元通り品名1個だけに戻ったよ!!!

なんの意味もねぇ!!

訂正頼んだ意味がなんもねぇ!!!

 

その後、”ポリエステル糸”って書いてあるドラフトの””を修正テープで決して、コレと同じにして!!!って頼んでやっとお客さんの望み通りの修正ができたわけですが。

言葉で説明してもダメ、視覚に訴えて分かりやすいように色々考えてもダメ。

言語通じねえ、目ェ見えてねェとなったらもうお手上げ ∩(´∀`)∩

 

ちなみに、紆余曲折あって苦労の果てにドラフトがちゃんと直った―!と思って、証券用紙に印刷してもらった本証をもらいに行ったら、品名が一個しかない訂正前の物が出てきた、までがオチです。

嘘のようなホントの話。

 

他にも改行せなアカンところで改行してなかったり、改行いらんところで改行してたり、メールアドレスと輸出入者番号入れてねーって修正頼んだら、メールアドレスだけ入れて堂々と返信して来たり、ちょ!輸出入者番号ぉ!!!てメール返したら、荷主1にだけ輸出者番号入れて、同じ内容になるべき荷主2には入ってなかったり、ありとあらゆる事をやらかしてくれていて、なんでインド人に頼んだ!!!ってC社の本社の偉いヒトを小一時間問い詰めたいです。

多分そう思ってるのうちだけじゃない。

うちはまだインド人に免疫があるからいいけど、インドと取引してなくて、比較的キッチリした国とだけやってる会社とか、信用状ついた取引多いところは発狂してると思う。

 

あー、昨日も今日もインド人に腹立ったし、明日も明後日もインド人に腹立つんだろうなぁ。

そろそろ台湾人に癒されたいなぁ。

あー・・・今週末はお花見行こう・・・

年末と年明けてからこっち相変わらずバタバタしておりますが、年末年始は里帰りしておりました。

年に一度のまとまったお休みのためにインド旅行を予約するも、インド人があまりにあまりで(未だに余波を引きずっているので、よほどの事があったと察してください)インドなんか頼まれても行かん!!となり、そうだチベット行こう!と思ってワクワク予約して催行確定連絡待ってたら10名催行8名集客であえなくツアキャン・・・

2人くらい足りないだけなら行けるよね!!と思っていた私には結構な衝撃。

もう高山病の心配まではじめてたのに、まさかの裏切りですよ。

そして時はすでに11月半ば。

今から行けるところで、ある程度興味が持てて、何より確実に出発できるツアーは何かないかと探しまくりました。

 

結果、見つかったのがフィンランド5日間、フリープランで飛行機と宿だけパックの完全に一人で行くやつ。

それと、台湾5日間。

こっちも飛行機と宿に、断らなければ往復送迎がつく基本一人のやつ。

 

オーロラリベンジ行くか、安定の台湾か。

しばらく悩んで、台湾に行くことに決めました。

101の年越し花火を見てみたかった、てのが一番の理由で、2番目は治安。

ちなみに、帰ってきて年明け初出社でパートさんたちにお土産配るときに、「里帰りしたので、これお土産です」ってちょっとしたお茶とお茶請けセットを配ったら、中身も見ずに「台湾行ってきたん?」って言われてしまうくらい、安定の台湾人。

 

最初はいつも通り飛行機ホテル全部個人手配で!て思ってたんですが、飛行機はともかくホテルがものすごい高級志向のところかホステルしか残ってなくて、風呂トイレ共同、知らん人と相部屋のホステルなんてなんぼ安くても選択肢にも入らず、一人部屋のちゃんとしたところでもホテルに20万とか・・・それはそれはラグジュアリーな滞在ができるんだろうけど、台湾に求めるのは庶民的なアレであって、そんならもうちょっと出してフィンランド行くし!!って言ってたのが聞こえたのか、年末年始なのに4泊5日で10万切ってるパッケージが見つかり、キャリアもエバーでフルサービスだし、ホテルも六福で良くも悪くもない。

これは行くしか・・・!!

それと、チベット行くなら残存が不安だったのでパスポートを更新したんですが、常客証(注 年に3回以上台湾を訪れた者だけが手にできる、地獄の入国審査がスルッと通れる魔法の紙)が前のパスポート番号で、その前のパスポートが新しいの作ったため失効してしまい、うおおおお年3回の訪台はクリアしてるのにパスポートが新しくなったってだけで再び入国審査1時間待ちの苦行か・・・!!って思いながらも、一縷の希望にすがって常客証申請ページを覗いてみたら、なんと前までなかった古いパスポート番号記載欄ができてまして、台湾は私を裏切らない!!!

前回申請した時はそんなの影も形もなかったので、このタイミングでの古いパスポート番号受付OKにはホントに感動したし、台湾は俺の嫁って思った。

 

ちなみに今回の旅行のハイライトは、ホテルのそばの小奇麗な定食屋さんで晩御飯食べようかなァって思いながらお店の前のメニュー見てたら、店員さんたちがこぞって「中にもメニューあるよ!中でゆっくり見なよ!」みたいなことを(もちろん中国語で)言ってくれて、じゃあお邪魔しようかしら・・・って入って指さし注文して豚を紅麹か何かで味付けして揚げたやつをおいしくいただいておりましたら、前を通りかかった日本人のおば様三人組が同じようにここでご飯食べようかしら。の空気を出してて、それを見てた店員さんのうち奥からおじちゃんがいそいそ出てきて日本語でワンタン美味しいヨーて案内してたこと。

 

・・・ではなくて、行きの関空でエバー航空のカウンターへ行って、じゃあチェックインしようかなと行列の最後尾へ着こうとしてた時、エバーと共同運航便だったANAのグランドスタッフのお姉さんに声をかけられました。

 

「Hello, May I help you?」

 

って。

ついに母国でも日本人扱いされなくなった件。

今回のハイライトです。

 

自動チェックイン機を使ってほしくて声かけてくれたみたいなんですが、パートさんにその話をしたら、「ちゃんと ”ア、ダイジョブデス。ワカリマス”って答えた?」って聞かれて、そうかしまったぁーーー!!!と思ったまでがオチ。

Yes, Pleaseって答えて日本のパスポートをスッ・・・って出すのもアリだな。

次回に乞うご期待!

 

どこの人に見えたのか、ほんとに聞いてみたい。

あんな機内持ち込みスーツケースと小さいハンドバック一つで帰る、仕事に見えない台湾人っているのだろうか。

行きは窓側リクエストしたんだけど、隣に座った一人旅台湾人X2は二人とも空港で買ったっぽくないお土産持ってたよ?

仕事の出張でもお土産買うのでは・・・

まぁいいけどね、台湾行くとどんだけ観光客いるところでも、入りはまず中国語だから。

 

今回の旅で一目で私を外国人だと見抜いたのは、ホテルに入ってるコンビニの店長ぽいおじさんとバイトのお兄さんだけでした。

あ、あと久しぶりに九イ分行ってお茶したんだけど、そこのスタッフさんは一目で日本人て判別してくれたな。

他はどこ行っても地元民扱い。

・・・・なんかあれだ。

ヒヨコの雌雄鑑定でちょっと特徴が薄くて難しい個体みたいな気分だ。

 

今回の里帰りも大変楽しい旅でした。

ご飯の写真一杯うPするから。

飯テロするから覚悟しろ!

つい先日、インドのお客さんから、『もうすぐクリスマスホリデーだから、その前にコレとコレやっといて』というようなメールが来ておりまして、違う。クリスマスホリデーじゃない。ニューイヤーズホリデーだ。そこんとこ履き違えるな。ニューイヤーだからな。クリスマスとか祝わねぇ。って独り言言ってたら、聞いてたパートさんにキリスト教は禁教ですか、ってふふって笑われたツキナギです、こんばんは。

相変わらず修羅場ってますが、今年はイブもクリスマスも予定が入ってるリア充っぷりですよ。

本日24日は9月だったか10月だったかから始めた習い事の日で、明日25日は平日なので労働します。

なんというリアルが充実ぶり!クリぼっちなんて言わせないぜ・・・!

そもそも25日っつったらまずは給料日ですからね。

他になにもないでしょ?

てわけで明日は給料日なので、這ってでも会社行くよ!!

 

しばらくブログどころじゃなかったので(そんで現在進行形で実はブログどころじゃない)色々ネタが溜まってるんですが、金曜日の出勤時に電車に乗り合わせた大学生女子2人組が「就活3月から解禁だねー。でもまだ何したいか分かんない・・・頑張ろうね!ホント頑張ろうね!!」ってよく分からんテンションで話をしてました。

就活生への先輩からのアドバイスとして、今の会社に入る前、前の会社辞めて留学したり資格取得のため勉強したりアルバイトしつつ就活してた時の小話をひとつ。

GWにちょうど良さげな短期バイトがあったのでせっせと労働しておりましたら、その職場の社員さん(40代女性)に「お給料入ったら何買うの?」ってワクワク聞かれて、「・・・就活の交通費になりますね。」って答えたら、「世知辛い。夢も希望もない」って言われた話を置いときます。

就活、タダじゃない。

交通費とか履歴書フォームとか郵送するための送料とか大学から出してもらう書類とか、細かくお金がかかります。

交通費なんて面接の回数だけかかるから、遠いとこの会社受けると大変なのよね。

そんで2次3次あって2回も3回も行って落とされた時のあの気分。

とにかく、小金は貯めといたほうがいい。

あと、私の時は履歴書手書きしろって言われてプチ氷河期(今はどうか知らんけどめっちゃお祈りされました)だったので、だんだん面倒くさくなって節約のために割とどこの企業でもそれなりに行けそうな志望動機考えて履歴書可能な限り使いまわしてたんだけど、正直エクセルかなんかで作ってだーーっと印刷した履歴書でもいいと思うの。

データ残しとけば企業によって志望動機簡単に書き換えられるし、コピー用紙で済むから履歴書買わなくていいし、あと受け取る側としては読みやすい。

そんで、エクセルで自分で作ったやつなら、どのくらいエクセル使えるかも見られて能力アピールもできるかと。

あ、でもこれはあくまで中小企業勤務の人事部じゃない人の意見ですから悪しからず。

でもいろんな履歴書見て、そう思った。

 

役に立つかどうか知らんけど先輩からのアドバイス。

 

あと3日で今年の労働が終了します。

9月からこっち色々ぐっちゃぐちゃで全然マシになった気がしないんだけど、年末って来るんだなあ。

永遠に来ないかと思ってた。

 

ちょっと早いですけど、皆様どうぞよいお年を!