もう一つ、これは無理と思ったのは、漬物工場の仕事でした。スーパーに良く行く人なら見たことあるキムチの前処理の現場です。これは、割り当てられた仕事が私にはきつかった。


実は食品系は初めてだったのですが、さすがに衛生管理が厳しい。何重にも服を来て、絶対に髪の毛などが落ちないようにします。また、現場に入る前には全身コロコロ。手洗いは時間まで指定されており、徹底されています。


消費者目線で見たら安心ですが、やる方は大変ですね。


私が担当したのはキムチの原料となる白菜をカットする現場。カット自体は機械が中心。


まずは出荷されたままの白菜は、外側は傷んでいたりするので、白菜の外の葉を何枚か剥がして、キレイな状態にして機械に流していきます。


私が担当したした仕事は、その方たちが作業している台の上に、農家から出荷されてきた白菜をドバーッと届ける仕事です。


一つのカゴに立派な白菜が6個入っており、なかなか重い。


これが自分の身長くらいに積み上げられているので、特に高いところにあるカゴを下ろすのは、なかなかに腕力が必要です。


私は男性とはいえ、50歳を過ぎた細身の体で、どう見ても力があるようには見えない。他には体の大きな若い男性もたくさんいるのに、なぜ私がこの一番キツい仕事を?


それは特にスキルが必要ない仕事だからであり、これはスポット派遣の辛いところです。


とにかくノンストップでどんどん運んでいかないといけないので、腕に疲労が溜まっていく。


定期的に機械が止まり、次の準備のために別のことをする、ほんの一時のみ休憩が出来ます。


初めの方は大丈夫でしたが、だんだん疲労が溜まってきます。あーホントにキツイなあと思いだした頃に昼休憩。ほっ。


午後も同じ仕事。お昼に休憩しましたが、なまじっか休んだために、腕の筋肉が余計に疲労を感じるようになっています。


明らかに午前より疲労蓄積スピードが速い。これはホントに夕方まで持たない、どうしよう、マジで無理、と焦りだしましたところで、本日分は終了。もう、腕はぱんぱん。限界の一歩手前でした。


その後はきゅうりを切ったり、痛んだ野菜の選別など、身体的には楽な仕事でしたので、何とか1日を終えました。


いやあ、あの重さのものを、あのスピードで、あれだけの時間運ぶのは、私にはキツ過ぎました。そして次の日は、予想どおりの筋肉痛。。


本気で辛かったので、その後申し込むことはありませんでした。それ以外の仕事なら悪くないと思うんですが。。