煙草を吸っている輩はアタマの悪い奴が多い。



暴言ではない。

ちゃんと理由がある。



日本語が読めないヤツが多いのだ。

具体的に言えば、「禁煙」と書いてある場所でお構いなしに吸う。

私の利用している駅の出入り口では、

汚ったねえホームレスみたいなジジイが数人

忙しく通過する学生やサラリーマンを無遠慮に見ながら

「ここでタバコを吸わないでください」

と書いてある紙を背に、毎朝煙草を吸っている。



汚ったねえジジイでなくても

禁煙の場所で喫煙しているバカは全く珍しくない。



字も読めない低能なヤツが煙草を好むのか。

それとも煙草のせいで知能が低下するのか。

ニワトリが先か、卵が先か。




私の職場の男女比率は、圧倒的に男性が多い。

そのためか、今時珍しく喫煙者の割合の方が高い。

私の部署では、9:1の割合で喫煙者だ。



少し前、部署で行われた飲み会のことだ。

部署内唯一の女性の隣に座った喫煙者が

席に着くや否や煙草を取り出し

「吸っていい?」と、彼女に許可を得ようとしたところ

彼女はキッパリとこう言った。

「イヤです」



一瞬の間を置き喫煙者は、周囲の喫煙者に

「ダメって言われた~」と、煙草を箱に戻すことなく助けを求め

その様子を見ていた上司が

「訊いたらダメだろ。俺なんか勝手に吸うもん」

言いながら煙草に火を点けるのを見て、

「吸います!」女性に宣言、指の煙草に火を点けた。



クソばかりである。

「いいですよ」と返事が来る前提で許可を求めた男も

そのやりとりを正面で見ていながら

訊いたら負けだと言わんばかりに煙草を吸う上司も。



彼女は煙草が嫌いなのだ。

これ以前にも定期的に部署の飲み会はあったが

これまで彼女が自分から「煙草を吸うな」と言ったことはない。

おまけに、年少者ゆえ毎月飲み会の幹事をやらされる。

その際、個室がいいという周囲の希望を叶え

毎回毎回、大嫌いな煙草の煙でもうもうとする密室を

黙って予約しているのである。



いいと言ってもらって当たり前だと決めつけて

あたかもマナーのいい人間であるかのように装って

表面上だけ紳士を気取った喫煙者の男。

結局吸うなら訊くなよと、あの時彼女の目は確実に言っていた。

だからと言って、黙って吸えばいいというものではないが。




喫煙者は公害だ。



歩き煙草は、自動的に後ろを歩く者が煙を吸うはめになる。

嫌煙家にとってはテロと同等だ。

また、腕を振るのと同時に煙草も振られて大変危険である。


集合住宅でのホタル族の煙は

強風などでない限り上階へ流れる。

上階の住人は、窓を開けていれば部屋が臭くなり

洗濯物を干していれば煙草の煙で燻される。

自分の家族さえ良ければ、よその家族はどうでもいいのか。

(ホタル族※家族を気遣いベランダで喫煙する父親の昔の呼び名)



周囲の迷惑を顧みることができない喫煙者。

残念だが、やはり頭が悪いと言わざるを得ない。

ついでに加齢臭が増大して、周囲に悪臭をまき散らす。



煙草も、煙草を吸っている奴も大嫌いだ。

前述の上司は、煙草がたとえ1万円になっても止めないと嘯いていた。

それならいっそ、1万円に値上げしてしまえ。

百害あって一利なしのあんな代物、買う方が悪い。

消費税を上げるより世論の反発も間違いなく少ない。





この世から消えてなくなれ、煙草。