ココのブログ アメリカ生活 国際結婚
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立場2

ここに移住したての頃、私は地元の大学の語学学校へ通っていた。

生徒はこれから地元の大学へ通い卒業するために来た留学生達だ。

日本、中国、韓国、タイ、アラブ諸国などの留学生が大半を占める。

高校を卒業したてや、大学生が多かった。

私はというと、先生方たちの方が年齢的にも社会的にも近い。


アジアの生徒は見た目も精神的にも幼く見え、英語もネイティブよりか遥かに劣る。

先生たちは少しのことでも大げさに褒め、じっくり話を聞き、聞き取れるようにゆっくり話す。

それも大人が小学生に話しかけるように。

批判しているのではなく、そういう態度は新しい土地で頼るものが何もなく言葉もたどたどしい留学生には心強い。


生徒も子供に戻ったかのような錯覚に陥るのか先生から子供扱いされようと癪に障るという感情は起こらない。

先生達は優しいなと思う。

でもそれはあくまで仕事であり先生であり生徒である。


私は学生ではなく社会経験も少ないながらあり、学校の外では責任あるアメリカ人の妻として他のアメリカ人と同じ土俵に立つ人間である。

そこで小学生のように扱われることに少し違和感があったが普通に接していた。


だが、私がアメリカ人の妻だと知り、学校以外での自分たちの社会で接する機会があると認識したとたん距離ができる。

あくまで留学生というのは自分の社会からは遠い存在で、社会的つながりとは関係がない。

しかし私はある。

自立した大人として接してくれるというよりは、警戒しているという雰囲気だ。

被害妄想か??

深入りしたくないというのが本音だろう。

今ではどうでも良いことだが、アメリカ人という人種をよく知らなかった私は混乱した。


私も含めアジアの人々は精神的な人と人とのつながりを求める。

意識していなくても文化的にそうなのだろうと思う。

アメリカ人は精神的なつながりより、お互いがお互いにとって有益がどうかが鍵になる。

移民というハンデを背負う私は彼らにとって有益ではないどころか面倒に巻き込まれる危険性が高いと判断したのだろう。

誰も手助けなんて求めないよ!って感じだよ。


お互いを利用し、利用され成り立っている社会。

サバサバしているっちゃぁしているな。


立場

ここに来て立場というものをよく意識させられる。

ここに移住してからというもの、私の立場は旦那の妻でしかない。

フリーランスで少し仕事をしていたが、その仕事も旦那の家族の紹介だったから、

xx家の○○の奥さんという肩書きは消えない。


ここには自分の過去も家族も友人もなく、

旦那の過去、家族、友人だけが存在する。

他人からみて私は旦那の妻というだけでしかない。

どこに居てもついて回る。

正直うざい。笑


ここは土地は広いが世界は狭い。

人脈が全てのこの土地では皆がつながっている。

私が何か良い行いをしようものなら

「さすがxx家の○○の奥さんね」と言われ、

何か失敗をしようものなら

「xx家、○○がアジア人の奥さんと結婚したばっかりに苦労するわね」

となる。


成功も失敗の責任も自分でとりたい。

自分と旦那のしがらみなら何とか扱えるが

xx家のしがらみは私には重過ぎる。


早く、旦那のつながり以外の世界へ居場所を確保しなければ

やってらんないよ。


移住をする前は「私のことを○○の奥さんとは言わせない。あれがココの旦那さんよ、と言わせてやる!」と意気込んでいたんだけど。


人種差別か人柄か

この土地の移民は大体がメキシコからの移民で、

その他は白人が大半を占める。

数は少ないものの、ここのアジア人はほとんどが大学生だ。


お店でダンス用のつなぎを買った。

セールで40%引きだった。

しかしサイズが小さかったため交換をしてもらおうとお店へ。


こちらは返品、交換は当たり前に行われる。


そこでケンカになりかけた。

「レシートは?」と訊かれ、「袋に入ってるよ、ほら」と差し出したら、

「ピンクの手書きのがあるはずなんだけど」

「もらわなかったけど」

「あるはずなんだけど、それが無いなら返品も交換もできないわ」と言われた。

「ここで買ったのならあるはず」

その言い方にカチンときた私は

「その時に応対した店員はくれなかったわよ」と。


そちらの落ち度で無いものを、

こちらのせい、または他の店で買ったのを交換に来たと嘘をついてるかのように思われては腹が立つ。


それから、これは10日過ぎてるだの、

ここに表示を出してるだの、レシートは2種類必用(またかよ)だの、

セール品だから交換もできないだの、ケンカ越しに言ってきた。


そこで私は「交換出来るか出来ないかを訊いているのであって、

出来ないなら構わないと初めから言ってるでしょ。」

「あなたたちを利用しようとしているのではない。」

と言ったら、

「とにかく、交換できない」と言う。

「だからそれを訊きにきたのであって、

初めに普通に言ってくれれば時間を無駄にしなくて済んだのよ。」

と。


果たして私が白人なら・・・

相手はそんな言い方をしただろうか?

旦那が横にいたら、そんな言い方をしただろうか?

しないだろうな。交換もしただろう。

それが私の見解。


マネージャーを呼んで言ってやればよかった。

「私が白人でもそんな言い方をするのか?」と。


私は身なりもキチンとしている。

普通に流暢な英語で「1週間くらい前に買ったんだけど、サイズが小さいので交換してもらえるかしら?」と言っただけ。

媚びなければならなかったのか?


確かにアメリカ人は媚び上手だ。

さて、これは人種差別なのか、媚びない人柄が受け入れられなかったのか。