作曲家 羽毛田丈史の音楽雑記帳

作曲家 羽毛田丈史の音楽雑記帳

音楽プロデューサー、作曲家、ピアニスト
ピアノアルバム[Haketa Takefumi] 4/15 発売

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5/3 大阪フェスティバルホールは
NAOTOも LE VEVETS も参加しての
初めて全員参加の日。

チケットも、発売直後から早々と
売り切れ!
ありがとうございました!

全員参加なので、この日もある意味で初日。
そして、もっとも時間の長いコンサートとなったのだ。


15周年ということで、
今回、NAOTOは、自分の曲「HIRUKAZE」と
live image定番の1曲でもある
「ニューシネマパラダイス~愛のテーマ」を披露。

NAOTOのいつものPopな一面とはちょっと違う、
大人でクラシカルな素晴らしいViolinを聴かせてくれる。


「HIRUKAZE」のようなPopな曲は
一定のテンポで演奏するのだが
「ニューシネマパラダイス」のような曲は、
テンポを作っていくのがとても重要で、
ここが腕の見せ所といってもいいくらい、大事なところ。

つまり、曲の中でテンポを自在に変化させることで、
曲の感情や、色彩や、印象を変えていく。


オーケストラには、指揮者がいるので
その場で、指揮者が全員に指示をだしていくから問題ないわけだが

live imageでは、指揮者はそれぞれ場面場面で変わったり
リハーサルでテンポを決めて、
その担当者が変化させていったり、示したりするという、
独自な方法でやるのが伝統だ。

この曲で例をあげると
イントロは、相川さんが最初のテンポをだして
生野くんのビオラが登場。
その後 NAOTOが弾くメロディーが次のテンポをだしている。
その後、ピアノのメロディー、
そこは僕のピアノの指示にみながあわせていく。

細かいところだと
最後サビの頭に入るとき、
その手前のリタルダントは僕のピアノが引っ張って、
次の小節頭はNAOTOの出すタイミングに全員で合わせるとか・・・


ってな具合なので、
この方式は、
出来上がりの効果は抜群で
より自由に、オーケストラが一丸となれるし
なにより演奏者の自由度が高まる。


その反面、演奏者それぞれの技量がものをいうので、
慣れないと、なかなか緊張するし
失敗する確立も高くなるわけだ。


しかしながら、
Orchestra image と image出演アーティストは
ほんと、みんな凄いです!
問題はなにもありません。

まあ、ある意味、ムチャブリ、放置プレー的な側面はあるのは
否めないのですが、

さらにそれが、本番では微妙に変えたり違ったりするし・・・
(まあ、本番でそれをやるのは、ほとんど僕ですが・・・
まあ、仕掛けてみて失敗するのも、ほとんど僕ですが・・・・
みなさんには、ドキドキハラハラ毎回させてすみません。)


本番を重ねるごとに
次の日のカレーみたいに、
熟成して、感動や美しさが、どんどん増してくる。
そして、毎回、新鮮な音が生まれる!

これこそ、live image の醍醐味かもねぇ。


大阪では、NAOTOは2回目の本番だったが
リハでは、とても時間があていたのでちょっとチグハグしたけど、

さすが!
本番は、とても素敵な演奏になりました!


長崎は、とてもいい街だ。

昼は、時間があると歩きたくなるし
夜は、美味しいものがたくさんあるし、洒落たバーも。

長崎ブリックホールは、
初日の川口リリアホールから
2週間ほど間が空いて、
初日に出演していたNAOTOがいなくて

Le Velvetsが、初登場、

彼らにとっても、僕たちにとって
初日と変わらないわけだ。

歌の場合、ちょっとしたリタルダンドや、間とかは
歌手本人に合わせることが多いので、
ミュージシャン達は
要所要所で、歌手の身振り手振りや
息づかいを注意深く見ることになる。

Le Velvetsの場合は、要所要所で歌い手が変わるので
見る相手を、譜面に書き込んだりして、とにかく覚えていなければならない。

2週間もたつと、

ヤッパリ
忘れました(笑)

リハは、笑いが絶えませんでしたが
本番は、
みんなプロですねぇ。

バッチリでした。めでたし!
今日は、J-WAVE BAR に出演して、ミニコンサートをやりました。
六本木ヒルズ33階にある J-WAVEの打合せフロアーのソファーを
取っ払って、生ピアノを持ち込んでのスペシャルライブ!

お客様は、15名ほど
バックは、東京タワー!

スペシャルゲスト(誰なのか?おたのしみに)も迎えて
素敵な時間を過ごしました。

オンエアーは4/30日 午後2時からの「Acoustic Country 」のなかで
放送されます。

さて、アルバム曲目解説 その2

3 Lighthouse on the hill 
映画ハナミズキのメインテーマ

映画の舞台は、北海道、東京、ニューヨーク、カナダ ハリファックスだったのだが
監督から
音楽は、アイリッシュテイストをいつもどこかに感じていたいというリクエストを頂いた。

そこで、物語を全て包み込むような、
少しニュートラルでケルトなこの曲が
生まれた。

この曲には、やはりヴァイオリンが必要だなと最初から思っていたので
アルバムのなかで唯一ヴォイオリンをフューチャーした曲となった。

弾いてくれたのは、宮本笑里ちゃん!

お子さんが出来て
益々艶のある演奏を聴かせてくれました。

笑里ちゃん ありがとう!





今回は、13曲収録。

ピアノは3日間で録ったので、なかなかのハイペースでした。

そのせいか、内容の濃いレコーディングとなった。
どの曲も、書いた当時の思いもあるし
今回、リアレンジしてレコーディングに入るまえに
改めてけっこう練習したので
どの曲にも愛着がわいている。

ということで、
1曲づつ曲目の解説をしてみようかと思います。

1 Pianophonic

今回、書き下ろした2曲のうちの1曲。
お題のない作曲はほんとに苦手で、
最初のベースラインのモチーフは、すぐできたのに
その後の展開や、メロディーをまとめていくのに
実は、ものすごく時間がかかったのです。

ちなみに、Pianophonic というタイトルは造語なのだが、
音楽用語でPolyphonic(ポリフォニック)という単語があるが、
これは多声部で作られる音楽のことを意味する。
ひとつのメロディーではなく、いくつかのメロディーが同時に重なった
音楽を意味する。合唱を想像するとわかりやすい。

タイトルは、僕の敏腕マネージャーが考えてくれたのだが、
この曲は、ピアノのいくつかのパートを、一人で重ねていったもので、
4台とか5台の連弾みたいなことになっている。

まさに、ピアノのポリフォニック!
Pianophonic,は、まさにこの曲にぴったりなタイトルだ!

タイトルは歌詞のないインストルメンタルルには
やはり重要だ。
なんか、おしゃれなこのタイトルの響きは気にいっている。


2 地球に乾杯
もともとはNHKのドキュメンタリー番組のテーマ音楽で、
オリジナルでは、
その名の通り、地球上のさまざまな音楽の要素を感じられるように
いろいろな民族楽器やパーカッションがちりばめられている。

今回は、
Cello:結城貴弘 
Contra Bass:一本茂樹
Gut Guitar:天野清継
のパーカッションなしの
カルテットバージョンでの新録音!

このバージョンは、昨年から始めた
僕のライブ image la plume の時に
初めて演奏したバージョンで
それを、CDで再現したかたちだ。

今回はCDで緻密につくることができたので
今年のライブでもこのバージョンを同じメンバーで再現できるのが
とても楽しみだ。


今日はこれにて












アルバムのレコーディングは

祖師谷大蔵にあるクレッセントスタジオで行われた。

クレッセントは、ピアニストには有名なスタジオで
なんとスタンウェイとベーゼンドルファー
2台の世界の名器が置いてある
都内唯一のスタジオだ。

僕のPresentsの1枚目に収録されている
Impromptu 風・水・光
という曲は、
ここ、クレッセントスタジオで
僕がスタンウェイ、加古隆さんがベーゼンドルファーという
僕にとっては、夢の2台ピアノセッションでの
録音だったのだ。


そんなわけで
多くのピアニストがここでピアノの録音をして
数々の名演を残しているのだが、

残念なことに

この3月で、クレッセントの長い歴史に幕が下ろされた。



したがって、僕の今回のアルバムは
クレッセントのベーゼンドルファーの遺作のように
なってしまったわけで、
とても残念。

それだけに、ここのピアノで全曲弾くことができたことが
とても嬉しいし、誇らしい。


ベーゼンらしい、いい音でとれたし!



クレッセントスタジオでのセッション
メインスタジオ



素晴らしいミュージシャンたち!
3つのブース

結城貴弘



天野清継



一本茂樹



羽毛田丈史 HATS OFFICIAL PAGE
live image ツアー、初日!
そして、live image 始まって 200回目の記念公演!
川口リリアホールが終了しました!

来て頂いた皆様、ほんとうにありがとうございました。

初日は、やはりいろいろありますが
無事終わり、暖かい拍手をたくさんいただいて
よかったです。

200回目を、ツアー初日に迎えたのは凄い事ですが、
この200回という記録は
フェスティバル形式の音楽コンサートとしては
世界最多でギネス記録だそうです。

実は、数年前にギネスに登録されてるらしい!?


前日のゲネプロを入念におこなったので
当日のリハーサルは、開演1時間半前に終わって
みんな、本番前までに復習やらゆっくりやらできる時間ができて
バタバタせず、本番にのぞめてよかった。

リハでは、お約束の「地球に乾杯」
この曲は、サウンドチェックのための定番曲となっていて
必ず、なにがあってもリハでやります。

巨匠、加古隆リハ
始めるまえに、ゲネプロの演奏からの
注意が、それぞれのパートに指示されます。

最近この緊張感なかったねぇって感じの
緊張感がオーケストライマージュ全員に
ピーンとはります。(本番ではもっと・・・)

リハ最後は、
本編最後のあの曲のリハ!
参加アーティストの立ち位置などの確認で終わるはずなのだが、
看板VL、 曲頭のいつものお約束、お客様とのコール&レスポンス
うん?あれ?ちょっと長いぞ、
いや、本気でやってるぞ?なんか、ひとりで盛り上がってるぞ?
おっお客さんいないよね!?(それぞれ顔を見合わせる)
うん、いないよ(客席を見てそれぞれ確認しあう)
だけど、やはり誰もいない客席に向かって本気で叫んで踊っている!?

最初は笑っていたストリングスチームも、他の参加アーティストたちも
みなが、ざわざわし始め、笑顔が消えていった。
どうしたんだろう?何が起こっているんだ?

そうだ!
彼には、お客様が見えているんだ、
今日来てくださる皆さん全員の笑顔が
見えているんだ~!

客席を見てみると、僕たちにも
総立ちで盛り上がっているお客様の顔が
なんか見えてきた、ような気もするし・・・
あっなんか見えてきた~



その時
ワン!ツー!スリー!フォー!

看板VLのメロディーに向かう合図の声が!

みなが我に返った瞬間だった。


本番は、リハより盛り上がりました。(あたりまえ)

川口リリアホールに来てくださったお客様
楽しんで頂けたでしょうか?

次回もお楽しみに。



売り切れ解消されました↓
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¥3,240
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今日 4月18日は、live image 15 周年のツアー初日だ。

よくぞ、ここまで続いたものだ。
ほんとに、お客さんのおかげが100%だとつくづく思う。

さて
昨日は、川口リリアホールを借り切って
1日中リハーサル。

照明、PA,舞台、映像、各チームと
アーティスト、オーケストラが全員が
始めて、一同に会してリハーサルをするのだ。

これを、業界ではゲネプロといいます。

ゲネプロは、本番と同じように進行しながら
アーティストやミュージシャンの舞台への
出入りのタイミングや、立ち位置
その時の照明や、後ろのスクリーンの状態
マイクを置き場所、などなど
いろいろなことを確認していくので
1回通すだけで、まる一日かかるので
本番よりも過酷な一日といえる。

特に live imageのスタッフは、業界でもぴか一の強者ぞろいだ。
アーティストが交代していくときに舞台上で、セットを変えるのを転換というのだが
このスピードがすごい!
F1のピットのタイヤ交換の早業のようだ。

そんなところも、注意して観てみるというのも
新しい楽しみ方で、おもしろいかも。

そして、今回は映像がすごい!
15周年ということで、豪華なスクリーンが、、、、

ネタばれになるので、初日が終わるまでは、ここまでということで。

とにかく 祝 ライブイマージュ15周年ツアー 
初日おめでとうございます!!



そして、今回は
わたくしのニューアルバム「HAKETA TAKEFUMI」
川口リリアホール、初日からロビーでガンガン売ります。
ご来場のみなさま、1人1枚とは申しません。
1家に1枚ご購入ください。

アルバムのプロモーションビデオ(ご購入前にどうぞ)
地球に乾杯 PV


ライブイマージュのエピソード、書いていきます。
どうぞよろしく。




今回のアルバムが出来たきっかけは?

以前からのシリーズPresents は、
最新のドラマや映画や、ドキュメンタリーのために書いた作品の中からの
コンピレーション
いわば、作曲家としての作品集。

で、今回の「HAKETA TAKEFUMI 」は
ピアニストとしてのアーティストデビューなので
メジャーレーベルだし、プロモーションとか取材とかもあって
裏方稼業が多かった僕としては
ちょっと戸惑いながらも、楽しく新人として頑張っているわけです。

ソロ活動はなかなか大変なものです。

ピアノの腕にそれほど自信があったわけじゃないし
ピアニストアルバムは、ほんとに考えたことはなかったような気がする。

それが、
昨年から、思うところあって自分のライブ
image la plume を始めたところ
ほぼ時を同じくして、
葉加瀬太郎氏から、ある日
「ソロアルバムを出す気ない?」と、突然のお話!

湘南へむかう車中の出来事でした。

僕としては、プランはなにも持っていなかったのだが
彼(以下太郎くん)が、誘ってくれたんだし
よしやってみよっ と思ったわけです。

そんなわけで
太郎くんの主催するレーベル
ハッツから、デビューすることになったわけです。


人生なにが起こるかわからないものですが、
思ってもみない、いいアルバムができたので、自分でも喜んでます。


出来上がったアルバムを聴いていると
「ピアノって、いいなあ」っていう、
ピアノを始めたころの気持ちが蘇ってきて、
新鮮な気持ちになります。
「音楽って、いいんだなあ」って気持ちも蘇ります。

そんな気持ちになりたい人に
ぜひ聴いてほしい!
あるいは、空気清浄機みたいに常時流しておいてください。
癒されます!


僕の人生、わりと直感とセレンディピティで
なりたっているので、
今年は、また面白いことが始りました。


明日から、アルバムの内容、語ります。

ハッツオンラインショップ
HMV
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今日4/15日、ハッツより
「HAKETA TAKEFUMI 」発売!

この度ピアニストとして、ソロCDデビューいたしました
 はけた たけふみ  でございます。
ピアニストとしては、新人ですが
どうぞよろしくお願いいたします。


と、改めてのご挨拶ですが、
思い起こせば、AFRIKA でメジャーデビューして
約30年、
まあ沢山のレコードやCDやDVDを出してきけれど

ピアニストとしてソロアルバムを
出すとは、夢にも思わなかった。

今回、貴重なチャンスを頂いて

バンドでデビューした頃の
やった~!CD出た~、みんな聴いてくださ~い!
っていう気持ちがよみがえってきたりして
とっても、嬉しいです。

ピアノの音っていいねぇ、音楽が家のなかで流れてるって
いいねって、アルバムです。

是非、聴いてください。

明日から、アルバムのこと書いていくので
お楽しみに~。







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明日4月15日に、ハッツより、ピアニスト名義としては
初めてのアルバムがでる。

それに合わせて、昨年から準備していた
自分のホームページを、リニューアルオープンしました。


ホームページとか、Facebookとか、
このブログもそうだけど、ネット系は
更新を、怠ってしまうと
なんか、あの人は今何処にって感じになってしまうので
注意が必要だ。

何年も前の仕事が
最新情報として上げっているのは
なんとも悲しいものだ。


てなわけで、スタッフに
膨大なかずが溜まっていた
仕事の軌跡を、余すところなく入力して頂いて
アルバム発売までになんとか公開と、あいなったわけです。

まずは、祝リニューアルオープン!

羽毛田丈史 オフィシャルサイト