佐藤の管理能力は、差し詰め、お局様レベルの陰湿さが特徴だ。

管理能力などない。佐藤の管理は、能力のない局の管理と同じだ。誰かを管理している気になっているのは自分だけ。

国内最高峰の大学を卒業し、企業派遣で米国の有名大学院を出ていても、人間が悪いと、人はこうまで浅はかに下らなく見えるものなのか・・

 

以前の勤務先で、派遣同志の確執があった時も、4年自分の下に置いた派遣に喫煙室であった時に

 

「君は△△さんよりも先輩なんだから、△△さんが昨日遅れてランチから戻って来たことを注意して欲しい。」

 

「△△さんは立場を弁えずに君のことを申し出ているんだよね。君を蹴落として自分が主導権でも握りたいんだろう。君が主導権を握っていれば、申し出てはこないだろう。」

 

と相手を急き立て、申し出た派遣を休憩室に呼び出させるように仕向け、注意をさせていた。佐藤は申し出たスタッフを更にあおって、喧嘩でもさせてやりたいと意図していたのだ。あおられた方は、ますます相手を蹴落としにかかるだろう。皆の前でそれこそ大声で喧嘩でもすれば見ものだ。笑いものだ。台の大人がそんな言動を会社でとっている。

ダメな派遣社員はどちらなのか。

それを皆の前でみせてやっても良い。そんな生意気な有期雇用のスタッフだ。ずっと自分の下に居てもらう必要もない。

 

申し出たほうのスタッフは、既に佐藤の腹黒さに気が付いていた。

佐藤とその喫煙者のスタッフが、何度も一緒に喫煙室から出てきて、話していたのを見ていたからだ。

自分のことを話していたに違いない。そう確信していた。

辞めることだ・・ここは価値がない。

 

彼女も浩美と同じように海外の大学を卒業し、能力のあるスタッフであった。

佐藤は優秀なスタッフを使うことができない。自分がそういう器ではないのだから、そうできる能力がない。

 

管理者が状況をきちんと良くすれば、下の者も働きやすくなるのだ。状況がおかしいから、担当レベルで張り合うようになってしまうのだ。申し出たほうは、相手のスタッフを心底憎んでいたわけではないし、本当に蹴落とそうとしていた訳ではない。状況の改善が欲しかっただけなのだ。それを佐藤は相手同志の張り合いに結び付けて、白黒をつける。担当同志を更に仲たがいさせる。派遣スタッフ同志で上下関係を作り、どちらかを自分の配下に置く。自分が言いづらいことを特定の派遣スタッフに言わせるためだ。

いじめと言う名の管理。

 

中国で揉まれるが良い。言葉の通じない国で、地団太を踏めば良いのだ。