山口さんは、普段から幅広くたくさんの舞台を観ている、とても研究熱心なかたと伺っていました。
実際、私の落語会にまで来てくださったことがあるんです。幅広すぎ!
そんなご縁もあって、ご一緒できるのを楽しみにしていたんです。
正太郎は、過去に傷を持つ料理人という複雑な役。
山口さんは、たった一日だけの出演にもかかわらず、東京でのお稽古にも毎日のように参加して、この日に備えていらっしゃいました。
B作さんの正太郎も、山口さんの正太郎も、それぞれに魅力ある人物になっている…。
あらためて「演じる」っていうのは、奥が深いんだなぁと思います。
稽古場でもレポートしたとおり、私が演じるお袖とは、結婚の約束をした直後っていう場面でご一緒するんです。
なんだか一日だけ別の恋人と浮気をしちゃってるような、そんなドキドキの昼夜公演でした。
終演後はキャストみんなで山口さんをお出迎え。
山口さんの「初日」と「楽日」をいっぺんにお祝いしたのでした。
山口さん、おつかれさまでした!
春風亭ぴっかり☆(しゅんぷうてい・ぴっかり)
5月13日生、東京都出身。落語家。TNC「噺家が闇夜にコソコソ」(月曜深夜24:10~)レギュラー、BS日テレ「笑点 特大号」(水曜よる21:00~)若手大喜利コーナー出演中 。
博多座「コロッケ薫風喜劇公演」にて女優として初舞台を踏む。