もっぱらテレビを見ているときの話ですが、芸能人や識者と言われるコメンテーターが、食べているモノに対して発言(いわゆる食レポ)する時に、「ボリューミー」という言葉を使います。結構な頻度で耳にします。数年前からこの言葉に引っかかっておりましたが、最近、ますます違和感がつのってきました。
大きいことや沢山あることを言いたいのなら「ボリュームたっぷり」でよくないですか?だいたい、英語圏の会話で「volumy」なんて単語を使うのでしょうか?そもそも「vomumy」なんて単語は存在するのでしょうか?
というわけで最近親しくなったChatGPTさんに聞いてみました。結論は、そんな英語はない。
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簡単にまとめると次のようです。
日本の食レポで多用される「ボリューミー」は、
- 英語本来の用法からは外れており
- 日本語としても必然性は低く
- 「ボリュームたっぷり」で十分(かつ正確)です。
以下、整理しますと、
(1) 英語圏で「volumy / volumey」は使われるのか
ほぼ使われない。
volumeから派生した形容詞としては voluminousが存在するが、日常会話・食事描写では極めて不自然。
英語での voluminous の典型的用法は、
voluminous hair(ボリュームのある髪)
voluminous skirt(布量の多いスカート)
voluminous report(分量の多い報告書)
つまり、「物理的な量・嵩・ページ数」などを客観的に述べる語であり、食事の感想として使う語ではない。英語圏で「量が多い料理」を言うなら、
big portion
filling
hearty
generous portion
が普通です。
(2) 日本語「ボリューミー」は和製英語です。
現在の日本語の「ボリューミー」は、英語の volume を語感だけ借用し、「量が多くて満足感がある」、「見た目が豪快」といった情緒的・印象的表現として誰かが使いはじめ、日本で独自進化した典型的な和製英語です。
したがって、「英語圏で使うか?」という問いに対しては「使わない。通じない可能性が高い」が正確な答えです。
(3)「ボリュームたっぷり」でよくないか?
意味の正確さでは圧倒的にこちらが上です。
さらに解析すると、
ボリューミー 曖昧・雰囲気重視・若者言葉・メディア用語
ボリュームたっぷり 意味明確・日本語として自然・誤解がない
であり、特に食レポという「情報伝達」が本来の目的の場面では、
量が多いのか
満腹感があるのか
見た目が豪華なのか
が分からない「ボリューミー」という言葉は、実は情報量が少ない表現です。
(4) なぜ芸能人・コメンテーターは多用するのか
理由は以下のように実務的なものです。
便利な曖昧語
具体性を避けられる
否定的評価を含みにくい
「多すぎる」と言わずに済む
業界内での同調圧力
皆が使うから使う
若年層向け語感
軽く、勢いがある(感じがする)
つまり、言語的合理性ではなく、テレビ的・商業的合理性、によって選ばれている語です。
(5)評価
「ボリューミー」は英語として不自然
日本語としても情報量が少ない
食レポでは「ボリュームたっぷり」「量が多い」「食べ応えがある」の方が誠実で明確
率直に言えば、「ボリューミー」は中身の薄い万能形容詞になってしまっています。
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と、ここまでがChatGPTさんの解説です。自分が感じていた違和感に同意してもらって満足しました。
ボリューミーは、吉本芸人などは使っているのを見たことがありません。話芸を仕事にする方々は言葉に対する語感が正確なのかでしょうか。ボリューミーを使っているのはどちらかというと東京のガヤ芸人や、STARTO 関係の若くてチャラい歌手、芸能人が多い気がします。
業界内での同調圧力、皆が使うから使う、という理由付けがありましたが、気持ち悪いのでそろそろ使うのをやめていただけないか、と思います。
「ボリュームたっぷり」でいいじゃないですか。知らんけど。





