聞いたことある。ヒノキの成分なんでしょ。

 

いや、台湾ヒノキから発見された成分だが、日本のヒノキには含まれていない。

 

台湾ヒノキ Author:peellden[CC BY-SA]

 

へえ? ヒノキ風呂のあの香りがそうだと思ってたけど。

 

ヒノキチオールが含まれてるのは、日本のヒノキではなくて「青森ヒバ」だ。
『青森ヒバ』から抽出される精油の中には40種類あまりの成分があり、その中の<ヒノキチオール>と<β一ドラブリン>には、非常に強力な抗菌作用があります。この2種類の成分をもつ木は世界でもまれで、日本では『青森ヒバ』だけです。」
(わいどの木)

 

非常に強力な抗菌作用! 「青森ヒバ」だけ! 

 

なんと、ちょっぴりの量で抗菌作用があるそうだ。
しかも、人間や動物に対して毒性はないときた。

 

たしか、ヒノキチオールには催奇形性があると聞いたような・・・。

 

あれは、体重50kgの人間にヒノキチオールを9.5kg投与した時の話だ。

 

9.5kg・・・・・その量はありえないね。

 

で、おれが注目したのは、ヒバ油の防虫効果だ。
ヒバ油の防虫効果は蚊、コバエ、シロアリ、ダニ、ゴキブリなどの虫も防ぐ効果があります。網戸や窓、玄関などの虫が侵入してくる場所にスプレーすると侵入を防ぐことができます。」(いぬの学校)

 

そうだ、ノミダニがターゲットだったね。
くろちゃんのことだから、即、試したみたの?

 

もちろん!
洗面器いっぱいの水に、ヒバ油を2〜3滴たらす。
それをスプレーボトルに入れて、シュッシュさ。

 

 

簡単そうだね。

 

ヒバ油は油だから水に浮いて、溶けこむことはないが、気にせずシュッシュした。
まずは因縁の畳。シュッシュしたら扇風機を当てておく。
寝具は、シュッシュして布団干しにかける。

 

大元のお方には?

 

もちろん、くろまるには特に念入りにやった。
まずブラシをかけて、さっきのヒバ油水をたっぷり含んだタオルで全身をふく。
気持よすぎてあいつ、恍惚状態だった
ぞ。

 

いやがらないんだ。

 

きっと抗菌作用だけじゃなくて、精神安定効果もあるんだろうな。
それに、あいつは臭わねえけど、ワンちゃんには消臭効果も期待される。


 

細胞膜をよわよわにするファ○リーズ

 

まるでファ○リーズだね。

 

Wikimedia[CC BY-SA]

 

バカを言っちゃあいけねえ!
おめえはファ○リーズの正体を知らねえな。
あれに入ってる、特定除菌成分「Quat(クウォット)」を知らねえな。

 

Quat(クウォット)?

 

第4級アンモニウム塩、英語ではquaternary ammonium compounds。
第4級アンモニウムは、毒性が強い『陽イオン系』の界面活性剤でもある。」(DIAMOND Online)

 

毒性が強い?

 

つまり界面活性剤ということは、油を溶かす。

 

ぼくたちの細胞膜は油でできてるから、細胞膜がよわよわになるんだよね。

 

蚊や細菌だけじゃなくて、おれたちもよわよわにされるってことだ。
除菌除菌の現在、あらゆる場所で使用されているが、とくに外食は要注意だ。

 

レストランやコンビニ弁当は除菌が重要だから、たくさん使われてるよね。

 

 

Quat(クウォット)に触れると、皮膚のアレルギーやアトピー性皮膚炎になる。
吸い込むと、肝臓がやられる。
さらに生殖器系に親和性があるのか、精子が減少して不妊症になったり、
発がん性や催奇形性もある
そうだ。
(あっと驚くオゾン水)

 

こっわあ〜〜。


 

安全で気持ちいい自然のヒバ油

 

そいつに比べると、ヒバ油。
安全で自然の虫除け、カビ除け、臭い消し
だぞ。

 

こっちの方がいい。

 

洗面器いっぱい作った、ヒバ油水。
ノミダニ対策をした後も、たっぷり残ってるから拭き掃除に使ってみた。
そしたら、ピアノは光る、金属は光る、革は光る。
おまけにくろまるも黒光り。

 

だって、こう書いてあるよ。
ヒバ油は毛艶や養毛効果があります。ヒバ油を頭皮にかけて、しっかり浸透するようにマッサージをします。ヒバ油が頭皮の乾燥を防ぎ、髪に艶を出します。他にも発毛効果があるため薄毛予防もあります。」(いぬの学校)

 

 

すげえな、毛生え薬にもなるんか?

 

安全で、気持よくて。
しかも、森林浴してるようなアロマの香り。

 

ノミダニからの開放感。
さらにヒバ油のいい香りに包まれて。

 

・・・・・昼寝したくなってきた。

 

 

ぴょんぴょん


 

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声