はかせたろう 健康ブログ

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はり師・きゅう師によるブログです。
鍼灸だけでなく、体の仕組みや食事や運動について書いていきます。食事の質問を受けることが多いこともあって、食事関連寄りの記事ではあります。
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タイトル通り番外編です。いいお酒を頂きました。

名前は五加皮酒(ごかひしゅ,うーかぴーちゅ)。

頂いたものそのものの名前は【玉鶴 陳年 双鹿五加皮酒】。



学名は Eleutherococcus senticosus。
 

『五加』「ウコギ」のことを指しており、『五加皮』「ウコギの根や皮」のことを指します。酒に浸すのが良いとされます。


北五加皮と南五加皮がありますが、毒性の問題もあり、普段用いられるのは南五加皮です。南五加皮にはウコギ科のウコギマンシュウウコギエゾウコギが用いられるそうです。


性味は 辛・苦

帰経(どこに影響するのか)は 

となります。


効能は

 ① 去風湿 (←風湿痺)
 ② 補肝腎 (←肝腎不足)
 ③ 利水消腫 (←浮腫.下腿のむくみ,尿量減少)
となります。
 ①は五加皮散や五加皮丸で、③は五皮飲で、②で五加皮酒として用いられます。なお、「散」は粉状にしたもの,「丸」は丸薬状にしたもの,「飲」は煎じたものを指します。

とは言え、国内をはじめ市販されているものはウコギ以外に様々な漢方薬・生薬が含まれている様子です。長期間中国に行ったことのある方は結構飲まれていたお酒のようです。ちなみにちょっと濃厚で甘めのあじでしたよ照れ


参考:中医臨床のための中薬学【医歯薬出版社】

間が空いてしまいましたが、今回は「抗糖化生活への道!」です。

 

前回までの話の中で、急激な血糖値の上昇はNGという話がありました。

 

体内で用いない糖分は肝臓や筋肉でグリコーゲンとして蓄えられますが、上限を超えると脂肪へと変換され蓄えられてしまいます…。

また、使用しない糖分が多い=血糖値が高い期間が長い=糖化が起こりやすいということになります。

 

 

原則として、体内で消費&貯蔵に必要以上に糖分を吸収しないことが最も重要となります。また、急激な血糖値の上昇はAGEsが生成されやすくなる上、インスリンの過剰分泌の引き金となり、脂肪が蓄積しやすくなります。

※AGEsは調理方法によっても変化するようですが、詳細は不明です…

 

そのため血糖値を緩やかに上げるためにも、べジファーストの食事順(野菜⇒肉・魚⇒ご飯)が良いです。

同じ理由で、早食いも避けるのが得策です。

また、同じだけの炭水化物(糖質)を含む場合でも、血糖値の上がり方(吸収率)を示す指標となるGI値が低いものを選ぶことが望ましいです。


抗糖化作用を持つ成分は現在様々な研究が行われていますが、
同志社大学生命医科学部・アンチエイジングリサーチセンター教授の米井 嘉一氏は以下のような食品が抗糖化作用を持つ成分を含む食品であると挙げています。



なかなかエビデンスのとりにくいジャンルではありますが、上記をまとめると…

・必要以上に糖分を摂らない

・ベジファーストで食事を摂る

・早食いしない

・なるべくGI値の低い食品を選ぶ

・抗糖化成分を含む食品を摂る
となります。

 

もちろん、体内の糖質の消費量を増やすために運動することはセットになってくると思います。また、あまり神経質になりすぎるのもよくありませんので、(加減は難しいですが)適度に気にするのがいいかと思います照れ

 

※主な参考資料:「栄養学の○と×」「生理学テキスト」「標準生理学」「トートラ人体の構造と機能」「新版 健康食品学」「保健機能食品学」「日本人の食事摂取基準(2015年版・2020年版)」「日本食品標準成分表(2015年版)」

食生活において特定の保健の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品…として特定保健用食品(トクホ)があります。

 

また別の記事に詳細は書くとして、トクホもその根拠によっていくつかの分類に分かれます。その中に「血糖値が気になる方へ」と表示のあるものがあります。

 

そもそも血糖値とは何なのか?

 

血糖値とは文字通り、血液中の糖分を指すのですが、正確にはあらゆる糖分ではなく、単糖類であるグルコースの値を示しています。

このグルコースとは吸収するときの形態でもあり、体内で使用されるときの形態でもあります。

 

 

血糖値が高まる…とは血液中のグルコースの値が高まるというコトです。このグルコースを細胞内へ誘導するホルモンがインスリンとなります。

インスリンは「体内で唯一の血糖値を下げるホルモン」として有名ですが、これはインスリンが細胞内へグルコースを誘導するため、結果として血糖値が下がるわけです。

 

 

ただ、実際には糖質だけでなく、たんぱく質や脂肪の合成にも関わる作用を持ちます。実はこの作用がスポーツ分野における栄養摂取に重要な意味を持つのですが、それまた別の記事で。

 

 

これはAGE牧田クリニックの牧田善二医師の著書にある図ですが、同量で異なるスピードで糖質を摂った際の血糖値・インスリンの値を比べた図です。

こちらのデータですと、最終的な血糖値やインスリン分泌量に差は無いのですが、速く摂取すると血糖値スパイクが生じ、インスリン分泌量も高くなってしまいます。

 

血糖値が高いと、その分糖化反応が起こりやすくなります

またインスリン分泌量が多いと、過剰に摂取した糖質が脂肪化が促されることにもなります…

 

 

 

急激に血糖値があがると、その分血糖値は急激に下がります

血糖値が下がると空腹感や疲労感を感じやすくなったりするわけです。。。

そのため、同じ食品でも糖質量だけでなく血糖値の上がりやすさが重要となるわけです。そのためGI(グリセミック・インデックス)という指標も参考にされるわけですね(『血糖値とインスリンと空腹感とGIとGLと』参照)。

 

まだまだ研究途中の分野ですし、医薬品でもありませんので、トクホのCMでは「急激な血糖値の上昇を抑える」のような表記でとどまるわけですね。

 

同じ食べ物でも、一気に食べたり飲んだりするのは血糖値が上がりやすくなるので注意が必要ですね照れ

 

次回はどのようにして抗糖化についてです。

 

※主な参考資料:「栄養学の○と×」「生理学テキスト」「標準生理学」「トートラ人体の構造と機能」「新版 健康食品学」「保健機能食品学」「日本人の食事摂取基準(2015年版・2020年版)」「医者が教える食事術(著:牧田善二)」