今日の(狂)歌★廿五日目☆便々館湖鯉鮒
新宿区指定史跡
便々館湖鯉鮒歌碑(
1西新宿・常圓寺)の狂歌は
「三度たく こめさへこは(わ)し やわらかし おもうままには ならぬよの中」
そう
昨年まで、オイラのプロフに貼り付けてあったヤツ
今は電気釜だから、ンな事はねぇだろうけどさ…昔はねヘッツイ(竈)で炊いたでしょ!
ヘッツイもわかんねぇし竈(かまど)も読めね
なんてナシね
朝の飯炊き(江戸の庶民は主に飯炊きは朝、京阪は昼に炊く

)でさえ硬かったり柔らかかったりするんだから世の中は自分の思うようにはならないのが常だよ!ってな意味なんだけどね
。便々館が洒落てるでしょ
しかも神楽坂近くの新宿区袋町にある湖鯉鮒さん(旗本・大久保正武)の墓碑(
2やはり新宿区指定史跡)には琵琶の絵柄が
ほら音色がベンベンだから。筆を執った大田南畝先生の狂歌師名・四方赤良は江戸味噌「四方のあか」からきてるんだ
洒落倒してるでしょ。江戸人は洒落好きなんだよな。最も洒落とは云わず地口ってんだけどね
この言葉あそびが実は後世の江戸落語に繋がるんだよ

おいらのメインハンネ「土師柿丸(はじのかきまる)」も「花おんち」のおいらが、ある時、椿を「薔薇だ!」とやって大恥をかいた
時につけたんだよ。それも浅草三社さまの祭神のお一人の名前をもじってね

そして我が心の師・四方赤良(蜀山人・大田南畝)先生(
3)は文京区の同じく指定史跡となって菩提寺の白山本念寺に眠っている。

