はじめのいっぽんの新しき物語

はじめのいっぽんの新しき物語

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「悪意」
著者・東野 圭吾 氏

人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。
第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。
犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、
逮捕された犯人が決して語らない動機とは。
人はなぜ、人を殺すのか。
超一流のフー&ホワイダニットによって
ミステリの本質を深く掘り下げた東野文学の最高峰。



事件の章 野々口修による手記 
疑惑の章 加賀恭一郎の記録 
解決の章 野々口修による手記 
追求の章 加賀恭一郎の独白
告白の章 野々口修による手記
過去の章 その一 加賀恭一郎の記憶
過去の章 その二 彼等を知る者たちの話
過去の章 その三 加賀恭一郎の回想
真実の章 加賀恭一郎による解明

解説 桐野夏生


加賀恭一郎シリーズの4作品目が本作であると思う多分。
だいぶ面白くなってきた。
それで今回はじめて見たのだが、この作品は2001年に初刷である。
そしておそらく過去の作品として、卒業、眠りの森、
どちらかが彼女を殺した、悪意、「私が彼を殺した」とある・苦笑
ちなみにこの本は、2008年に28刷となっている。

そうなんです。
次の私が読むであろう小説が「私が彼を殺した」になるはずである。
これは図書館次第なので予約はしたけれど、何とも言えない。


本小説は、流石に今や売れっ子になっている東野圭吾だなという感じです。
加賀恭一郎シリーズは、最初こそは通常の小説でしたが、
前作あたりから加賀恭一郎という凄腕の刑事を使った
新設定などを試しているとしか思えない。

これは上記の◎◎の章でも、わかるように野々口修という人物が主要な登場人物です。
というか犯人です。
そして自分の動機をひた隠しにしています。

ついに途中では、とうとう加賀をもってしても、
野々口修は、日高邦彦のゴーストライターとして、
使われる。
そして日高の昔の妻との不倫関係すら暴かれる・・・という
殺されても文句は言えないな・・・と私もですら思った。

それが作者と野々口の罠でした。
まぁ、まだ読んでいないという人の為にも、これ以上は書かないようにしましょう。
決して疲れてきたからでは、ありません・笑

だけど、次の作品はまた謎かけ問題なんだよなぁ?
しかも前作よりもレベルが上がっているらしいです。
読むけれど、憂鬱だ・・・苦笑

ちなみに解説者の桐野夏生を調べたら、すぐにヒットした。
なんと女性でした。
私は観なかったけれど、こないだまでNHKでやっていた
「燕は戻ってこない」の原作者っぽい。

それで思い出したんだけど、私が調べたかったのは銀色夏生である。
中学生の頃、売れてた人である。
同級生の女子がハマッていた記憶がある・苦笑