五感を磨く
「いくらココロのもちようだといっても、毎日が淡々と過ぎていくし、なかなかいいことなんて起こらない」
そんな人は、まずその考え方から変えなくては!
大体、そういうことを平気で口にする人ほど、季節の移り変わりに鈍感だったりするものです。
季節が変わるって、4種類のポスターを張り替えるようなことではないんです。気温はもちろん、草木も変化するし、咲く花だって違う。
日本人は、ともすれば桜ばかりが早く散ると思い込んでいる節がありますが、ごく短い期間しか咲かない花って、意外に多いんですよ。
「散歩しろ」といってるわけではないんです。朝晩道を歩くとき、道端の草花に目をやってください。
忙しい女性ほど、花屋さんの前を通ってもただ通り過ぎるだけで、どんな花があるのかもわからない生活をしていたりするものです。
そういう人は、一輪でもいいから花を買って生ける習慣を。
花瓶なんかなくても大丈夫。ガーベラ1本でも短く切って、きれいなグラスに生けるだけでいいんです。
花の色や香りが部屋や玄関にあるだけで、自分も幸せな気持ちになれるし、そういう女性の細やかな面に、男はグッときたりするんですから。
こんなふうに周りを見渡せば、美しさのために普段からできることって、実はいっぱいあるんです。
そしてそれは、自分の五感を磨くということにもつながっていく。
五感磨きの出発は、ベッドカバーや枕カバー、シーツなどの寝具を統一感あるものに揃えるとか、トイレのマットとカバーをセットで使うとか、そんな当たり前のことからでいいんです。
勝負のデートのとき、女性は上下揃いの「勝負下着」を身につけるでしょ? それと同じ。小さなことでも気持ちのいいこと、自分の自信につながることが、心を潤わせてくれるんです。