はじめまして。創と申します。発症後0歳9か月の1型ベイビーです。
先日、大阪大学の坂口教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されましたね。
「制御性T細胞」という細胞の働きが自己免疫と関係していて、研究が進めば自己免疫疾患を防げるかもしれない(みたいな?医学に詳しくないので定かではないですが)という内容のニュース記事を読みました。
大学に向かう朝の電車の中で、なんとも不思議なうれしさがこみあがってきました。
自分が1型糖尿病を発症した直後は、YouTubeなどで見た個人やテレビ局から発信された動画に勇気づけられました。
なにも分からず不安になっている僕に、知識を与えてくれたあの人や勇気をくれた子供たち。
当たり前のことのように、それでいて懸命に、1型患者として日々を生きる姿に希望を見つけました。
そしてまた、先日の新たな発見に、勇気と希望をいただいたわけです。
僕や僕の家族がしたような思いを経験する人がいなくなるかもしれない。そんなうれしさだったのかもしれません。
もし発症していなければ、こんな気持ちを抱くことはできなかったでしょう。
まだ見ぬだれかに思いを馳せる幸せを確かに感じました。
僕がもらった希望を、だれかと分け合いたい!
そんな気持ちが止められなくなり、こうして慣れない書き物を始めてみました。
僕はまだ1型として生まれてばかりで、不安なことや分からないことだらけです。
それでもきっと、もっと不安な人もいるはずです。
なので、1型の先輩や新しい仲間たちと、一緒に希望を届けられたらなと思います。
これからどうぞよろしくお願いします。
ということで、書きたい衝動だけで始めてしまった第1回でした。
これから先はひとまず自己紹介と、発症当時の思い出を書いてみようかなと思いますので、ぜひのぞきにきてください。