演目は以下のとおりでした。
指揮:エリアフ・インバル
ピアノ:児玉桃
モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番 ハ長調「リュッツォウ」
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
モーツァルトのピアノ協奏曲は初めて耳にする曲でしたが、親しみやすかったと思います。
モーツァルトが苦手な自分でも平気でした。
それで肝心のブルックナーなんですが、良くも悪くもインバル節が炸裂。
とにかく過去最速ではないかと思うくらい、速いテンポでした。しかも曲間もほとんど取らない。
第1楽章は少し金管がうるさく聴こえ、最後の部分はよかったのですが、第2楽章は個人的にはもっとしみじみと歌って欲しいと思いました。いくら何でも早すぎる。
一方、後半の楽章は聴いてて心地よく、第3楽章はこの高速テンポでメリハリがあってよかった。
もっともよかったのは最終楽章。途中で一気にテンポを落として、たっぷり歌わせたり、彼のブルックナーの5番を思わせるものがありました。
コーダはやはり速いテンポに戻って締めくくる。
会場からは万雷の拍手とブラボーの嵐。その一方で2割くらいは足早に去っていきました。
コアなブルックナーファンからは敬遠される演奏でしょう。
でも、これだけ指揮者に自信に満ち溢れた、己を貫き通す演奏もなかなかないな、と思いました。
今回は前回のストラヴィンスキーとは異なり、一般参賀もあり。
いよいよインバルも崇拝されるようになってきたかな、と感じました。
次回は辻井さんとのショパンとタコ10。
自分の最大の目的はタコ10なんですが、なんとかEx席をゲット。
たぶん辻井さんが目的の人が多いと思うので、後半はだいぶ人がはけるでしょう。
あのすごいタコ5と12の後、どんな演奏をしてくれるのか、非常に楽しみです。