歯の痛みが心筋梗塞の前兆のこともある

皆さんの中にはあまりにも歯が痛くて頭まで痛くなる、とか、夏の暑い日、冷たいアイスクリームを食べて頭がキーンと痛くなったりしたことがある人もいるでしょう。

この時の頭の痛みは歯から来ているのであって、頭が痛いからといって頭からきているわけではないですね。

歯の痛みも大方は痛い歯から来ていますが、まれには歯から来ているのではなく

心筋梗塞の前兆の時もあるので注意が必要です。

痛みの原因がその場所とは離れたところの場合があり、その時の痛みを関連痛といいます。

狭心症や急性心筋梗塞の初期に左肩、左上腕、左小指、頸部、下顎、歯、心窩部に放散痛が生じることがあります。

その時の痛みの部位は明確ではなく、痛い場所を押しても痛みが増すことはないのが特徴です。

頭、顔、顎への関連痛は虚血性心疾患患者の38%にみられたとの報告があり、そのうちの15%の患者さんには胸部の症状がみられなかった、とのことです。

肩こりや歯の痛みといえども心臓からきていることもあるので決して侮れないですね。

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