2013年2月 渋谷・新宿近郊に、hair salon『 Loufreasy ( ラフリジー ) 』新規オープンを目指して開業準備をしながら、渋谷でフリーランスの美容師としてサロンワークをしている 戸澤陸太郎(トザワリクタロウ)が美容室を出店できるようになるまでの道のりと
その中で学んだこと、考えたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っている『美容室・Loufreasy(ラフリジー)新規OPENまでの道のり』
先日、美容室開業の融資を受けるために、日本政策金融公庫が主催する『創業支援セミナー』にいってきました
美容室に関わらず、何か事業を始めるためには創業資金が必要です
今まで自分で貯蓄してきた貯金でその全てを賄える人は、もちろんそれでいいのですが
ノーマネー、ノーマナー、ノーフューチャー
そんなぼくのような人間は、お金を借りる
いわゆる『融資を受ける』ことが必要なのです
『融資』というと、皆さんが一番に思い浮かべるのは『銀行』ではないでしょうか!?
実際、ぼくも真っ先に銀行が思いついたのですが
現在のところ、一個人が新規で事業を始める場合に、銀行が直接融資をしてくれることは全くと言っていいほどないそうで
そういう場合は、個人事業者向けに国が融資をしている機関
『日本政策金融公庫』
に、融資の相談に行くことになります
今回参加した『創業支援セミナー』は
事業を興す創業者としての心構えや考え方
その際に提出しなければならない『事業計画書』という書類の作り方などを詳しく学ぶためのセミナーで
日本政策金融公庫が、不定期ではありますが、受講料無料で開催しています
会場に着いて席に座ると、自分のテーブルの上には…
必要書類の山、山、山、山、山、山、山、山、山崎邦正
失礼、最近『月亭方正』に改名しましたね
偶然久しぶりに観たガキの使いで、『とってもガタイがよくなった姿で振り返る』という彼の新ネタで、ひっさし振りに大爆笑させられたのは、今は全く関係のない話
そんな場違いなことばかりを考えながら一人ニヤニヤしているぼくを尻目にセミナー開始
最近の融資の状況や事業主としての心構え、『事業計画書』の書き方やポイントなどを、1時間30分ほどに渡って勉強させて頂きました
中でもぼくが一番参考になったのは、『事業計画書』の部分
そもそも事業計画書とは何かというと…
こんな感じのA4×2サイズの書面
これには、大きく分けて2つの内容を記載するのですが
左半分には
自分がその事業を通じて何がしたいのか
どんな想いでその事業を始めるのか
そして、その事業を始めるに当たっての自分の『強み』や『弱点』などの自己分析
などの “ 想い ” の部分
右半分には
具体的にどれくらいの自己資金があって
いくら借り入れをして
そのお金をどのように準備資金として使い
事業をどのように発展させて、どれくらいのペースで返済をしていくのか
など、具体的な “ お金 ” の部分
を、それぞれ記入していきます
ポイントは、まず左の “ 想い ” の部分は
自分の経歴などを書く際には、その事業を始めるに当たって『経験』に該当するであろう内容は、できるだけ細かく書いておいた方がよい
例えば、ぼくの場合であれば
ただ単に
『美容室○○にて○年間勤務』
と書くよりも
『美容室○○で、責任者として○年間勤務
日々の売り上げを管理することや、よりお客様に満足してして頂くための方法や、スタッフの方がより働きやすくなるような環境を作れるようにオーナーと一緒に考えたり、提案することを通して
美容室を運営するということをより具体的に、細かく学ばせて頂きました』
と書く方が、より審査して下さる方の心象もよくなりますよね!?
次に、競合他社と比べた際の自分の『強み』や『弱点』
ここでは、特に『弱点』の方をしっかりと書いて、それに対する対策までを記載しておくことが大切なのだそうです
講師の方いわく
事業を始めるときというのは、どうしても夢や希望ばかりが膨らんで(笑)、自分の長所や得意なところばかりをどんどんクローズアップしてしまいがちなので
たいていの人は、『長所』の方は書くスペースが足りないくらいにめいっぱい埋めてくるらしいのですが(笑)
客観的に見た自分のウィークポイントをまずはきちんと理解して
それに対する対策をきちんと立てられているかどうかというのも、審査の際の重要なポイントなんだそうです
そして
右の数字の部分
基本的に、日本政策金融公庫からゆ融資を受けられるのは、最大でも自己資金(今までの貯金などで自分が用意したお金)の倍額くらいまでなのだそうで
例えば
仮に、自分が事業を始めるに当たって900万のお金が必要で
自己資金が200万しかないので、700万の融資を受けたいと申請したとしても
融資を受けられるのは、最大でも200万の倍額・400万くらいなので
200万 + 400万 = 600万
足りませんね
なので
その場合は、自己資金を最低でも300万くらいは用意した上で、600万の融資を受けたいと申請した方がよいそうです
そして、開業後の売り上げ予測などの具体的な部分は、当然こちらも審査の対象になるので、希望的観測やなんとなくではなく、できるだけ詳しく記載した方がいいのは言うまでもありません
最後に
ぼくが一番印象に残ったのは、このセミナーの最後にされた、講師の方からの質問でした
『事業計画書を審査する上で、私達がより重視するのは
左側の『想い』の部分
右側の『お金』の部分
どちらだと思いますか!?』
皆さんは、どちらだと思いますか!?
正解は…
CMの後で(笑)
なんていうじょーだんは、ぼくの顔だけにしておいて(笑)
正解は、左側の『想い』の部分なんだそうです
どうです!? 皆さんの予想は当たってましたか!?
ぼくは
『絶っっっっっっっっ対右側っしょ!!!!!!!!!』
って心の中で叫んでいたので、正直めちゃくちゃ意外でした
講師の方がおっしゃるには
右側の『お金』の部分ももちろん大事なのですが、特に未来予想図などはどうなるか分からないことだし、不確定要素が多い
でも
左側の『想い』や『人となり』の部分は
今までその人が積み上げてきたものや、その事業に対するその人自身の姿勢や考え方など
ある意味変えることができないもの
だから
審査をする際には、変わる可能性がある右側よりも、変えることのできない左側を重視するのだそうです
…ということで
今回は、『融資』についてのお話でした
美容室Loufreasy
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まだまだ募集中です
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