宮崎県は18日、県内の70代女性がアオブダイの煮付けを食べ、
肝臓に含まれる有毒物質パリトキシンによる食中毒で死亡したと発表しました。

県によると、女性は16日午後6時ごろ、自宅でアオブダイを煮付けにして1人で食べたそうです。

午後9時ごろに体調が悪くなり、翌日17日午後8時ごろ病院に入院しなくなられたそうです。

宮崎県では「アオブダイは生息している海域によっては、パリトキシンを含んでいるおそれがあり、死亡する場合もあるので食べないでほしい」と注意を呼びかけています。

アオブダイとは、


出典:http://www.ryukyu-kijimuna.com/food/aobudai/

スズキ目のブダイ科の
仲間で身体が青色をしていて、
ひれがオレンジ色をしている近海魚です。

沖縄県では、よく食べられているお魚だそうですが、
内臓に有毒性がある魚なのですが、肉は安全なので食べてるそうです。

アオブダイは、肝に有毒物質が含まれているためなのですが、
もともと身体の中で毒を作りだすわけではありません。
餌となるスナギンチャクにはパリトキシンという猛毒があります。
それを捕食する為、その毒が肝臓に溜まるからなのです。

出典:http://www.ryukyu-kijimuna.com/food/aobudai/



北海道では絶対見ない魚なので、食べる機会はありませんが、
フグと一緒で調理の仕方を知っている人が料理しないと駄目ですね。


パリトキシンに解毒剤はなく、家庭でできる対処法はありません。
唇や手足にしびれを感じたら すぐに救急へ電話しましょう。