復興財源が、いつの間にか被災地ではなく
どこかのゆるキャラやイベント、
林道整備や公園整備などに使われている。

一向に被災地には届いて以内のにもかかわらず、
復興財源の確保とか言って、税金が上がり給与がカットされている・・・。

そんな中、被災者73世帯、264人が暮らす「東松島市小野駅前地区応急仮設住宅」で
ちょっとした口コミブームが起こっている

「おのくん」ブームだ。

「おのくん」はここに住む主婦10人が靴下に綿を詰めて作るキャラクター人形で
当然ながら、使う靴下によって表情も大きさも異なる。

自治会長の武田文子さん(62)が
「生活のためではなく、東松島市と小野仮設のことを知ってもらいたくて」と、
昨年4月から被災者らと作り始めたものだそうだ。

購入者は、里親さんとなって、Facebookなどで
「おのくん」の暮らしぶりを紹介することで、被災地とつながることができる。

1体の人形を仕上げるのに約3時間。
「おのくん」の里親になりたい人の注文書は山のようにある・・・。

「ここで生きている!国がやらないことは自分たちでやらなければ先に進めない。」

そんな思いや苛立ちさえも伝わってくる出来事である。