結局変わらない。

できる出来なだけじゃなくて、やるチャンスもなかった。

自分でチャンスを蹴ったような気もするけど、どちらにせよ挑戦すらできなかった。

 

人と話していて、初めて吐き気を覚えたし、早く終われと思った。

悪い人じゃなかった、むしろ、かなりいい人だった。

やさしい人だった。

誰が来ても、私はあの状況になったら同じ態度をとってしまうだろう。

 

逃げの言葉になるが、私は組みたいとは言わなかった。

レベルが違うのをわかったし、自分のペースで好きなことをやることで少しずつ楽しくなってきていた。

たまに、一緒にスタジオに入るのはいいが、合わせたいという気持ちは正直なかった。

 

向こうも、それなりのレベルでちゃんとやりたいと思っていたのが分かったから、

私を抜いてやればいいと思ったし、そう伝えたのに。

気が付いたら、また頭数に入れられて、レベルがついてこれないから一人増やす。

だったら、最初から入れてくれなくてよかった。

 

個人的に、必死だったし、やれないところをやるように取り組んだ。

だけど、できなかったし、本当に楽しくなかった。

テンポにしばられていて、束縛感もあった。

楽しくなかった。

 

本当に弾ける人のソロは気持ちよさそうだった。

あんな風に楽しそうに弾くことはたぶん今までなかった。

 

最悪の選択をする。

もう連絡を取るのはやめようと思う。

 

技術が追い付いていれば、うまくやれれば

こんな気持ちにも状況にもならなかった。

だけど、そこに至るまでの技術も努力もたりなかった。