お題:沢田家の双子執事





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とある街に大きな屋敷がある。表札は「沢田」。


この屋敷の主は、手広い事業を展開する「ボンゴレグループ」の創始者、沢田家康。


何年経っても若い姿のまま、今も現役で社の指揮を執っている“ハッスルじじい”だ。





この“じじい”には、目に入れても痛くないくらいに愛する孫がいた。続柄としては来孫に当たる。


今日も今日とて、孫と遊びたいじじいは孫の部屋に突撃をかます。


「よし来孫! モン○ンやるぞ!」


「やらねーよ」


こちらを見もせずにばっさり断られても気にしない。そんな事は日常茶飯事だからだ。


「モン○ンは嫌か! なら何のゲームをする!?」


「だから、やらねーって」


「むむぅ……」


年甲斐もなく拗ねる家康に、味方が現れた。この沢田家に仕える双子の少年の片割れだ。


「いえやすさまぁー! モン○ンやりましょモン○ン!!」


「おぉツナ! よしでは早速……」


「ツナ、仕事中」


仕度を始めようとした2人にかけられた声は双子のもう片方のものだ。呆れた顔で自分の主人と弟を見ている。


「えーーー」


家康とツナの声がハモる。


「えーじゃねぇよお前ら仕事しろよ」


「ほらツナ、坊ちゃまもそう仰ってんだから」


「あぅぅ……綱吉ぃ……だめぇ……?」


涙目になり、小首を傾げるツナ。弟に甘い性格の綱吉は絆されそうになってしまう。


「あ、いや……」


「つーなよーし、ほら負けんな」


「はっ、だ、駄目だ!」


「あぅ……」


何とか立て直し、再度念を押す。


「ほらツナ、仕事仕事!」


「むぅ」


頬っぺたを膨らませ渋々従う。


一方こちらは意地でもゲームがしたいらしい。


「仕事など、後に回すか他の者に頼めばいいではないか! 主人命れ……」


言いかけたところで、溺愛する孫からはペン、可愛いが堅物の執事からは本人の足が飛んで来た。


「主人を蹴っぽる執事があるか!」


「俺が執事でも蹴ってたよくそじじい」


「なっ……ら、来孫まで……」


孫にまで貶され、わかりやすくいじけて見せる。とても100歳を超えた人間には見えない。


「ったく……一生の恩さえ無かったらさっさと違う奴に仕えてるぞ俺は……」


「綱吉」


「え? あ」


「恩? このじーさんに?」


怪訝な顔をする孫に、家康は得意そうな顔で


「なに、よくある“孤児の双子を拾って召し抱えた”ってだけの話だ」


と説明した。


「そーいや俺、何で双子が来たのか詳しい話知らねぇ」


「来孫は知らなくていいことだ。さ、茶にでもしよう。執事やメイド達を全員呼んでこい」


「畏まりました」


双子の声と礼が綺麗に重なる。教育が行き届いている証だろう。


「……??」


ひとり取り残された孫はただ首を傾げるだけだった。





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1104字!いくら1000字以上をクリアとは言えひどすぐる笑





私は話を書きながら考えるタチなので、初めから設定考えて話書ける人尊敬します…(´∀`;)





誰か続き書いてください…笑








企画元はこちら→ツナツナwebアンソロ特設ページ










§追記§


書籍化の話が挙がってます→アンソロ質問ページ